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酷暑の京都。ずっと嫌いだった夏を、少しだけ好きになった話。

私は、暑いのが大の苦手です。

体力がないものだから海やフェスにも行かないし、人混みが苦手だから花火大会にも行きません。せみももちろん苦手。

京都の暑い夏が毎年憂鬱で、7~9月は基本的に家にこもるか、実家に帰ってアイスを食べています。

私にとって夏は、ただただ早く過ぎ去ってほしい季節です。 

そんな私が最近、「夏っていいかも」と思えるものと出会いました。

それはずばり、「麻婆豆腐」です。

京都北白川、「かかん 京都店」さんの麻婆豆腐。

今年の5月に初めて友達と行って以来ハマってしまい、その後一人でも行き、別の友達を連れても行き、おまけに持ち帰り用麻婆豆腐も買って家で2回食べました。

ぐつぐつ

私は、辛いものがそこまで得意ではありません。

辛ラーメンで例えると、スープの粉を減らしてチーズと卵を入れてギリギリ食べれられるレベル(伝われ)。

しかし、こちらの麻婆豆腐は後から自分で山椒などを追加していくスタイルなので、私でも食べられる辛さです。


余談ですが、韓国では「이열치열」以熱治熱(熱を以って熱を治す)と言って、暑い時こそ熱いものを食べて夏バテを防止する文化があるそうです。

なるほどたしかに、あっつい夏に汗をかきながら麻婆豆腐を食べると、なんだか元気が湧いてくるのです。

食欲がなくても、麻婆豆腐と一緒に食べると山盛りのごはんを完食できるのだから、不思議なものです。

この年になって気づいた、麻婆豆腐のおいしさ。

今年は京都の厳しい暑さを、楽しんで乗り切れる気がしてきました。



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