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高尾歳時記 2023年5月20日(土)

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天気:雨。稜線は霧がかかり、遠景はゼロ。
気温:17.5℃(高尾山山頂 11:00)
人出:多め
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ベニバナヤマシャクヤク

高尾に初夏を告げる代表的な花のひとつ、ベニバナヤマシャクヤクが開花しました。

今日は雨天で気温が低かったため、花を閉じています。

高尾の植生の豊かさを象徴する花です。これから5月下旬にかけて、花期を迎えます。今年も会えてよかったです。これからも末長く会えることを願います。

本日午前中はずっとしとしと雨で、時折本降りとなり、肌寒い天気でした。

その割に、高尾山の人出は多かったです。1号路だったらスニーカーに傘をさして登れますからね。午後は雨がやんで、雲間から陽がさしました。

森は雨が降ると生き生きして、生命の息吹を感じます。高尾の初夏の花巡りをしてきました。

山中では、エゴノキの花が盛りを迎えています。
エゴノキが花の盛りを迎えるとこんな感じです。文字通り鈴なりの花を全身にまといます。すごくないですか。
標高の低いところでは、ユキノシタが開花しています。可愛く見えるのですが、実は京王線の高架下にも生えている強靭な植物。個体数は極めて多く、街中から山中まであちこちで観察できます。
国道沿いや高架下のような環境の厳しいところでは雑草然としていてあまり人の目を引く姿ではないのですが、森の中の個体が咲かせる花は可憐です。
高尾ではこの時期よく見かけます。オカタツナミソウ。名前が示す通り、高く立ち上がった大波を思わせるフォルム。
ガクウツギも高尾に初夏を知らせる花ですが、もうそろそろ終わりです。
この時期高尾全域で比較的よく見かけます。サイハイラン。
こちらもランの一種。セッコク。
いわゆる着生ランで、岩や樹木に根を張り付けて育ちます。5月下旬から6月にかけて、高い木を見上げるとセッコクの可憐な花を見つけられることがあります。
こちらもランの一種で、高尾では比較的多く観察できるエビネ。花の季節はもうそろそろ終わり。
これは、ウメガサソウのつぼみ。あまり知られていないと思いますが、高尾の個体数は極めて少なく、見つけたらラッキーです。開花まであともう少し。
フタリシズカは見頃。個体数は多く、高尾全域で観察できます。
ムサシノキスゲはまだ元気に咲いていますね。
今日は雨天だったので、アオスジアゲハが花の上でお休みしていました。
ムサシノキスゲについて詳しくはこちらをご参照ください。
ニシキウツギが立派な花を咲かせていました。
スイカズラが咲き始めています。高尾ではあちこちで観察できます。近づくと独特の芳香が漂います。
初夏の高尾を代表する花のひとつ、イナモリソウ。
ちょっとフライング気味で開花した個体。他にあちこちで蕾をつけた株を見つけました。
本格的な花の季節はあと一二週間ほどです。
マルバウツギはもうそろそろ終わりです。
一丁平のヤマボウシはあとちょっとで見頃。
同じく一丁平にて。こちらの紅がかかった花のヤマボウシは見頃を迎えています。
あっ!ヒキガエル(アズマヒキガエル)の子供です。この時期雨が降ると活発に活動します。

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