京都に住んで10年目。この街の好きなところを挙げてみた
京都に住んで、かれこれ10年です。
学生のとき京都にやって来てからというもの、なぜか居心地がよくてずっと住み続けた結果、気づけば10年の月日が流れておりました。
しかし、今は夏真っ盛りの7月末。
灼熱の京都にいると、ふと「あれ、私なんでわざわざこんな暑いところに住んでいるんだっけ…?」と思うことがあります。
それでもこれまで引っ越すことを考えもせず京都で暮らし続けてきたということは、この盆地ならではの夏の暑さ・冬の寒さや、観光地の人の多さなどのマイナス面に勝る魅力を、私がこの街に感じているからなのだと思います。
京都のこの居心地のよさは、どこから来るものなのだろう?
どうして、住み続けたいと思うのだろう?
そんな疑問が頭によぎったため、私が思う京都の好きなところを挙げてみることにしました。
1. 建物の高さが低い
京都の居心地のよさの理由を考えたとき、建物の高さが全体的に低いことは私にとって大きな要因だと思いました。
京都では、街の景観を維持するため、市街地の建物の高さに制限があります。
そのため、見上げるほど背の高いタワーマンションやオフィスビルを見ることがありません。
高い建物を日常的に見慣れている人にとってはなんでもないことかもしれないのですが、私は個人的に、たまに東京や大阪、名古屋などに行くと、ビルの高さにくらくらしてしまいます。
京都は建物の高さが低いため、空や山がよく見渡せ、街全体に開放感があるなと思います。
2. 山や川が近くにある
自然が身近にあることも、私がこの街を好きな理由のひとつです。
遠くからでも「大」の字がはっきりと見える大文字山も、6月ごろになると蛍が現れる琵琶湖疏水も好きですが、とくに気に入っているのは、街の中心を流れる鴨川です。
鴨川には、いろんな人がいます。
ジョギングをしている人、ベンチで休んでいる人、ピクニックをしている人、読書をしている人、瞑想をしている人、楽器を演奏している人、たこあげをしている人(おとな)…
鴨川というひとつの場所を共有しながら、みんなそれぞれが思い思いに過ごしている感じが、私はとても好きです。
3. 四季を感じられる
京都に来てから、四季をより色濃く感じるようになりました。
それは、街路樹の色だったり、カフェのテーブルの上に生けてある花だったり、スーパーに置いてある野菜だったり…。
京都にいると、「もう夏だなぁ」「もう秋も終わりだなぁ」と季節に思いを馳せることが、他の街にいるときよりも多い気がします。
山や川が近いからか、季節ごとの「香り」も感じます。春には「春の香り」が、夏の終わりには「夏の終わりの香り」がするような気がします。私だけでしょうか…。
また、季節ごとに様々な祭りがあることも、四季を感じやすい理由かもしれません。
祭りで交通規制があることも日常茶飯事なので、「あぁ、来週から祇園祭なのか。夏だなぁ」などと感じます。
4. いろんな人がいる
京都には、文字通りいろんな人がいます。
学生、国内外からの観光客、留学生、職人さん、何もしてない人、何をしているのかわからないけど人生楽しそうな人…
おそらく、会社勤めの人ばかりの街だったら、私は会社を辞めることはなく、フリーランスにもなっていなかったと思います。
しかし、これほどまでにいろいろな人がいると、「型にはまった生き方をしなくてもいいんだな」という気持ちになります。
最近、こんな記事を見つけました。
人生の転機に、京都で「キャリアブレイク」期間を過ごしませんか、という提案です。
たしかに、いろんな人がいて、いろんな生き方にふれることができる京都は「キャリアブレイク」にぴったりの場所だなと思います。
まとめ
まだまだたくさんありますが、こんなところでしょうか。
京都を好きな理由は、人それぞれだと思います。
みなさんは、京都のどんなところが好きですか?
よかったら、コメントで教えてください。
読んでくださりありがとうございました。
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