見出し画像

時々は不良になって、ポアントレッスンをさぼりましょうね!

昨日はバレエレッスンのポアント(トゥシューズを履いて踊るレッスン)をサボってしまいました。

34℃の気温の中でのレッスンだけでもうクタクタ。
私は少し不良になることにしようと決めました。

子どもの頃、不良って憧れますよね。私も不良になってみたかった。
けれど、どう頑張っても「メルヘン」とか「シスターまりりん」というあだ名しかもらえなかった。

何故なんだろう。
ちょっと暗い目をして大人ぶっていると「今日、お腹痛い?大丈夫?」と言われる。

夫は高校生のとき、タバコは吸うし、お酒は飲むし、バイクにも乗っていた。どうしたらそんなことが出来るんだろう。
服も下着も母が買ってきたものを逆らいもせず身に付けていた私には、不良になる方法が全然わからなかった。

でも、今ならなれるかな。
いつの間にか60歳を過ぎてしまったけれど。
タバコは怖くて吸ったことがない。
バイクは夫の後ろにいつも乗っていた(大学生の頃)。いつの間にか夫からお酒の美味しさを習って(大学生の頃)酒飲みにはなったわね。

あとは、、
たまにはバレエレッスン(のポアント)をサボって友達とランチに行こう!

前置きが長くなりましたが、
そんなわけで昨日はポアントレッスンをサボり、ランチしてきました。

実は発表会を観に来てくれたHちゃんから、「以前のスタジオでレッスンしたいから久しぶりに行くね。レッスン後にリオさんと三人でランチ出来る?」とラインをもらっていたのです。

Hちゃんは去年、お引っ越しで、私達のバレエ教室をやめて、遠くのバレエ教室の生徒になりました。

久しぶりに前教室、私達のスタジオにレッスンに来てくれるとのこと。
レッスン後のランチも楽しみ。

だけど、まず考えたこと。
ワンコたちが長い時間留守番できるだろうか。。
ポアントレッスンもしてランチに行ったら四時間も留守番させることになる。。

リオさんもランチに誘い、Hさんと三人ポアントをサボって、教室の外にでました。
リオさんとHちゃんもポアントサボりに付き合わせてしまった。これはもう十分な不良かしら(恐喝?)

スパゲティーを三人で食べながら、Hちゃんの一年間の新しいお教室のようすを聞く。

なんとHちゃん、ある人(アラ還よ!)から、かなりひどいいじめを受けているらしい。先生も気がついているけれど、あまり注意してくれないとのこと。あまりに辛いので、やめようと思っていると。
アラ還になっても、いじめはあるのね!

「Hちゃん、ちょっと遠いけど地下鉄で通えるよ。ここに戻っておいでよ!」と私とリオさん。
「ありがとう。でもね、何にも悪くないのに、なんで私がやめなきゃならないのかと思うと悔しくて、、なんか逃げるみたいで、、」と涙ぐむHちゃん、、

「嫌な思いをしてまで、そこで、お稽古続ける必要ないよ。先生も味方になってくれないなんて。自分には合わない場所だと決めて、さっさと離れた方がいいわ。」と私。
「そうよ。お稽古なんだから、仕事じゃないんだから、無理に頑張る必要ないわよ。
逃げることも大切。やめると言わないで、しばらく休むことにしたらどうかしら」とリオさん。

Hちゃんも涙を拭いて、「そうね。しばらくお休みもらおうかな。」
「そうよ、ちょっと遠いけどここにまたお稽古に来てね」と私とリオさん。

うちのお教室は本当に平和だ。
先生は誰にでも平等だし、みんな優しい。一番の古株は、こんな私だからお局様には逆立ちしてもなれない。

うちのお教室から離れて他のバレエ教室に行った友人も長年の間には何人もいたけれど、みな口を揃えてこのバレエスタジオみたいにみんなが優しくてホンワカのんびりしているところはないわと言う。
多少、向上心には欠けるのかもだけど、人と比べたり、競争したり、ましていじめたりなんてことは全くない。

稀有なバレエ教室らしい。

スパゲティーを食べ終わり、私とリオさんは自転車で、Hちゃんは地下鉄で帰った。
リオさん、Hちゃん、
ポアントレッスンサボらせちゃってごめんね。。

帰宅したらワンコが大喜び。
やはり話し込んだから四時間も留守番させてしまったわ。ごめんね。

私は右の白目がまた充血していた。

やっぱり疲れてるのよね。
この前のレッスンでは動悸がしたし、ポアントで爪が黒くなり、親指が触るだけで痛い。。

時々は不良になってポアントレッスンをさぼりましょう。
いつになったら本当の不良になれるかしらん。。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?