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Summer Sonic 2024 参戦レポート&反省点!!

こんにちは。
先日の8月17日、18日の週末に毎年恒例の都市型音楽イベント
「Summer Sonic2024」が開催されました。
私は、今回プラチナチケットで2日間参戦してきましたのでその時のレポートをしたいと思います。また今回参戦した中で運営側の反省点もいくつか
ありましたのでここに提言していきたいと思っています。

参戦レポートに入る前にサマソニがらみのニュースがないか調べてみました。昨年2023年は真昼間にマリンスタジアムを満員にしたニュージーンズ効果で熱中症患者が出たニュースが話題になりましたが、今年はどうか?
今の所、次の2つを見つけました。

音楽フェス「サマソニ」で食中毒か スタッフ31人搬送 千葉
「サマソニ大阪」が連日トレンド入り、初の万博開催に好意的な声
「都市型フジロックだった」

ちなみに今年のお天気はおおむね晴れ、気になる気温と湿度は以下の通りでした。
8月17日 千葉の最高気温が33.5度 湿度67%、
8月18日 千葉の最高気温が33.1度 湿度70%
非常に暑かったですね。
私が毎年参戦する東京会場は幕張メッセと千葉マリンスタジアム周辺は、
メッセ施設の中は良いですが、メッセ外とマリンスタジアムとその周辺が
とにかく暑い!
大阪は今年から緑が多い万博公演になったようで、木陰などで休めるのは
非常に良いですね。羨ましい。

さてそれでは私が見たアーティストを中心に参戦レポートをしていきたいと
思います。
<1日目>
幕張メッセからスタートしました。
Band Maid
ご存知メイド風のコスチュームでメタルを聴かせる異色のガールズバンドとして有名ですが、私は実は初Band maidでした。見るのも初めてですが実はちゃんと聞き込むのも初めて。ちょっとバイアスがかかっていて今まで手をつけていなかったバンドの一つなんです。

今回、是非参戦しようと思い、1ヶ月ほど前から彼女たちのアルバム何枚か
ダウンロードして聴いてみました。すると意外に(失礼)結構良いんですね。私の好きなバンドで例えると、スキャンダルの早めの曲をハードロック調で聴かせる感じで、サビが妙に耳に残ります。

実際に参戦して感じたのは楽曲の良さも再確認しましたが、それよりもとにかくベースとギターのノリがすごい!最近の楽曲には珍しくギターソロがしっかりしているのに加えて、曲によってはベースソロまである。そこにまた
ギターソロがでてきてベースとギターでソロの掛け合いをしていたのには
驚きました。ライブでは元々の楽曲以上にリズム隊、ドラムとベースの激しさがいい感じでしたね。もちろんボーカルもうまいし、確かに海外で人気でそうなクオリティのバンドでした。次回はワンマンにも参戦したいと思います。

ここでシャトルバスでマリンスタジアムに移動します。
星野源
あの星野源です。アクターとしても有名ですが彼の楽曲もそのクオリティの高さから定評がありますね。ライブではそれがバックバンドの演奏レベルの高さとして現れていました。たぶん昔からのメンバーと思いますがこの星野源バンド、めちゃくちゃ上手いです。

星野源が出てきた時間午後6時はまだまだ30度超えでかつ湿度が高いので源さんも汗びっしょりでした。我々オーディエンスも日はかげりましたが、やはりスタジアムは外なのでめちゃ暑い。しかも風がほとんど吹いてこないという状態でしたがそんな中、源さんの歌はなんとさわやかなことかw。

Pop virusのようなミドルテンポのリズムがとてもこの夕暮れの時間帯にはまっていました。またアップテンポの曲も明るくてノレます。基本的に源さんの楽曲は人を楽しくさせてくれる曲が多いのでフェス向きかもしれませんね。

Maneskin
そしてご存知、今では珍しく「ロック」という音楽をそのまま体現する
マネスキンです。
凝ったビジュアルがあるわけでもないのにステージがド派手なんです。それはこの4人のメンバーが全員、ものすごいパフォーマンスを見せるからなんですね。まず演奏がしっかりしています。昔でいえばツェッペリンやパープルのライブをみているような安定感と、今で言えばレッチリのようなメンバーそれぞれが強烈な個性とパフォーマンスを見せるけど安定しているスタイル。

トーマスのギターソロは半端なく長い。ベースのヴィクトリアもベースを
弾きながら大股で闊歩して、ステージの下まで降りてしまうところも
とにかくカッコ良い。

サマソニ、去年に続いて2回目の出場でなんとマリンのヘッドライナーと
いう大役を見事果たしてくれました。文句のつけようなステージでした。
私的には昨年の単独来日の際に有明アリーナでも一度見ているので、その時ほどの衝撃は正直ありませんでしたが、このステージを初めてみたオーディエンスはさぞ驚いたたことかと思います。
そしてマネスキンのパフォーマンスが終わると恒例のマリンスタジアム裏からの花火が打ち上げられました。
いつも思いますが、サマソニ結構疲れるのですが、この花火を見ると疲れが
ふっとび幸せな気持ちになります。

