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『ビジョナリー・リーダー』#33

「3つの輪」のフレームワークで、周囲を巻き込む強力なビジョンを創る。

著者:北垣武文
発行所:ダイヤモンド社
発行日:2010/03/11 初版第1刷

【ポイント】
1.「Will」を核として「Can」と「Must」を整合させる

(1)Must : リーダーがそのポジションで求められる役割
(2)Can : 遂行能力
(3)Will : 「どうしても〇〇〇を成し遂げたい」という想いであり、Wantをはるかに上回る強い意志
これら3つの要素が重なり合うところにあるのが、リーダーのビジョンである。

Willを明確にし、それを達成するために必要な能力(Can)を身につけ、環境から求められるMustに応えていく。

2.「在りたい姿」の発掘

(1)現在:今やりたいことの、なぜそうしたいのかを掘り下げる
(2)過去:自分史を作り、そこからやりたいことの源泉を探しす
(3)未来:10年後、20年後にどうなっていたいかを考える

「在りたい姿」はビジョンの核となるもの。
「不変の価値観」「相対的ではなく絶対的」「周囲に好影響をもたらす」の3条件がそろっている必要がある。

3.エンパワメント

任せるうえで最も重要なのは、ビジョンに基づいて「この方向性の範囲で決める、実践する」という落としどころをしっかり決めることだ。

ただ、サポートすれば良いわけではないということ。
任せる相手の成熟度を見ながら、全権委任の「What型」を採るのか、やり方を任せる「How型」を採るのか見極める必要がある。

【所感】
やりたいことから自分にできること、将来こうありたいと思うことからビジョンを作っていくと、差別化できるビジョンが作れそうな感じがした。

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