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デジタルトランスフォーメーション(DX)

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デジタルトランスフォーメーション(DX)についての自身のコラムをまとめています。
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#業務

IT投資を考える前にデジタルとアナログを整理することが大切

多くの企業が業務効率化やコスト削減のためにIT投資を積極的に進めています。しかし、IT投資を効果的に活用するためには、事前にデジタルとアナログの整理を行うことが重要です。 IT投資の失敗例 IT投資を効果的に活用できずに、失敗してしまうケースも多く見られます。 業務に合致していないシステムを導入 導入後の運用・保守がうまくいかない 従業員が使いこなせない これらの失敗は、事前にデジタルとアナログを整理しておらず、IT投資の目的や目標が明確になっていないことが原因と

ITリテラシーを高めた後に企業がすべきDXの次の手

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、ITを活用して、企業のビジネスモデルや業務プロセスを変革することです。 DXを成功させるためには、まず社員のITリテラシーを高めることが重要です。ITリテラシーを高めることで、社員はITを活用して業務を効率化したり、新たな価値を創造したりすることができるようになります。 ITリテラシーを高めた後に、企業がすべきDXの次の手は、業務の棚卸しとデジタルとアナログの切り分けです。業務の棚卸しでは、自社の業務をすべて洗い出し、その業務の

バックオフィス業務をAIで自動化するためのポイント

バックオフィス業務は、定型的な作業が多く、属人化しやすいという特徴があります。 そのため、AIを活用して自動化することで、業務の効率化やコスト削減、人的ミスの防止など、さまざまなメリットを得ることができます。 バックオフィス業務をAIで自動化するために、以下のポイントを押さえることが重要です。 1. 自動化の対象となる業務を明確にする まずは、自動化の対象となる業務を明確にする必要があります。自動化の対象となる業務は、以下の3つの条件を満たすものが適しています。 定型

業務改善のための課題発見法とは?

DXのコンサルをやってると、業務改善の方法について問われることが多々あります。 今日は、業務改善について触れてみたいと思います。 業務改善とは、業務の効率化や品質向上を図るための取り組みです。業務改善を行うためには、まず現状の業務に課題があることを把握する必要があります。この課題発見が業務改善の第一歩です。 課題発見には、さまざまな方法があります。ここでは、代表的な課題発見法をいくつかご紹介します。 1. 現状分析 現状分析とは、現状の業務を把握するための方法です。業務

IT苦手なひとを業務改善に巻き込むステップ

ITを活用した業務設計(再構築かも)によって、業務改善にITを活用するケースが増えています。 でも、ITが苦手なひとが多く、業務改善に巻き込むことに苦労するケースもありますよね。 IT苦手な人を業務改善に巻き込むためには、以下のステップを踏むことが重要です。 1. 現状を把握する 最初に、現状の業務プロセスを把握する必要があります。 IT苦手な人が行っている業務を洗い出し、どのような課題や改善の余地があるのかを明確にします。 2. IT活用のメリットを説明する 現状

ITリテラシーを高めたあとに企業がすべきDXの施策とは

DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するためには、まずは社員のITリテラシーを高めることが重要です。ITリテラシーを高めることで、社員がデジタル技術を活用して業務を効率化したり、新たなビジネスを創出したりできるようになります。 ITリテラシーを高めたあとに企業がすべきDXの施策としては、以下のようなものが挙げられます。 デジタル技術の導入 ITリテラシーを高めた社員が、デジタル技術を活用して業務を効率化したり、新たなビジネスを創出したりできるように、デジタル技

デジタルを目的化しない業務改善の設計

業務改善において、デジタル化は有効な手段の一つです。しかし、デジタル化を目的化してしまうことで、本来の業務改善の目的を見失ってしまう可能性があります。 デジタルを目的化しない業務改善の設計のポイント デジタルを目的化しない業務改善の設計のポイントは、以下のとおりです。 業務の目的を明確にする まずは、業務の目的を明確にすることが大切です。業務の目的を明確にすることで、改善すべきポイントを絞り込むことができます。 現状を把握する 現状を把握することで、改善の余地を探

