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[短歌] 恋人たちの四季
松本隆が詞を書き、筒美京平が曲を作り、太田裕美が歌ったあの『木綿のハンカチーフ』の世界を短歌で表現してみました。
春
発車ベル逸る心と響き合う きみを残して東に向かう
きみの夢乗せて列車は走り出す 笑顔作って送り出す我
夏
きみのためプラチナリング買い求め まぶしい姿心に描く
贈られた指輪の光冷たくて その手に触れて得たいぬくもり
秋
日々努め得た手応えを感じてる 愛しい人よ讃えておくれ
垢抜けたきみの写真が寂しくて 草原走る笑顔恋しい
冬
帰れない 僕はこの地で生きていく 違う想いにピリオド打とう
現実ときみのやさしさ受け止める 目尻に充てた白いハンカチ
それぞれの季節に使ったキーワード、列車、指輪、写真、ハンカチ以外はできるだけ松本さんの詞と被らないよう心掛けました。
歌の中の彼女はしおらしい女ですが、私が書くとしおらしくなくなってしまいました。どちらかと言うと本音の部分を描いてみたかったんです。ファンの人をがっかりさせてしまったかもしれません。
反対に歌からは彼女に同情する人が多く彼が悪い人みたいに思われてしまっているので、若干彼を擁護しているかもしれません。
楽しんでいただけたら幸いです。
私の分身の栞が、この歌のレビューを書いています。よろしかったらそちらもごらんください。
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