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はじまりの日

2022年9月17日
会社の研修が終わり、電源を切っていたスマホを確認すると旦那さんからのLINEが。

「ぽんがおかしい」

「ぽんを病院に連れて行く」


高速を利用して約40分程で病院に到着。

そこには不安そうな表情の旦那さんと、呼吸の早いぽんちゃんがいました。そして一通り行った検査の結果待ちとの事。

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たぶん…心臓だと思った。何故なら前日の夜、少し変な咳をしていたからだ。

ぽんちゃん自身はパピーの頃から咳が出ていました。そしてそれはシニアになって気管虚脱にも。なので咳を自体には普通に出ていたことなのですが、このときの咳が今までとは違うもの…でした。

翌日は私も研修というとこ、翌々日には病院に頼んでいたフードを取りに行く予定もあったので、このときに先生に相談をしてみようと思っていたのだ。

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話は戻り、検査の結果待ちならばここから先は旦那さんに代わって私がぽんちゃんに付き添うことに。

そして順番になり診察室へ。そこで告げられたことは心臓弁膜症。

シニアのチワワちゃんに大変多い病気です。私も警戒をしていたけど、年1回のdogドッグをはじめ、最低でも年に3回以上は診察をしていました。その都度音が良いと言われ心臓弁膜症とは無縁になれるかも…とも思っていました。


結果を告げられ、今後の治療方法を相談して病室を出ようとしたその時…

体温低下

流涎

チアノーゼ


「入院させるのか?」

「このまま死ぬのなら家で死なせてあげたい」

パニックになった私は泣きながら先生に言ったのを覚えています。


ぽんちゃんはすぐにICUに運ばれました。

そして私も少ししてからぽんちゃんのいる酸素室に案内され目にしたものは「心不全」と記載された文字。

食事の欄には「おいしいもの」と。


そのとき

「ぽんちゃんは2度度家には帰れないかもしれない。」

そう、思った。

何故?こんなことに?!

車に戻った私は泣き叫ぶしかなかった。


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