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母、気分転換に夜のカフェへ|疲れたときのセルフメンテナンス

先日、子どもたちを夫にお願いして、しばし夜のお出かけをしてきました。


8月はそもそも夏休みで子どもたちが常に家にいるうえ、ここ数週間は子どもたちの体調の事情で、いっときたりとも彼らから目が離せない(歩いて数分のコンビニまででも子どもたちを置いては出られない)状態が続いていて、とにかく毎日朝から晩まで母と子二人でずっと一緒に過ごしている我が家。


そうなると、もともと一人で過ごす時間が定期的に必要な性質を持つ私としては、なかなかストレスが溜まってくるのです…!子どもたちに罪はないのですが、単純に私がずっと親子付きっきりの状態に息苦しくなってきてしまう…!


そうやって自分が居心地悪くて心身ともにざわざわする感覚のとき、好きな読書をしたり美味しいスイーツを食べたりと、家にいながらの気分転換の方法もいくつか用意してはいるのですが、やっぱり最終的には、一人になれる時間が欲しいー!外に出たいー!となってくる私。


そうやっていよいよ私の精神状態まずいぞ…となってきたときに、今年に入ってからやるようになったのが、夜の外出。


とは言っても深夜に遠くへ夜遊びに行く、というわけではなく、家族みんなが夕飯を終えた19時か20時頃、ちょっと最寄りの駅前までお散歩に行く程度のことなんですが…これが、すごくいいんです!


まず、この季節日中は息もできないくらい湿気と気温が高いけれど、19時にもなってくると多少の湿気は残ってもかなり過ごしやすい気温になっていて、駅前まで徒歩10分ほどの距離を歩くのが適度に気持ちいい。そして、我が家は家族自体が夜に外出する習慣がないので、夜、外が暗くなった頃に外出をするというレアな行為自体が新鮮で、特別感があって、テンション上がるし、いい気分転換になります。


散歩に出た際には、駅前の図書館に寄ったり、スーパーで軽く買い物したり。


本が大好きで普段から読書家の私にとっては、図書館の本棚の前を行ったり来たりしてゆっくり借りる本を吟味する時間は至福の時間だし、日中よりも少し空いていて何度なく全体の雰囲気もしっとりしているスーパーで買い物するのは、これまたちょっと特別感があって楽しい。何より、子どもたちを連れていなくて一人の時間なので、本を選ぶにも食料品を選ぶにも、気が急いてしまうことがなくてじっくり自分のペースで行動できるのが心地よいのです。


そしてこの夏、私はこの夜のお散歩コースをさらにグレードアップさせました…!


そのグレードアップした新しいコースとは、夜のカフェに行くこと!


目的地のカフェにはもともと馴染みがあって、今までも日中に利用することはちょくちょくあったのですが、夜に訪れたのはこの夏が初めて。図書館やスーパーが位置する場所からは少し離れていて、自宅から駅を挟んで反対側に位置するので、歩いていくと少し時間がかかるのですが、夜の気温の中であれば徒歩でもなんとかいける距離。


そのカフェは飲み物はもちろん、自家製のケーキやタルトがとっても美味しくて、甘いもの好きな私にはたまらない場所。しかもカフェの内装も適度に落ち着くオシャレな雰囲気。そこまで広くはないですが、家族連れ、カップル、おひとり様、誰でも気軽に利用できるのがありがたい。


ということで、先日、この夏はあまりにいろんな出来事が重なって、自分でも心身ともにかなりお疲れ気味になってしまったことを自覚した私は、このお気に入りのカフェに夜の散歩がてら行ってみることを思いついたのでした。


駅からカフェへの道のりは、駅前に比べて人の数も建物の数も減ってしっとり静かで、歩道に等間隔で優しい灯りの街灯が灯っているのがなんだかほっこりする雰囲気。

そしていざ夜のカフェに足を踏み入れると、店内は少し落ち着いた色合いの照明に照らされて、日中からよりアットホームな雰囲気に様変わりしていて、すごく居心地が良さそう。今回は私の他にカップルが一組と、女性二人連れが二組いて、ちょうど店内の席が半分埋まって半分空いている状態でした。


先に注文をして空いた席について待っていると、優しい店員さんが注文した桃のタルトとホットのカフェラテを持ってきてくれて、そこからしばし飲み物と食べ物を満喫しつつ、それがちょっと落ち着いたら持参した本を開いて、読書をしつつ続きをいただいて。

カフェラテでほっと一息


滞在時間は40分くらいかなと思うのですが、この落ち着いたおしゃれな空間で美味しい飲み物と食べ物をいただき、ちょっと本を読むその静かな時間は、本当に心が洗われるような時間です。


最後に「ごちそうさまでした」と店員さんに声をかけてカフェをあとにするときの私は、すっかり満足して、リフレッシュできた状態に。

そんなとき、家で待ってくれている子どもたち、そして子どもたちを見てくれている夫に、心から感謝の気持ちが湧いてきます。よし、また頑張るか!と思えます。


以前の私は、子育てをしていて疲れても、ストレスが溜まっても、母親としてやるべきことをこなすのは当たり前、多少疲れたりストレスが溜まっても頑張って当たり前、と思って日々過ごしていました。


「完璧な母親にならなければ!」と異様に自分にプレッシャーをかけながら、そこで自分を労ってあげようとか、ストレスを発散してあげよう、ということに思い当たりませんでした。(そしてその結果育児ノイローゼにまで発展してしまった…)


でも、お母さんが疲れていてストレスが溜まっていると、それってお母さん自身はもちろん、一緒に過ごす子どもたち、家族にも、マイナスな影響しかないんですよね…!


人は疲れていると思考力が低下して、マイナス思考になりがちです。それはもう、人間の仕組みとして、仕方がない。心身ともに疲れていて、にこやかで周りの人に優しくできる人はなかなかいません。


だから、お母さんは、いえ、日頃頑張っているお母さんこそ、疲れたりストレスが溜まったと感じたときは、しっかり休息をとったり、気分転換やストレス発散できることを意識してすることがとても大切。


疲れたり、イライラしてしまうこと自体が悪いわけではないけれど、そこまで頑張っている自分に気づいて、そんな自分をケアしてあげることは、自分のためになることはもちろん、身近な大切な人のためにもなります。(逆に疲れやストレスをそのままにして周りにあたってしまうほうが迷惑…!)


私自身も、現在、日々いろいろと疲れることや気分が落ちること、モヤモヤすることも色々あるにはありますが、だからこそ、自分も家族も健やかに心地よく過ごせるよう、努めて自分のケアはしっかりしてあげようと常日頃心がけています。


ということで、私もまたしんどくなったら夜のお散歩&カフェに行ってきたいと思います^^

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