note_header_創業2

創業 国の創業支援が手厚くなっている

 平成29年度から事業承継と創業支援をセットにして、一体的に促進していこうという方針になりました。このため、創業支援も手厚くなっているのです。まずは創業に関心を持ってもらおう!という支援が追加されています。

創業・事業承継支援事業

 平成29年度予算の時の説明資料から、創業に関する部分をピックアップしました。

(出典:首相官邸ホームページ http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/seisaku_package/pdf/4-2_2iii-5.pdfを一部引用し加工)

事業目的・概要・・・創業者の裾野を広げるため、注目度の高いイベントを開催し、全国的な創業機運の醸成を目指します。
成果目標・・・創業スクール受講者の創業率50%を目指します。

 説明資料の「創業・事業承継支援事業」については、官邸・経済産業省のサイトに掲載されています。

創業・事業承継支援事業

潜在的創業者掘り起こし

 潜在的創業者(いわゆるプレシードと呼ばれるより前の段階?)を掘り起こそうという施策が、平成29年度から追加されています。創業に対して無関心な人にアプローチして、創業の一歩を踏み出せるように支援することが目的です。
 中小企業庁のサイトでは、この事業の管理事務局の公募のお知らせ(令和元年度)の中で、次のように説明されています。(出典:中小企業庁ウェブサイトhttps://www.chusho.meti.go.jp/keiei/chiiki/2019/190826sogyoshien.htmより一部引用)

 我が国の開業率は緩やかに上昇してきているものの、依然欧米の半分程度(5.6%)にとどまっています。我が国の起業活動の特徴として、創業に対し無関心な者の割合が高いことから、今後は、従来の創業支援に加え、創業無関心者層へ創業に対する理解及び興味関心を深めるための普及啓発に取り組んでいくことが重要です。

将来の創業者の掘り起こし

 高校生など、若年層向けの起業家教育の施策も準備されています。中小企業庁のサイトでは次のように説明されています。(出典:中小企業庁ウェブサイトhttps://www.chusho.meti.go.jp/keiei/kyouiku/index.htmlより一部引用)

 開業率向上のためには、起業家に必要とされるマインド(チャレンジ精神、探求心等)と起業家的資質・能力(情報収集・分析力、リーダーシップ等)の向上を通じて、将来の創業者の育成に取り組むことが必要です。
 中小企業庁では、将来的に創業者となる人材を輩出し、開業率向上に繋げるため、起業家教育を推進しています。

施策の内容を確認したい方はこちら 経営サポート「起業家教育支援」

中小企業庁の創業支援の全体はこちら

経営サポート「創業・ベンチャー支援」

《おさらい》

 国の政策として、創業者に対する公的な支援がますます充実しています。「創業なんて…」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、予算があるうちに利用しないと、もったいないです。
 まずは公的支援機関の公式サイトから、情報収集しましょう。創業に興味を持つかもしれない段階の人の掘り起こしのために、平日の日中だけでなく、平日の夜や休日に開催されているセミナーもあります。
 私もいくつか参加していますが、写真撮影NGの方は、その旨を申し出れば配慮をして頂けることが多かったです。ぜひ一歩を踏み出すことをお勧めします。

ご覧いただきまして、ありがとうございました🌸 これからも、「学び」を続けていきたいです🎻