今から変わるはもう遅い…かも
恋人に振られそうになったときに「今から変わる」と言う人は多い。恋人がいなくなるということを考えると、変わると決意することは当然のこととも言える。
しかし、それはもう遅いということがよくある。本人としては、今から変わって相手の不満をなくすのだからそれでいいだろうと思うだろうが、相手からすると、それでは納得できないことが多いのだ。
今回は、今から変わるはもう遅いの理由について述べていく。
不満が限界にきて冷めているから
そもそも別れ話を持ち出された時点で、相手の気持ちは冷めている。今までの積もり積もった不満が限界にきている状態なのだ。
そのような状態で今から変わると言われても、言うことを聞く気になるだろうか。言ってしまえば
「何こいつもう一緒にいたくねえよ」
と思っている相手に
「今から頑張る!」
などと言われても
「はあそうですか?どうぞ。でもさよなら」
となるだろう。
人は不機嫌な状態では相手の説得に応じない。相手が限界に達してからどれだけ説得してもどうしようもないということが多くなるわけだ。
信用がないから
今までできていなかったのに急に変わると言われて、信用できるかと言われると無理だろう。今まで何度も変わるチャンスはあったはずで、急に変われるなら既に変わっているはずなのだ。
仮に今から頑張って変わったとして、それは長続きするのかという疑問がある。別れを緊急回避するために一時的に努力するだけで、関係が安定してきたらまた元に戻るのではないか?と相手に思われてしまう。
実際に、一度は信用したものの、結局恋人の性格が元通りになって後々同じ理由で別れ話になるというカップルは多い。人はそう簡単に変われないのだ。
無理をさせていると感じているから
仮に本人が本気で変わる気持ちになって、今後本当に変わるかもしれないとしよう。しかし、相手からすればそれは自分のために無理をさせていると感じることなのである。
そもそもそうやって必死になるほど変わらないと合わないということは、価値観や生活習慣が大きく異なるということになる。そんなにズレた恋人同士が付き合うことは果たして幸せなのか?と思ってしまうわけだ。
また、そうやって相手に無理をさせることで自分が悪いように感じ、居心地が悪いと思ってしまう。それなら最初から価値観が近い人間を探した方が自然でいいと考えてしまう。
これが普段だったら、相手の考えをほんのちょっと変えてもらうくらいの感覚なので罪悪感はあまりなく、気軽に「~してよ」などと言える。
しかし別れ話のときになると、相手の根本から変えてもらうくらいの感覚になってしまうので、心理的抵抗が激しくなってしまう。
頑張ろうとしても相手はその頑張られること自体に抵抗を感じる…将棋で言う詰みだ。どうあがいても敗北の道しかない。それこそ盤面をひっくり返すようなことでもしない限り、状況は覆らない。
今から変わると思ったときはもう遅いということがよくわかる。
追い込まれる前に気遣う気持ちを
別れ話を持ち掛けられてから今から変わると言うのは、もう遅いケースが多い。
追い込まれてから動くのではなく、追い込まれる前に動く意識を持とう。
普段から相手を気遣い、相手がポロっと漏らした不満を真摯に受け止めることが大事だ。
例えば相手が何か指摘したときに「いやそれは~で」みたいに言い訳する癖がついていないだろうか。自分としてはまともな意見を言ったつもりでも、相手は納得していないことが多い。
そんな不満、すれ違いがいくつかつながり、やがて別れという形で爆発してしまうのだ。爆弾は爆発する前に対処しなければならない。
「普通に付き合っているから大丈夫」
「相手が激怒していないから大丈夫」
ではなく
「この人はこういう考えなのか、じゃあこっちのこういうところ気にしているかもな」
「自分はこういうところが足りないな。よし今日からこうしてみよう」
と普段から考えることが大事なのである。
もちろん考えすぎは禁物で、相手の機嫌を気にし過ぎてまともに行動できないのでは本末転倒だ。ただ、相手が出した些細なサイン、文句を流さないようにするだけでいい。
相手が何か言ってきても、すぐに引き下がることが必ずある。例えば
「~してよ」
「え~でも疲れてるからさあ」
「疲れてるならいいよごめん」
といったやり取りがあっても気にせずスルーしていないだろうか?相手がなぜ「~してよ」と言ったのか、その心理をよく考えることが大事なのだ。
まとめ
別れ話になってから今から変わると言ってももう遅いケースは多い。気持ちが冷めている、信用がない、無理をさせているように感じるなどが主な理由だ。
大事なのは、相手が爆発してから変わろうとするのではなく、普段から相手のことを気遣うことだ。相手がすぐに引き下がったとしても、相手の主張を受け止め、自分にできることを考えよう。
特に男性は別れ話になるまで彼女の言うことを軽視することが多いので、気を付けるようにしたい。
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