『嫌われる勇気』#38
他者の期待を満たすために生きてはいけない
著者:岸見一郎
発行所:ダイヤモンド社
発行日:2016/05/16 初版第36刷
【ポイント】
1.対人関係のカードは、「わたし」が握っている
原因論で「殴られたから、父との関係が悪い」と考えているかぎり、いまのわたしには手も足も出せない話になります。しかし、「父との関係をよくしたくないから、殴られた記憶を持ち出している」と考えれば、関係修復のカードは私が握っていることになります。わたしが「目的」を変えてしまえば、それで済む話だからです。
まずは自分。自分がどうしたいか。
2.承認欲求は不自由を強いる
幸せになる勇気には、「嫌われる勇気」も含まれます。その勇気を持ちえたとき、あなたの対人関係は一気に軽いものへと変わるでしょう。
「嫌われたくない」と思うのは私の課題でも「嫌うかどうか」は他者の課題なので、自分が最善と信じる道を選べば、他人にどう取られても関係ない。
3.自己肯定ではなく、自己受容
われわれはなにかの能力が足りていないのではありません。ただ、”勇気”が足りていない。
できないことを「わたしならできる」と無理に背伸びせず、できないことを受け入れて、どうすればできるかを考える。
【所感】
大切なのはなにが与えられているかではなく、与えられたものをどう使うかである
持って生まれた才能も、境遇も、環境も、周りにいる人々も。
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