【祝地方進出!】関西の広報PR活動を語る広報LT大会#18【めでたい】
こんにちは!PRLT運営のおそらです。
「京都のaeru gojoで #PRLT やりたい!」
その言葉を、和えるの髙橋すみれちゃんからいただいたのは、今年の始めのこと。そう、ついに2019年春、PRLTの念願の地方進出が叶いました!
本日はその模様をお届けいたします。
東京と京都のPRパーソンを aeru gojo で「和える」!
会場は、株式会社和えるさんの京都直営店である「aeru gojo」をお借りしました。「昔ながらの京町家の中で、現代の感性が和えられた暮らし」をテーマに設計された会場はこんな感じ。
関西初開催でしたが、予想以上のお申込みをいただきまして、会場は満席に!東京から飛び込んできたPRLTを、とにかく温かく迎えてくださったみなさまに心から感謝いたします。
番台LTという斬新なスタイルで、4名の関西PRパーソンに「てめぇのPR」を語っていただきました。(元ネタは昭和元禄落語心中です。めっちゃいい漫画です。)
ちなみにPRLT京都版のロゴも、おなじみCDOの大原呉穂さんに作成いただきました!
はんなり!
それでは4名のLTをご紹介いたします!
『広報がいなくてもまわる仕組みをつくろうと思った、広報のはなし』 株式会社i-plug、株式会社坂ノ途中 松田真弓
4人に1人が利用する就活サービス「OfferBox」を展開する i-Plugにて広報をされている松田さん。2018年から「坂ノ途中」に複業でジョインし、PRパーソンとしてパラレルキャリアに挑戦されています。
複業を始めるにあたり、今までの反省を洗い出した松田さん。i-Plugでは、「PR効果のある企画ができる人が限られている」という課題を感じており、会社全体でPR力をつけていくことを目標に、社内向けの勉強会を積極開催しています。
その結果、社内で「これはメディア向けの企画じゃないなあ」「これってそもそもどういう人をターゲットにした企画だっけ?」といった意見が交換されるようになり、半年経ったいま、「社員は全員広報」という目標への手応えを感じています。
自分の仕事がやりやすくなる、という意味でも、社内のPR理解を深めていく地道な取り組みはだいじ、ですね!
LTの詳細は資料をご覧ください〜
『京都観点から考える 東京・関西メディアの付き合い方と広報活動』オムロン株式会社 大西栄樹
京都に本社を構えるオムロンで企業広報されている大西さん。体温計で有名ですが、実は売上の8割以上は法人向け製品。実はtoB企業なのだということも伝えていくことも、ミッションのひとつとして担っていらっしゃいます。
大西さんからは、東京と関西の広報活動の違いについて、実体験を基にお話しいただきました。
東京の記者さんが「客観的に全国にバリューのある内容を」という意識で企業と向き合うのに対し、関西の記者さんは「東京とは違う観点で記事を書きたい」「全国版に載るスクープを書きたい」というモチベーションが高いそうです。「関係者との合意形成」という広報の根幹としての活動方針に異なるものはないものの、それぞれの地域のメディアさんニーズを踏まえた形で、コミュニケーションを取ることの重要性を教えていただきました。
※資料非公開
『マーケティング、広報。ところによりカオス』アールスリーインスティテュート どりぃ
大阪のIT企業である「アールスリーインスティテュート」のどりぃさんからは、コミュニティの広報活動への向き合い方をお話しいただきました。
自社が属するAWSのユーザーコミュニティ「JAWS」の広報活動もやられているどりぃさん。JAWSでの広報活動は「自分がやりたいことを自由に試す!」という方針を大切にされています。
コミュニティ活動は仕事ではないからこそ、お作法や常識に囚われすぎず、あらゆるやり方を実験していくことが重要、と熱く語るどりぃさん。
PRLTも仕事の場所ではないからこそ、いろんなPRにチャレンジしていきたい!そんな気持ちを改めて強くさせていただいたLTでした。
『広報とマーケの垣根を越えてみた』株式会社和える 髙橋すみれ
「日本の伝統文化を次世代につなぐ」をテーマに、ブランド展開を行う「和える」。2018年11月よりマーケター・PRとしてジョインされた髙橋さん。メディア露出が非常に盛んなのにも関わらず、マーケ・PR担当がいないという当時社内体制に大変驚かれたそうです。
和えるは「マーケティングも広報も、経営課題を解決するアプローチのひとつ」という意識が社内全体に醸成されており、「全員広報」という意識が強いとのこと。理想の会社すぎる…!
またLT内では MIT Media Lab の准教授であるNeri Oxymanが提唱した「Krebs Cycle of Creativity」を挙げてくださいました。
企業の創造性を高める右脳的なアプローチが「PR広報」であり、左脳的なアプローチが「マーケティング」。この2つを行き来しながら自分の得意領域を見つけたり、自社の経営課題解決のヒントを得ることが大事、とのこと。
これからも、右脳と左脳を行き来しながら、PRとマーケの垣根を超えていきたい、お話しいただきました。
髙橋さんの資料はこちら!
地域それぞれのPR活動と向き合っていきたい
今日は15名程度のこじんまりとした会だったので、全員で自己紹介する時間や、それぞれが東京と京都・大阪を行き来して感じたことを話し合う時間も作ってみました。膝小僧を突き合わせて、みんなで仲良くなれたのではないでしょうか。
メディアと企業が集結する東京とは、また異なる役割を求められる地域のPRパーソン。それぞれの地域らしいPR活動とは何か、PRLTという場を通じてノウハウがシェアされることで、PRの在り方をみんなでアップデートしていけるはず。そんな未来に、古都京都から想いを馳せました。
夏頃にまた関西で開催できればと思います!
初の出張PRLTは、わたしと代表のハルカちゃん、そしてすみれちゃんの3名で運営しました。これからも全国各地、ひいては地球のあらゆる場所で広報PR活動と向き合っていきたいです。「ここでもPRLTやりたい!」そんな方はお気軽にご連絡ください:)可能な限りどこへでも駆けつけます。
次回は4月25日、「技術ブランディング」をテーマに東京にて開催いたします。ぜひぜひ!お越しくださいませ。
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