深夜メシ1

帰りが遅くなると、何も作りたくなくなる。料理はもともと、好きではない。
しかし、コンビニですぐ食べられるものを買い続けると、何やら体がスッキリしない。
私の住む地方では、深夜に生鮮食品を買えるスーパーはない。さて、どうするか?

むかし、『さるりょう』という本が流行ったことがあった。サルでもできる料理。もうダメだ、一歩も動けん、金もない、というときでも美味しくたべられるレシピ集。内容は覚えていないけど、すみっこに可愛いサルのパラパラまんががあったことだけは覚えている。大体、深夜でも手に入る何かを買ってきて、重ねて焼くとか、混ぜるとか、そういう発想のものが多かった。あとは、卵とかツナ缶を多用する。といった雰囲気(違うかもしれない)。

さて、そんなさるりょう的な発想の必殺丼が、私にもある。 
【材料】
ごはん
豆腐
キムチ
納豆
めかぶ
(あれば)刻みネギ
醤油適量

【手順】
ご飯を丼に盛り付けて、あたためる。
豆腐は一口大にして、ご飯の上にのせる。ちぎってもよろしい。
残りの材料を混ぜて、かける。
面倒なら、スプーンで豆腐を崩しながらたべる。食べている姿は、人に見せないのが吉(バクバク、ズルズル、ハフーン、バクバク、の繰り返しのため)。

そもそもこのレシピを思い付いたきっかけは、発酵食品を食べると花粉症の調子が良かったことにある。食べ物がいい加減な上に、連日深夜まで仕事をしていれば、花粉症はひどくなる。ならば、発酵食品を混ぜ混ぜしてしまえ、と思って、始めた。効果の程は、「気のせい」程度だが、翌朝身体が軽くなり、起きたくない気分が消える(気がする)。しかも、洗い物はボウルとどんぶりのみ。

長らくオリジナルのつもりでいたが、ふと思い立って、検索してみた。大体、同じことを考える人は世の中にたくさんいるらしい。ちっとも、オリジナルではなかった。

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