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しいたけ.さんの占いを絶賛勧めたい話

https://shiitakeuranai.jp/half-yearly.../2023-h2/aquarius/

先日、何気なくTwitterを見ていたら(私のゆるい利用ではTwitterの問題がよくわからないまま)、しいたけ.さんが「2023年下半期の占いをリリースした」という情報が出てきて。

そして自分の星座「みずがめ座」の部分を読んだところ、脳天から爪先まで何かが走るような「え、なんで? どうして私のことをご存知か?」みたいな震え感が走り、これはもうしいたけ.さんについて行く! という姿勢を得た。言葉選びが絶妙で、人を傷つけることなく、さりげなく寄り添いながら応援してくれる姿勢がじんわり心を震わせる。

さらにインスタを開けたところ、そもそもしいたけ.さんのTwitterをフォローするきっかけをくれた(たぶん)知人のKさんが、しいたけ.さんの画像と共に「神!」とストーリーを上げていたので「私も神様かと思った」と即座にDMしてみるほどに衝撃を受けた。

これは読むべき。

【それなりに占いに行ってみた話から】

それほど占いに左右されない人生を送ってきたものの、それなりに占い師の元へ行った過去がある。

20代最後くらい、勤めていた会社の近くに「マッサージしながら霊媒する人」がいると聞いて訪問したのはよく覚えている。確か同僚のほとんどが行っていた。その時は半年後くらいに結婚退職を考えていて、霊媒師さんから「大泉洋みたいな人が見える。子どもにも恵まれる」と言われたのが記憶に鮮明。この人は対象人物の守護霊みたいな存在から話を聞くと耳にしたけれど、自分の守護霊とは会話ができないそうで、自身の人生ははちゃめちゃだったらしい。

その前は取材先の奥様(セレブな奥様をたくさん取材する媒体を作っていた)から、JR金山駅に金山の父と呼ばれる占い師がいると聞いて、すぐ行った。そしたら「あなた胃腸が悪くなるねえ。長生きするけど、胃腸が悪いまま生きててもねえ」と言われ、とても切ない感じだった。確かに幼少期から今までずっと胃腸は弱いので、お腹を壊すたびに金山の父のことを思い出す。顔は思い出せない。15年くらい前なのでもういないかも。

また、台湾を旅した時に地下街みたいなとこで占ってくれる、日本語ペラペラのおじちゃんのとこにも行った。何を言われたのか記憶も曖昧だけれど、占い師は相手の反応をよく見て、そこから「あなたこうでしょ」って言うから観察眼がすごいんだなと感じた。占うと言うより見る人だと。

さらに妹と2人で京都の鈴虫寺に行き、長蛇の列に並んだこともあるし、友達と3人で出雲大社を訪れるついでに近くの神社で(八重垣神社?)紙に10円玉をのせて水に沈むかどうかの占いもやった。飲み会の帰りに乗ったタクシーの運転手さんがスピリチュアル系で、私との会話から「あなたはこういう人だね。わかる」と突然占いっぽく話し始めた時もあった。そして取材先のパーソナルジムのお姉さんから「あなたは卵巣が弱いわね」と言われて卵巣系の病気を恐れた時もある(ここまで何も起こらなかったのでホッ)。

ただ「占い」は占いという名を持つ、一つひとつが全然別のサービスだなと思う。それぞれ角度が全く違う。深度も異なる。

そして私はこれほどまでたくさん占いに行ったけれど、「大して気にせず生きてきた」というところが不思議。多分具体的なアドバイスをもらったことがあまりなく「うん、大丈夫」と言われて、そっか、私大丈夫ねと思って終わったのだろう。

そして、「大丈夫だよ」を言ってほしいがために、何度も占いに行ったのかもしれない。あなた生きてて大丈夫だよ、と。多分。ほんと?

