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読書していると、必要な時に適切な言葉をかける事ができたりする。

先輩との話

前回書いた、死の淵から生還した先輩が

「なんだかんだで復讐する相手がいなくなったから復讐を考えなくなったし、 頑張って弁護士の資格を取る勉強をしてたけど、あんまり才能はないから諦めたよ。俺は将棋を楽しむことにした。」

と私に話した先輩に対して、私は過去に読んだ脳科学者の中野信子さんの本の内容を思い出して 「いいんじゃないんですか、 好きなことを楽しんで」と言いました 。

合戦をたくさんやった戦国武将の話

中野信子さんの本の中に 戦国武将の話があって、 戦国武将で合戦をたくさんした武将は、 たとえ戦場で討死にしなかったとしても 結構短命で人生を終えてしまっている。
というデータがあって、
( 戦国時代の合戦は当然、 殺し合いだから ものすごく[自分の命が奪われるかもしれない]というストレスにさらされるし、 部下の裏切りがある可能性があったり、 勝って相手の武将を倒したら、 倒した武将の 息子たちが将来裏切る可能性があるので、その息子たちを全員殺したり……などなど、ストレスが酷かったようです。)

人生において一切、合戦をしなかった戦国武将の話

そんな短命で命をなくした武将が多い中で[人生において一切合戦をしなかった戦国武将]というのも存在したそうで、

その武将は(天下統一)とか(お家の領地拡大)とかそんな事は一切合切考えず、
「こんな日本舞踊が踊れるようになったよ」とか「こういう和歌を考えたよ」とか 「蹴鞠を一生懸命やった」とか……

(一生を自分の趣味をとことん追求するためだけに人生を費やした)そうです。

合戦をしなかった戦国武将は何歳まで生きたのか?

その合戦をしなかった戦国武将は 何歳まで生きたのか?と言うと、 

戦国時代で医療も全く未発達だった時代において 80過ぎまで生きたそうです。

中野信子さんの戦国武将の話をした後、

私は先輩に

「何かしら大きな志があって、その目標を達成せんがために自分の人生を使って、情熱を燃やして努力するということも素晴らしいんですけど、 そういう志が持てない人は無理をして 自分の身が丈に合わない志を持たずとも、 仕事をしながら人生を楽しむことだって決して悪いことではないと思います」

果たしてこの言葉が先輩にとって最も適切な言葉だったのかどうかは、私には判断できませんが、 先輩は この例えで 安心していただけたようです。

結論

読書をしておくことによって、こういう時に必要であろう言葉が口から出るようになってて良かった。と思いましたし、
この例え話にもあるように、ストレスは体に悪いから [不必要なストレス避けるべきだな]というのを改めて思いました。

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