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Joylin
2018年7月21日 06:17
最初から読む仕事の間、リョータのことが頭から離れなかった。_あなたに会いたい…_そう言ったさざ波のような声音が、リサを見つめる星空のような瞳が、幾度も現れては消えた。あんなふうに声をかけられた回数なんて、もう覚えていないほど経験してきたのに、どうして…どうして彼だけが、こんなにも…。「最上、もう出れるかー?」「!!」不意に背後から声をかけられ、リサは思わず肩をビクっとさせて