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Merryの良曲を纏める

お姫様の音楽集に含まれます

Merryとは

これも「一昔前のV系」ですが
今もなお生き残り続けています

昔は「エログロナンセンス」をテーマに曲を書いてた傍ら
「社会風刺」とか「感情路線」もあり
色々現代に適応した結果
「社会風刺」と「感情路線」が今のところ楽曲に多いです

昔のV系にある「漆黒の暗闇」とか「堕天使」みたいな
アレなワードはほぼ使わない系ですが
言葉選びは結構独特な場合があります

「凄い綺麗な見た目のお兄さんが曲だけは昔のV系っぽくない曲作ってる」感じです

ちなみにお姫様が2番目に好きなV系バンドです
(1番は蜉蝣)

社会風刺路線として

愛国者を煽ったり、逆に愛国者の気持ちをそのまま歌ってたり
〇〇デモグラシーみたいな曲作ったり、日本の社会風刺したり

なんか右とか左というより
「斜に構えて日本を見てる感じです」

更新遅かったやんw

色々聞いてるから、5位に収めるの難しかったんよな

1位:NOnsenSe MARkeT

ここは極東NOnSenseMARkeT 要らない物しか売ってない
根性 先輩 説教 老害 常識 教育 挨拶 礼儀 道徳
美徳の在庫過多 母親たちが買いあさる
俺には欲しいものが無い

これは「PVを見るべき」だし「曲も聞くべき」
これにMerryというバンドの50%が現れてるといっていい

メリーというバンドを表すなら、このPVでいう、日本という国を襲撃するイスラム系の連中というより、そいつらが使ってた
最後に買収されるイスラム系の連中に対して『クソだな』って
 煽るスパイカメラが内蔵されたヒヨコのおもちゃ
」です
どこまでも「客観視点で斜に構えてる奴ら」って感じです

曲名もNOnsenSe MARkeTであり、そのままでも
「センス(味わい)のねぇ市場(日本)」って意味ですが
この大文字部分だけ取ると「No Smart」になり
意味合い的には「頭わりーな」とか「非合理だ」って
意味合いを含めています

2位:千代田線デモクラシー

万歳 俺は道化者 いろはにほへと 夢幻
万歳 俺は道化者 サーカス小屋のような社会
心壊されて(犬になる) 気づけば俺もナショナリスト

これも「PVを見るべき」だし「曲も聞くべき」
これにMerryというバンドの25%が現れてるといっていい

3位:エムオロギー

君とならずっと どこまでだって
一緒に行けると思っていた
今は思い出 過ぎた弱さに
しがみついてる そんな俺を

今の俺が見ている
笑えない日々とさよなら

これにMerryというバンドの25%が現れてる
これでだいたい100%

純粋に言葉選びも難解じゃなく
直情的ですね
その上で歌詞もそれなりに意味が深い

たぶん、この曲は「自分たちの過去」に対して歌ってるのだと思います
つまり「過去の方向性に対する決別」だと思う
この†考察†に自信ないけど

4位:林檎と嘘

通り過ぎた昨日にララバイ
落としたため息と林檎の実
電車の中に置き去りにされた
雨傘のような悲しい気持ちになる

メリーが「わかりやすい曲」しか作らないわけじゃない証明として
こいつを4位
こういう「わかるようでギリギリわからないようなわかる」ような
絶妙なワードをチョイスして曲を作るのもメリーの魅力

5位:青年秘密倶楽部

水を得た魚のように 暴れ出す男はペテン師
I’m free.

「青年秘密倶楽部へようこそ。当店自慢のバトンガールです」

ニューロシス 愛し合う 二人は白と黒
ニューロシス 今夜も君の 膝で眠りたい

「エログロナンセンス」をテーマにしてただけあって
こういう「ドロドロとした色を感じる曲」も作れます

順位には含めないが好きな曲

ビニ本2丁目八千代館

セーラー服と(R指定食らいそうな擁護)
性欲だけの女の頭には
知恵遅れ気味のボクなんてどうでもいいみたいです

開幕から音声編集の掛かった罵倒嘲笑と
直接的な下ネタ歌詞が、なんか蜉蝣を彷彿とさせます

歌詞もアレだが、精神を不安にさせるようなギターの音も中々

この曲、音源が複数あって、音源ごとに
「ギターの不穏さが違う」っていう特徴があります

Happy life

世界がどうなったって 別にそれでいい
目の前の人たちを 幸せにしたいだけ
世界がどうなったって 別にそれでいい
目の前に君が 君がいるなら

なんか「Merryらしいけど、V系らしさ殆どない」を表した曲
一昔前のV系は「仲間は『死を共有する者』」だけど
この曲は「俺は友達とやっていく、ああ、世界はどうでもいいわ」みたいな
ちょっとなんかV系感のある世界に対する冷たさもありながら
仲間に対する熱い思いみたいなものを感じますね

妄想rendez-vous

僕は右も左もわからない 虚ろな日々 闇夜の鴉
妄想の中 笑い転げる 壊れて離れていく体 俺を笑え

「陰キャ」って曲よりは
「一時的に自己嫌悪に陥って悲観的になった陽キャ」って感じの曲

愛国弐~マスラオ~

今を生きるには自分の信念も曲げる必要がある
立つ鳥後を汚さずどこにでも飛んでけ飛びたて
(中略)
命令 大志を抱け
命令 玉砕覚悟
命令 電光石火
命令 早業で
死んでお国のためになれ 死んで桜と灰になれ

左翼が聞いたらブチギレそうな曲ですが
戦争賛美とか極右というより
単純に「過去の日本兵の気持ちを肯定してあげてるだけ」の曲のような気がしますね

ヴァイオレットハレンチ

ワイセツゆえに猥褻 あま~い甘い嘘
たちつ手と手を取り合い 恋は実るのでしょうか?

たぶん最初聞いたら「は?」って思う曲ですが
これが「エログロナンセンス」をテーマにしてた時代の
メリーの本質みたいな曲です

「なんかエロい事歌ってるのはわかるけどわからん」

そういう感じの曲ですが、メリーというバンドの全体像を理解した上で聞くと「ああ、なんとなくわかってきた」って感じになる曲です

言い忘れてましたが、過去のメリーの楽曲は
「言葉遊び」が多いです

ちなみにお姫様が2番目に聞いた曲です(1番目は「溺愛の水槽」)

溺愛の水槽

言えなかった さよならさえ
胸の奥にしまい 鍵を掛け
Cry 夜は 君のように
黙ったまま泳ぐ

お姫様が「最初に聞いたMerry」の曲です
たぶん聞いたら「お前よくこの1曲で切らなかったな」と思われそうですが
お姫様も当時「なんかよくわからんな…」って思いました

ただ、なんか定期的に「聞きたくなる」魅力があるんですよね
歌詞は理解できないけど、とりあえずメロディはいいというか
なんか時々聞きなおすうちに、ずぶずぶ沼っていった感じです

たぶん聞き続けた結果、単純に失恋歌なんだと思います
彼女がいなくなった部屋でいつまでも思い出に浸っているみたいな
ちなみにCryと「暗い」を掛けてる、言葉遊び

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