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デジタルトランスフォーメーション(DX)

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デジタルトランスフォーメーション(DX)についての自身のコラムをまとめています。
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2022年7月の記事一覧

不動産業界のDX:おとり広告排除システム

ちょうど今、自宅を引っ越そうと物件を探しています。 で、いろいろなサイトを見たり、不動産屋さんに行ったりしているのですが、おとり広告(いわゆるツリ物件)に引っかかることが多々あります。 で、昨日ニュースをさらっと眺めていたら、こんなトピックがありましたので、紹介します。 不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME'S」を運営するライフルと不動産賃貸業のテック企業イタンジが、不動産の「おとり広告」を排除する新たなシステムを開発して、ミサワホーム不動産の募集物件を対象に運

みらいの郵便局

日本郵便は、リアルとデジタルを融合する郵便局のデジタルトランスフォーメーション(DX)実現の一環として「みらいの郵便局」の実証試験を大手町郵便局で始めると発表しました。 日本郵政は昨年5月に策定した5カ年計画の中期経営計画で、郵便局網とデジタルの融合を目標のひとつに掲げていて、今回の実証実験の結果を元に令和5年度には5種類の実験局を開設、地域やニーズに応じて6年度から全国展開を進める方針です。 私も毎月のように郵便局を利用させてもらっていますが、そんなに不便に感じたことは

レガシーシステムの保守管理コストを削減する方法

コンピューターには、様々なシステムがありますが昔のシステムのことをレガシーシステムと言う言い方をします。 このレガシーと言う言葉自体は、遺産といった意味がありますので、おおよそその言葉を聞けばこのレガシーシステムというのがどのようなものかわかるはずです。 コンピューターは時代によって進歩していますが、このようなシステムは一昔前のものといえます。 つまり特定のシステムを意味するものではなく、現在から見て古くなったシステムのことを総じてレガシーシステムと言うわけです。 コ

DXツールに振り回されないために心がけておくこと

業務改善を考えたときに、これまでは手作業で行っていた業務を自動化するツールを駆使して、業務の自動化を実現させつつ、多方面での効率化も実現する流れが、昨今のDXブームに乗って、急速に展開されています。 率先してDXを実現させるのはもちろん、取引先などとの取引を継続していくべくDXのツールを導入する事例もありますが、ツールを導入し利用する際にはしっかりと使いこなせるようにするのが重要です。 そのため、DXの実現に関しては組織のトップとの意識合わせを徹底的に行っておく必要があり

DX人材を育成する前に知っておきたいDXリテラシー

DX人材を育成することは、多くの企業での課題となっています。 移り変わっていく世の中に対応するためには、これを育成して高度な情報社会に立ち向かえるようにしておくことが重要です。 しかし、やり方を間違えてしまえば効果的な育成を期待することができません。実施する前にはDXリテラシーの確認から行っておく必要があります。 類似する言葉にITリテラシーがありますが、こちらはIT知識を持って活用できる状態をあらわしていると知っているはずです。 DXリテラシーもほとんど同じだと思うか

デジタルが主戦場の今、イノベーション文化を醸成することがDXの本質

コロナ渦で、教育業界の注目を集めたのはオンライン教育です。 遠隔授業は長らく論議が行われていたテーマではありますが、三密を避けるなどの目的で構築されたオンラインによるオンデマンド型、アーカイブ型などの授業は半強制的にスタートしたものといえます。 初等中等教育のスクール構想、学習成果の可視化などで重要視されたLMSと呼ぶ学習管理システムなどと合わせ教育に関わるDXについて把握されているひとが多いのではないでしょうか。 ただし、DXは教育の方法論もしくはシステムに関する話題で