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作品のない展示室

世田谷美術館で開催している「作品のない展示室」へ行ってきた。

ネットで紹介されているのを見た瞬間、ここに行きたい!と強く思った。

実際に行って、その空間に立っていたい。

なぜか強くそんな風に思った。


昨日昼過ぎに
「散歩に行く?」って相方の言葉に
「じゃあ、世田谷美術館に行こうよ」ってすぐに答えた。

家からは歩いてもいけない距離ではないけど、バスに乗って、砧公園近くで降りて、歩いた。

公園の中に入ったら、空気が変わったのを感じる。

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梅雨の合間のどんより曇り空なのに、なぜか爽やかな心地よい空気と、葉っぱの間から射し込む光が優しかった。

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公園内の木々はどれもすごく背が高く、きっと、透明なバリアで包んでくれているんだ!ってそんな気がした。

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不思議と自然の木々の中にいると、なぜかロマンティック気分に・・・

そして、心の安らぎを感じる

きっと、ここにある木々が、自然の厳しさや穏やかさすべてのどんな時も長い時間変わらずずっとそこに居た。

だから、強く優しい空間になってくれてるんだなあと、そんな風に感じつつ、美術館まで歩く。

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歩く間もこの楽しい気持ちはなんなんだって自分を探りながら・・・

あっちを見てもこっちを見ても、木々の間の光と、葉っぱが風で揺らぐ様子が、とっても優しく心地いい。

少し歩くと、世田谷美術館が見えてきた。

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ふ~♪

さあ、入ろ!

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入り口で、アルコール消毒と、検温
そして、自分の連絡先を記すという行為は、現実に引き戻される感じだけど、今は仕方ない。

相方も私も36.3度で問題なしで入れた。

入館時ご利用者カードもいただけて、当日限りはこのカードを持っていると検温しなくても出入りできる。

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そして、いよいよ展示室へ。

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廊下をぐるっと回って入っていった瞬間、
窓から見える景色が本当に絵のよう。
いや、絵以上かなあ。

なんかその場の空気に溶け込んでいく感じ。

じーっとそこに佇んでいたい心地よさ。

すーーーっと自分の気が上の方に上がっていくのを感じる。


素敵すぎる!

作品は何もないのに、その場自体が作品。

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これまで、なんとなく好きだなあ。
なんとなく行きたいなあ。
そんな風に思って行動してたけど、

この瞬間、私が好きな場所ってこういう場所なんだ。
私が好きなものってこの雰囲気なんだ。

自然との調和を感じれた時に何かわからない心地よい感情が出てくるんだって。

だから、公園に入って美術館に来るまでの間もすごく楽しい気分だった。

それがこの展示室に入ってわかったような気がする。

私も自然の中の一つ。
だから、自然と調和できた時、すごく心地よく、すごく懐かしく、すごく気分がよくなるんだ。

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好きだなあ。
木々・空気・空。そして、そこに射し込む光。

自然との調和♪



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