アメリカ大陸横断:3日目前編(フランク・ロイド・ライトの名建築、落水荘とケンタック・ノブを巡る)
2024年夏のアメリカ大陸横断(フィラデルフィア〜シカゴ)に関する記事です。
アメリカ大陸横断(フィラデルフィア〜シカゴ)関連の過去の記事はこちら↓↓
1. 朝ご飯を食べて出発!山深い道を抜けた先には・・
すっきり目覚めてホテルで朝ご飯。
フィラデルフィア〜シカゴまでしか行かないとはいえ、アメリカ大陸横断は体力勝負!
ホテルを出た先の道は山あいの道。
どこまでも平坦な中西部では見かけることのない光景にテンションが上がります。
2. 近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライトの代表作、落水荘へ
さて、3日目前半のテーマは、フランク・ロイド・ライトの名建築巡り。
実は我が家が暮らすイリノイ州Oak Park周辺には、近代建築の三大巨匠の一人であるフランク・ロイド・ライトが手がけた建築物(自宅や仕事場含む)が多く残されており、一般見学向けに公開されていたり、今も住宅として使われ続けています。
そのフランク・ロイド・ライトの代表作の一つであり、世界遺産リスト登録物件である「フランク・ロイド・ライトの20世紀建築作品群」の構成資産でもある落水荘(Fallingwater)がペンシルベニアにあるということで、フィラデルフィアからピッツバーグに向かう途中で訪れることにしました。
落水荘では、いくつかのガイドツアーが行われており、中にはテラスでの食事付きのプライベートツアーも!(お値段なんと4人で2,200ドル!)
落水荘の中に入るツアーは残念ながら6歳以下はNGだったので、外から建物を眺めるツアーに参加することにしました。
ピッツバーグの百貨店経営者エドガー・カウフマンの邸宅として1936年に作られた落水荘。
滝の上に建てられており、自然と調和した佇まいで知られているため、外から建物を眺めるだけでも面白いのではと思っていましたが、実際には(屋内には入れないものの)リビングから水辺に降りられる階段近くのテラスや来客用の宿泊棟のプールまでツアーに含まれており、屋内の様子も外から覗くことが出来たので、外から建物を眺めるツアーでも十分満足出来ました。
3. オハイオパイル州立公園のヨギオゲニー川で、突然の川遊び!
落水荘以降の予定を明確に決めていなかった我々。
とりあえずピッツバーグに向かおうと人気の無い山道を走っていると、パッと開けた場所に出ました。
道沿いに並ぶレストランに川遊びに興じる人々、突然のレジャースポット出現に面食らいつつ、せっかくなので我々も車をとめてお昼ご飯にすることに。
実はこの辺り一帯はオハイオパイル州立公園として整備されており、ヨギオゲニー川を中心に川遊びやキャンプなどのアウトドアが楽しめるとのこと。
トレッキングを楽しむほどの時間はありませんでしたが、お昼ご飯の後で少しだけ川に入ってみると、水が冷たくて気持ちいい!
この日は30℃を超える真夏日(と米国でも言うのか分かりませんが)だったので、ちょうど良いリフレッシュになりました。
4. フランク・ロイド・ライトが晩年に手がけたケンタック・ノブへ
今日のうちに五大湖の一つエリー湖のほとりまで行く予定ですが、まだ時間に余裕がありそうなので、急遽落水荘から車で15分ほどのケンタック・ノブにも寄ってみることに。
フランク・ロイド・ライトが晩年に手がけたケンタック・ノブは、2000 年に国定歴史建造物に指定されています。
事前予約無しで訪れたため、もしかしたら見学できないかもと思っていましたが、その場で申し込めばガイドツアーに参加出来るとのこと。
ただガイドツアーの開催時間まで待っていると時間が遅くなりそうだったので、またまた外から建物を眺めるセルフガイドツアーにすることに。
ビジターセンターからケンタック・ノブまでは歩いて行ける距離ですが、坂が急なせいかリムジンバスで送迎もしてくれます。
定期的に巡回しているらしく、ビジターセンターで5分ほど待った後でバスに乗り、約2分ほどでケンタック・ノブに到着。
1953年に建てられたケンタック・ノブは、建物の高さを抑えて水平ラインを強調する典型的なプレーリースタイルの建築。
建物もさることながら、裏手に広がる雄大な景色は圧巻。フランク・ロイド・ライト自身は、実は一度も現地に足を運ばずケンタック・ノブを設計したという噂もありますが。。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?