【しかし、しいたけ.さんは違う】

ところが。

しいたけ.さんはなんか違う。感情の動きをベースにしながら、これからあなたはこうしてみたらいいよって具体例が書いてあるところが。

そして水瓶座の占いから、印象に残った部分を抜粋。

①カルチャーショックを受けたい

水瓶座のとこに書いてあった「カルチャーショックを受けたいですよね」という言葉。その通りすぎて頷く速度も速くなり、首がもげそう。

自分自身をどう使うかを考える時、私はいつも「まず刺激を受けたい」と思っている。大それた刺激じゃなくて構わない。それはよく家族と話題に出す「例えば梶井基次郎の檸檬みたいな」衝動でいい。丸善にレモンを置いて立ち去るくらいの何か。

小さな衝動が胸に走った時の景色の移り変わりとか、気持ちの揺れ動きとかが、自分に与える影響を想像すると胸が高鳴る。

これは、ぼっち人生を歩いていきた人にある傾向だと思うのだけど、「幼少期から人に囲まれる環境で生きてこなかったので、基本はひとり行動。誰かを誘う方がハードルが高いため、自分都合で単独で動く」という特性に関係している。誘う人がいないから一人で動き、そうなると会話する相手がいないからカフェに入るたびに脳内コミュニケーションが膨らむ。

思考は「素材を集めて一人で考える」ことからスタートするので、一人で考えるためには素材としてのカルチャーショックが必要。

だから私はどこかに行きたい、知らないものを見たい。

②インプットをしながら、それを元に新しい文化を作る建設的な検討をするべし

大変すごいことが書いてあった。

コロナ禍があけた今こそ、「あっちこっち出かけて、いろんな刺激を受けてみて。しかし、それを毎回アウトプットしてるほどの時間はないから、もっと大掛かりな発表の場を作るための装置づくりを頑張れ」と言うようなことが書いてある。

インプットが好きで、アウトプットも趣味なのをよくご存知だ。私が同じ場所で同じものを見る仕事をしたことがなく、毎回違う場所へ打ち合わせに行くようなことばっかりやってる(継続的な人間関係を築くのがとても苦手で、一回こっきりの対面ならいける)とよくわかっている。

でも全部をやる時間はないから、的を絞れ、と。ふむ。

③成長の2本柱を持つ

これは仕事における話。

とりあえず未来へ投資しなさい、それも1本では倒れた時、つまずいた時にへこたれるから、2本用意しなさいと。

なるほど!

具体的に何を目標にすればいいのかわからないけど(もう7月なのに)、なんか、ちょっと10年後を考えないといけないと漠然と感じる。でも中長期的なビジョンとか、展望とか、そういう「ちょっと先のこと」を考えるのがのけぞるほど苦手なので、誰かに考えてほしい。リアルな整理整頓はきらいだし、脳内の整理整頓も無理。エクセルが大嫌いなのもきっとそのせい(知らんけど)。

【一番印象に残った言葉】

ここから原文引用。

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失礼に聞こえたら申し訳ないのですが、水瓶座って「頭の良い幼稚園児」みたいな印象がすごく強いのです。こちらが「このポイント、大事だよ」と言って話しかけても、水瓶座がそのポイントに興味がなかったら「ん! 」とか言って、全然話を聞いていなかったりするから。

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全くその通りで、そろそろもげる首が残っていない。

私は興味があることしか見ようとしない。

だけど知りたいと思ったこと、仕事で与えられたテーマ、ノルマは根が真面目なので真摯に向き合い、とことん追求できる熱を持っていたいとは願っている。そしてしいたけ.さんもその特徴は把握した上で、「遊びと、真剣さが一緒になったかのような、楽しい世界を作っていってくださいね。」と締め括られていた。

弱い部分を丸ごと受け入れて、否定せず一緒にお茶でも飲んでちょっとひなたぼっこしながら。それでも前を向いて生きていこうねというメッセージだと感じてほっこりした。

占いはこうでないと。

また頑張ろ、と思えるものが一番いい。

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