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PieceCHECK(2023-78) 2005年 京都大(理) 3次方程式の整数解

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【お知らせ】数III「積分法(グラフ編)」リリース!(23/12/13)

ほぼ全分野の執筆が完了し、販売もしています!!

今回の問題

YouTube動画をUPしました。今回は、2005年の京都大から、整数解を求める問題です。

思考時間は約10分、目標解答時間はそこから約15分です。

解説・原則など

整数解を求める問題で、京大らしさ全開のシンプルさです。

整数解問題で一番最初に用いるべき原則である、因数分解はすぐに思い浮かぶと思います。

整数解の整数解:因数分解して約数候補へ

詳細は拙著シリーズ『Principle Piece 数学A~整数~』p.44

3乗-3乗なので因数分解をし、約数候補を絞ります。217は比較的約数の個数が少ないですが、それでも組み合わせは8個あります。
約数の候補を絞る代表3パターンを思い出しましょう。

約数の候補を祖母る典型3パターン 正負 大小 奇偶

詳細は拙著シリーズ『Principle Piece 数学A~整数~』p.46

これで4つに絞れます。たった4つなので、すべて調査して答えを出すことも1つの方法になります。他の方法が思いつかなければ、迷わず計算を頑張マりましょう。

整数問題では多少の調査は覚悟しておく

詳細は拙著シリーズ『Principle Piece 数学A~整数~』p.15

今回は、「元の数の差がある程度あれば、3乗の差はかなり大きいハズだ」、という発想から2組を除外しました。高度に見えますが、言われてみれば非常に自然で当たり前の事実を用います。当たり前の事こそ難しい。

別解では、組み合わせがaとーbの対称式であることを利用した解法です。ちらも少し高度ですね。
数値が違うと、この方法ですでに2組まで絞れます。文系でもほぼ同じ出題がありましたが、これで絞れる数値だったので、京大はこの方法を想定したのかもしれませんね。

1.解けた人・・・今後の勉強はじっくり演習をしましょう。

2.解けなくて原則を知っていた人・・・拙著『Principle Piece』シリーズで該当するページを熟読し(詳細が書いてあります)、入試演習用の問題集で思考時間を長くする演習をしましょう。

3.解けなくて原則も知らなかった人・・・原則集めからやる必要があります。拙著『Principle Piece』シリーズのような原則習得タイプの問題集で演習しましょう。

関連する拙著『Principle Piece』シリーズ

Principle Piece シリーズは、出来あがった答案からは見えない部分を「Principle(原則)」を紹介しながら解説していくことで、「なぜそれが思い浮かぶのか」「なぜ解答の1行目がそれになるのか」が分かることを意識して書き上げた参考書です。

大手ネットショップBASEでも、デジタルコンテンツとして販売しています。

解答

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