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私は私、ときどき ちとせ

小さい頃からの、心の中にある名前たちのコレクションは、年を追うごとに増えてゆく。
1人でいるときに、例えばトイレやお風呂に入っているとき、あるいはお布団の中で、私はその人になりきって、見えない隣の人と心の中でおしゃべりしたりしていた。
(文章にしたら完璧に「ヤバいやつ」だ…。ちょっと焦る。)

そんな中で、割と後から加わった名前が、ちとせ。
和風で古風な名前が良かったので、着物や伝統芸能などに思いを巡らせたところ、七五三のときにもらう千歳飴がピンときた。
撫子ちゃんとも迷ったけど、ひらがなのお名前に憧れがあったので、ちとせにした。

文章を綴るとき専用のペンネームだから、実際に呼び止められたことがないのが残念だなあ。

私は私の名前でリアルな世界をがむしゃらに生き、たまにちとせとしてぼんやり俯瞰して生きてゆこうと思う。

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