見出し画像

アメリカ生活に必須のSSN(ソーシャルセキュリティナンバー)が3か月かかってやっと取得できた話(後編:救世主登場で一件落着)

前回、前々回に引き続き、Social Security Number: SSN取得までのあれやこれやです。
電話や窓口のたらい回しを経て、エラーのエビデンスを入手したところから再開します。

救世主①:会社のバックオフィスに相談

SSNが発行されない原因の判明から窓口のたらい回し、エラーのエビデンスの入手と怒涛の勢いで過ぎ去った日から一夜明けた翌朝、まずは会社のバックオフィスに連絡。
SSNが無いために滞っている手続きがいくつかあったので、これこれこういう状況なので、まだすぐには発行されなさそうと説明します。

この時点では、私としては、自分で再度USCISに赴いてエビデンスを元に交渉する(もしくはSAVEの問合せをする)つもりでいたのですが、なんとバックオフィスの担当者から、会社で契約しているImmigration Attorney(移民問題専門弁護士)に相談してみるとの申し出が!
プロの手を借りることが出来るなら、素人が孤軍奮闘することもあるまいということで、ここは大人しくお任せすることにしました。

救世主②:移民弁護士登場!

数日後、バックオフィスからの相談に基づいてImmigration Attorney事務所のパラリーガルの方から連絡が。
これまでの経緯と申請書類や各種エビデンスを共有したところ、早速SSA、USCIS、SAVEに連絡してみるとのこと。
メールのみのやり取りですが、テキパキと物事を進めている雰囲気があり、これは期待大!

救世主③:オンブズマン登場!?

更に数日後、改めてパラリーガルの方から連絡。
「状況を確認した結果、Ombudsmanに支援を要請する、ついてはG-28(Notice of Entry of Appearance as Attorney or Accredited Representative)のフォームに署名して欲しい」とのこと。
要は委任状のようなものですが、それよりも・・Ombudsman!?

小学校だか中学校だかの社会の授業で「オンブズマン」という言葉を耳にしたことはありますが、何となく「行政や社会の不正といった巨悪と戦う正義の味方」というイメージ。
単なる一個人の申請がうまくいかないとかいう些事にも対応してくれるようなものなのか?と半信半疑ながら、フォームに電子署名して提出。
会社のバックオフィスもパラリーガルの方も「Ombudsmanの支援は極めて有効だから、すぐ解決すると思うよ」と、Ombudsmanには絶大な信頼をおいている様子。
この時点で申請から既に2か月半が経過しているのに、そんなに簡単に解決するものなのでしょうか?

申請から3か月と1週間後、唐突にSSN到着

Ombudsmanの件から3週間、申請から考えると実に3か月と1週間が経過したある日、オフィスに一通の封書が。
封を開けると、なんと中にSocial Security Numberが記載されたカードが!
何の前触れもなく、唐突且つ無感動にカードを入手することが出来ました。
Ombudsmanの支援があるとはいえ、もう一回くらいは自分でSSOに赴く必要があるかと思っていましたが、まさかのいきなりカード到着で急転直下の解決に至りました。

結局根本的な原因が何だったのかは分からずじまいでしたが、ともかく今回の学びはOmbudsmanの支援は確かに有効だったということ。
インターネット上の体験談でも、「DHSのシステム上で永住者として登録されていた」「Ombudsmanを使って解決した」というケースは見かけなかったので、今後この記事がどなたかの役に立つことがあれば幸いです。

当ブログからリンクやバナーなどによって他のサイトに移動された場合、移動先で提供される情報およびサービス等について一切の責任を負いません。
また、当ブログのコンテンツはできる限り正確な情報を提供するように努めておりますが、正確性や安全性を保証するものではありません。情報が古くなっている場合もございます。
当ブログに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください。

当ブログに掲載する文章・画像・動画等の著作物を無断転載することを禁止します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?