<2日目>
2日目も幕張メッセからスタートです。
HYDE
ご存知ラルクのハイドさんです。開幕、5メートルくらいの高い台の上に現れたのは驚きました。
HYDEをサポートするバンドはラルクと違ってとにかくラウドな音を出してきます。HYDEのヴォーカルは声量もあるのでこうしたラウドな曲にもよく合いますね。
HYDEはラルクの初期のころから、陰りのある重たいメロディアスな曲も多かったのでそうした曲調がはまります。
あと個人的にはラストのグラマラススカイが世代なので盛り上がりました。

Nulbarich
先日2024年末をもって活動を休止すると発表したNulbarichの最後のライブ
だそうです。
Nulbarichの特徴は、ナチュラルで比較的ゆったりとしたグルーブかと思います。
誰でも曲に合わせて自然に体を揺らせられるようなナンバーが多いですね。
そして曲のアレンジがオシャレ。これはプロデューサー業もやっている
リーダーのヴォーカルJQさんの卓越したセンスかと思います。
Nulbarichは車で良く聴いていたのですが実はライブみたのはこれが初めてです。
驚いたのはギターが3人もいるんですね。ライブではスタジオ版よりかなり
パンチがありました。とにかく心地よいサウンドのライブでした。

この後、マリンスタジアムに移動しました。
Bring Me The Holizon(以降BMTH)
このBMTHも今回初めて見るバンドです。今一番乗っているメタルバンド
ということで楽しみにしていました。事前に彼らの最新アルバム「POST HUMAN」を予習してから参戦しました。

まず出だしのドラマチックなオープニングに衝撃を受けました。
たぶんコンセプトは最新アルバムの「POST HUMAN」
と思いますが、AIのようなロボットがスクリーンに出てきて色々と
語りながらステージにメンバーがスモークの中現れ、ラウドなサウンドがドスンとくる、ドラマチックなライブオープニングは良いですね。

とにかくラウドな曲と光と映像の演出がぴったりと合っていて他のバンドの
演出と大きなレベルの差を感じるほどでした。
曲も最新アルバムと(たぶん)昔のナンバーを織り交ぜているようでした。
途中「liMOuslne」という曲でコラボしていたAURORAがステージに
サプライズゲストとして出てきた時には会場盛り上がりましたね。
またラウドな音に合わせてオーディエンスがモッシュやサークルなどの行為ををやっている姿も結構見られました。前日のマネスキンのロックバンドとしてのパフォーマンスの凄さに対して、この日のBMTHはショーとして完成度がピカイチでした。

個人的に思うのは、BMTHの楽曲はKORN、My chemical romanceそして
Linkin parkがミックスしたようなラウドロックの現段階の集大成のような
気がします。ヴォーカルのオリヴァーの声はリンキンのチェスターベニントンを思い出すような伸びのあるシャウト声ですし。
とにかく衝撃と余韻が大きかったライブでした。

この後、千葉の内房の海が近くのビーチステージに移動しました。

Hoobas Tank
Hoobas Tankの代表アルバム「reason」は今年でなんと20周年だそうです。
そのため、ヴォーカルのダグラスが今日はreasonの中からのナンバーをやると言ってくれました。

Hoobas Tankの良さはとにかく楽曲の良さです。全ての曲のサビが覚えやすく歌えるというのがいいですね。オーディエンスはみんなノリノリで
一緒に歌って踊っていました。最近の彼らの活動というよりはこの20年前に
出した数枚のアルバムのナンバーがとにかく好きだというオーディエンス
は多かったのではないでしょうか。彼らもそれを知っていてこの日は全曲、当時のナンバーをやってくれました。
特にアルバム「reason」の代表曲「reason」は会場中が合唱していました。
ちょっと懐メロ的ではありますが全員がこの時間を超越したライブに盛り上がっていたのではと思います。

この頃のHoobas Tankの楽曲は1曲として無駄な曲がなく全てが良かった。
ビーチステージからでもマリンスタジアムの花火は見ることができました。
ビーチという環境もあり最高の夏の夜という雰囲気でしたよ。

