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ワーママ1年目、頑張り過ぎちゃう問題

私は去年出産を経験し、約4ヶ月の産休育休を経て、職場に復帰した。

そこから「とにかく仕事をしっかりやらなくては!」「人に迷惑をかけてはいけない!」という気合がすごい。

通常の業務に加えて、「ここ、こうしたら良くなりそうだな~」という部分は、バンバン意見を出して、資料作って、人を巻き込んで、変えていけるように頑張った。

そんな中、「こうすればよくなるだろう」と思って動いたことが、私の空回りに終わった。ZOOM会議でパソコンの画面に向かって熱弁を奮いまくった私のアイデアは、クライアントの意向により頓挫したのだ。

私は、一人がっかり落ち込んだ。
賛同してくれていたように見えた、チームのメンバーはみんな冷静だった。
そこでふと気づく。
「あ、私だけ温度感が違ったんだ…」
恥ずかしくて、悔しくて、いたたまれない気持ちになった。

そんな話を、ワーキングマザーの大先輩・編集部のミイさんにしたら、笑ってこう返してくれた。
「あー、それ、わかる。ワーママ1年目あるあるですよ、なんか復帰した直後って頑張り過ぎちゃいますよね」と。

復帰1年目は頑張りすぎる…その言葉を聞いて、ふと自分を振り返る。
ふむ、たしかに私、気合入れすぎていたかも…。

入社してすぐ産休に入ることをわかった上で採用してくれた会社に早く恩返ししなくては。
シングルマザーなんだから、私が親2人分しっかり働かなくては。
だって、私、一人で子育てしなきゃいけないんだから!!!

いろんな使命感に駆られ、肩肘張って、充血した目を見開きながら、鼻息ブオ~ってなっている感じ。

「そんなに頑張らなくていいのよ」と誰かが私に声をかけてくれても、「私が頑張らなくて、この子誰が育てるのよっっっっ!!」とキレ気味に返してしまいそうな雰囲気さえ醸し出していたかも…
冷静に思えば、我ながらそんな人怖い…

そもそも「誰にも頼らず子育て」なんて、どんなスーパーマン(スーパーウーマン)だってできるわけない。
そもそも、自分一人で生きてくのだって、誰かに頼らなきゃ成り立たない。子どもがいたら、一人で我を張るんじゃなくて、子どものための最適解は何かを考え続けながら周りをうまく頼っていくしかない。

「誰にも頼らない子育て」「子どもは一人で育てる」
なんてオコガマシイ発想だったんだ…

初めての子育て。特に私は何かと色眼鏡で見られやすいシングルマザー。気合い入れすぎモードになってたら、この出来事を思い出して、ふと立ち止まれるようにしようと思う。

仕事も子育ても、意気がらずに上手に人を頼る。私は、誰にも頼らずに一人で子育てできるような超人じゃない。

そんなことに気づけて、気持ちが少し楽になった。

文:みわ


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