ゲーミフィケーション手法を効果的に業務に取り入れるポイント

ゲーミフィケーションとは、ゲームの要素をビジネスや教育などの非ゲームの文脈に取り入れることです。ポイントやバッジの獲得、リーダーボードの表示など、ゲームでよく見られる要素を業務に取り入れることで、ユーザーのモチベーションやエンゲージメントを向上させることができます。 ゲーミフィケーション手法を業務に取り入れる際には、以下のポイントを押さえることが大切です。 目的を明確にする ゲーミフィケーションを導入する目的を明確にしましょう。モチベーションの向上なのか、エンゲージメン

業務効率化を目的とした改善のポイント

業務効率化とは、業務のムダを減らし、生産性を向上させることです。業務効率化を進めることで、残業時間の削減やコストの削減、顧客満足度の向上など、さまざまなメリットを享受することができます。 業務効率化を目的とした改善を行う際には、以下のポイントを押さえることが重要です。 現状の業務を把握する 業務効率化を進めるためには、まず、現状の業務を把握することが重要です。業務の流れや手順、作業内容などを整理し、どこにムダや非効率があるのかを見極めます。 課題を明確にする 現状の

業務改善はデジタル一本足打法だけじゃなくアナログとの棲み分けを整理することが大切

業務改善において、デジタル化は欠かせない手段です。しかし、デジタル化を進めていく際には、アナログとの棲み分けを整理することも大切です。 デジタル化のメリットとデメリット デジタル化には、以下のメリットがあります。 効率化:手作業を自動化することで、業務を効率化できる データ化:業務をデータとして蓄積することで、分析や改善に活用できる コミュニケーションの活性化:オンラインでの情報共有やコミュニケーションが容易になる 一方で、デジタル化には以下のデメリットもあります

ITリテラシーを高めたあとに企業がやるべき戦略

社会が情報との結び付きが深くなっているため、今日ではIT企業のみならずあらゆる企業や組織などで情報を活用する必要がありますし、ITを活用する上でのリテラシーを高める必要もあります。 企業の事例では同じ企業の中にマーケティングや財務の他に営業などがありますが、汎用性が高いITの技術であるからこそ部署に関わらず抜かりなくリテラシーを得て高めていく事が求められます。 そのように同じ企業の中に様々な部署が存在している場合に特徴的なのが、同じ企業の中に属しつつ同じ物事の利益から収入

DXツールに振り回されないために心がけておくこと

業務改善を考えたときに、これまでは手作業で行っていた業務を自動化するツールを駆使して、業務の自動化を実現させつつ、多方面での効率化も実現する流れが、昨今のDXブームに乗って、急速に展開されています。 率先してDXを実現させるのはもちろん、取引先などとの取引を継続していくべくDXのツールを導入する事例もありますが、ツールを導入し利用する際にはしっかりと使いこなせるようにするのが重要です。 そのため、DXの実現に関しては組織のトップとの意識合わせを徹底的に行っておく必要があり

DXをただのデジタル化にしないために必要な視点

DXとデジタル化は似ているようでまったく別ものです。 デジタル化はその名の通り、アナログ作業をITでデジタル化すること。 書類を使って行っていた業務を電子化して作業を効率化することは単なるデジタル化に留まります。 DXはデジタルトランスフォーメーションの略です。 トランスフォーメーションは直訳すると変革や変化という意味になります。 デジタル技術によって人々のライフスタイルやビジネスモデルが変革すること、とDXは定義されています。 つまり、私たちの生活や仕事のあり方自体が

DXを進めたいけれど、何から手を付けて良いか分からない時は?

DXを自社内で進める場合、どう進めたら良いのか、どのようにしたら業務変革が起きるのか、悩みます。 まず、念頭に入れておきたいことは、DXそのものを最終的な目的にしてしまうと方向性がぶれてしまうので、DXを目的化しないゴール設定をすることです。 そのためまず行うのはDXの目的を決め、さらにその目的が組織にかかわる場合は事業部ではなく組織全体で捉えるようにします。 その際、組織責任者の協力を得ることが一番大切であり、経営者を含めしっかりと説明をすることが大切です。 経営幹部