以上が2024年の私のサマソニレポートになります。
続いて私が気づいた、サマソニの運営上の反省点を書いていきたいと思います。

以下の4点あります。
1. 女子トイレが少なすぎる
2. シャトルバスの終了が早い
3. プラチナラウンジが座れない
4. 暑さ対策

1. 女子トイレが混みすぎる
今回は特に幕張メッセ内の女子トイレが目立ちました。女子トイレの待ち時間が
なんと30分〜1時間ほどかかります。これは通常のエリアでもプラチナチケットの女子トイレでも同様に30分以上かかっていました。この問題は今年だけなのか昔からあった問題なのかわかりませんが、これはひどいですよね。
ちなみに男子トイレはほとんど混んでいません。女子トイレは個室利用という特性からなのか、あるいは女子の比率が多くなってきたからのか、その両方なのかとにかく長蛇の列となっていました。

このひどい女子トイレ問題はサマソニ運営側としてはまず緊急に対策が必要かと思います。
まず対策として考えられるのが空いている男子トイレのいくつかを女子トイレにしてしまう方法が考えられます。これは男子側として問題ありません。
次にの仮設トイレを増やす方法があります。ただこの仮設トイレは既にあったのですが会場の外に設置されています。つまり直射日光のひなたなのです。この猛暑では外で仮設トイレに並んでいるだけで気持ち悪くなる人が続出する過酷な状況ということです。

したがって昼間仮設トイレを並ぶ人たち向けに暑さ対策が必要になってきます。具体的には女子の仮設トイレの順番列の上にシェードなど日陰ができるものを設置するなどの対策が必要でしょう。
ちなみにスタジアム側のトイレはスタジアム中のものとやはり外に仮設トイレが設置されていました。こちらも同じように並び列の暑さ対策が必要と思います。

2. シャトルバスの終了が早い
今回2日目はビーチステージのHoobas Tankをみてから帰るつもりでした。
ところがこの時、すでにシャトルバスが終わっていたどころかスタジアム側の出口も一部閉鎖されていました。
これは、ビーチステージの終わりが21時半、これに対してマリンスタジアム
ステージの終わりが21時であることが原因かと思います。
つまりシャトルバスや出口閉門はスタジアムステージの終わりの21時を軸にして決められているものかと思います。

この改善方法は単純にスタジアムの終わりではなくビーチステージの終わりの21時半を出口やシャトルバスの最終に帰れば良いだけと思います。もう30分出口やシャトルバスの終了を遅らせればビーチステージのオーディエンスもストレスなく帰ることができます。改善をお願いしたいと思います。

3. プラチナラウンジが座れない
これはプラチナチケットユーザーだけの問題ですが、せっかくプラチナチケットを持っていてもラウンジでほとんど座れませんでした。
この理由は簡単です。ラウンジの席が全て4人がけだからです。
そもそも4人でフェスに来る人は少ないですし、1人できた人もこの4人がけに座っていると他の人がもろ相席になることを嫌がり座りません。したがって4人がけの席に1人や2人利用という使い方が非常に多かったように思います。

この解決策は、席を長テーブルのカウンター型すればよいのです。
カウンター形式だと相席(というか隣)でも抵抗なく座れます。
今回の4人がけ席と同じだけのカウンター席を設置したら格段に座れる
人数が増えると思います。
もう一つの解決策が、靴をぬいで上がれる小上がり形式にすることです。
小上がり形式であれば、スペースが空いていれば隣に座ってもそれほど問題はありません。
こちらも簡単な解決策なのでぜひ、来年から考慮していただければと思います。

4. 暑さ対策
数年前から夏の暑さが尋常ではなくなりました。私も10年以上サマソニに
きていますが、最近のサマソニは以前より過酷になっている気がします。
このテーマについてはサマソニ運営側も対策をしていると思いますが、より
一層考えて改善していくべき事項ですね。シェードのスペースを増やしたり
ミストを多くの場所に設置したりすることは必須になってきます。問題なのはやはりマリンステージですね。以前は水撒きとかもやっていように記憶していますが今回はどうだったのでしょうか。

解決策としては、開催の時間帯を昼間から夜中心、または朝?にずらすとか、この猛暑で真昼間35度の状態でマリンステージを開催するのはもう無理があります。
今年から大阪では緑の多い万博公園で開催して、結構暑さ対策の面で評判が
良かったそうです。フジロックとはいかないまでも、もう少し緑の多い場所で開催する、いっそのこと真夏ではなく春秋に時期をずらす、などの対応
が必要になってくるかもしれません。マリンスタジアムが今後改修される
際にドーム型にしてくれれば、将来は良いのかもしれませんが。

以上、2024年のサマソニに参戦して感じた運営上の問題点でした。
こうした問題はありますが、毎年多くのオーディエンスに普通のワンマンライブでは味わえない最高の時間を体験させてくれるサマソニはなくてはならない音楽の年間イベントの一つだと思います。
来年も楽しみにしています。

それでは。

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