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マンガワールド③世界とマンガの歴史

こんにちは。はじめまして。
 梅雨が去り、夏の暑さがぼちぼち本格的になってきました今日この頃、『オリンピック』の行く末がどうなっていくのかも横目で気にしつつ、つぶつぶフルーツジュースを炭酸で割ったりしながらしのいでいる爽やかなマンガを気まぐれに構想中のGプレッソです。

夏の原っぱ 自動着彩版 G+


 さて、今回は、Gプレッソのマンガワールド③『マンガと世界』と題しまして、「諷刺絵画」から「現代マンガのあけぼの」、そして21世紀の今日までの「マンガのざっくりした縦軸的歴史」「個人的マンガ体験」の一部の披歴等に関して、まとめ綴ってみたいと思います。
 近代以前の「『マンガ的』絵の歴史」に関しましては、Gプレッソマンガワールド②『現代マンガへの道-人類の絵の歴史-』に綴ってありますので、ご興味のある方はぜひご覧いただければと思います。
※また、記事内容に関しましては、参考図書などを踏まえてはおりますが、引き続き、ワタシ-Gプレッソ-なりのざっくりとした理解・解釈・見方・まとめ方でありまして、看過できないほどのひょっとするとのとんちんかんな誤解や不足等に関しましては、緩やかなご指摘をいただければありがたい限りです。どうぞお手柔らかにお願いいたします。

現代マンガへの潮流

さて、21世紀の今日、幸運にも『なんでもありなマンガワールド』が広く世界でオープンに展開されていますが、その源泉・源流としては、
①諷刺・ブラックユーモア・ナンセンス系
-大人向けの皮肉なユーモアとしての-
 
②娯楽(エンタテインメント)・物語系     
-子どもたちの空想を育むものとしてのー
の2つの流れがあったようです。
その流れに続き、やがて「更なる新しい表現」を求めて
③ドラマ系(劇画マンガや青年マンガやオルタナティヴ系やアンダーグラウンド系マンガ等含め)
-が融合されてきての『今日のジャンル無限な豊穣のマンガワールド』                  があるのだとGプレッソは(も)ライトに解釈しております。

※「世界」には広い意味で「マンガ禁止」文化の地域もあると理解しており  ますが、それぞれの文化を尊重したい立場で綴っております。
 ジパング-日本-は『マンガ先進国(善悪の彼岸的な意味で)』であることは間違いなく、「この時代のここにいる-たまたまここに存在した-」偶然性に乗っかってライトかつマイルドに『マンガ』を味わっていきたいと考える所存です。


世界史とマンガ

 さて、近世・近代以降の「絵」の歴史を見ていくと、科学・技術の進歩と同時に社会の在り様にも「絵・画・マンガ」は影響を受けているのだな、と思えました。
 当然と言えば当然なのでしょうが、「歌は世につれ、世は歌につれ」と同様に「絵は世につれ、世はマンガにつれ」も的を得ているのだと思えます。
 その観点から、「絵・画・マンガ」を理解しようとする時、大雑把であれ、その時々の世の中の状況も知っておくべきだと思いました。
※自身の好奇心の問題です。
「理解しようとするな。ただ感じろ。」(『燃えよドラゴン』『テネット』的な)という在り方・味わい方もワタシは好きです。

以下は、『マンガ』という在り方・現象に関わりがあったであろう近世以降の社会的・世界的状況を幾つかのキーワードをピックアップしてザっと考えてみたものです。※順番は厳密ではありません

ヨーロッパから世界へ
 
14C ルネサンスが湧き起こる   
   活版印刷術が発明される
15C 大航海時代が始まる
16C 宗教改革が始まる
      科学革命が起こる
      産業革命が起こる
      市民革命が起こる
    帝国主義(植民地・海外展開・市場獲得競争)
が始まる
20C 世界的戦争が展開される
    大国覇権・思想衝突期
    金融資本主義の魔法時代
   (未だ解けないマネーという魔術)
 
21C デジタル革命期
21世紀2021年現在-今何が起こっているのか?

ー以上のような社会的状況の中、「絵・画・マンガ」はどのように表現され、使用されてきたのでしょうか。
 以下、サラッとまとめていきたいと思います。


虹の街 サタイア ユーモア ワールド
↑サタイア(諷刺)とユーモアから広がる「マンガ」の入り口のイメージ


風刺絵画(風刺画・諷刺絵)

近世・近代ヨーロッパで 
ルネサンス期 『個』の芽生え 個人-個性 
2つのイノベーション 印刷&郵便
グーテンベルクの活版印刷以降、
ヨーロッパでは『ビラ』『パンフレット』のような印刷物が、不定期で人々にニュースを伝えるようになっていった。
その際、言葉(文字)だけではなく、絵も使用されていくようになる。
※メッセージの視覚化(イラスト化)

やがて、定期的な発行が行われていく新聞や雑誌のジャーナル文化の中で、使用されてくる『絵』とはどんなものだったのでしょうか。
世界の社会事情と交えながら、主な刊行物も一部並べてみたいと思います。

カートゥーン登場-印刷物としての-

15C~16C 宗教改革時の
「一枚パンフレット状の印刷物に描かれたカートゥーン」※ 

17C~18C 定期印刷物としての「新聞」が登場
 欧米では、産業革命や市民的革命や独立戦争などを経て~19C半ば、   先進国における「大衆文化」の始まりが幕を開けた。
アメリカでは、1880年代に風刺漫画への関心より広まる 
    
1609年『アヴィサ・レラツィオン』(独)※最古の週刊新聞
1650年『アインコメンデ・ツァイトゥンゲン(独)※世界最初の日刊新聞
1702年『デイリー・クーラント』イギリス最初の日刊新聞


19C
 世界各地でさまざまな漫画雑誌の登場
19C中盤以降
の世の中は、それまでの「文字」中心の書物、「絵」そのものの一点もの絵画、の時代を経て、「文字と絵とのミックス」されたジャーナル印刷物、絵本やマンガが発展していった時代と言えるようです。 

1830年 政治風刺週刊誌『カリカチュール』(仏)
歴史的エポック・漫画ジャーナリズムの出発
1832年 諷刺雑誌・新聞『ル・シャリヴァリ』スタート(仏)
1841年 風刺雑誌『パンチ』スタート(英)※世界最古のマンガ雑誌
1842年 絵入り週刊新聞『イラストレイティッド・ニュース』(英)                    1845年 漫画雑誌『フリーゲンデ・ブレッテル』(独)
1848年『クラデラダッチ』
1851年『グリーソン』(米)
『イラストレイティッド・アメリカン・ニュース』
1876年 『パック』(米)
   
19世紀
-カリカチュアの世紀
※カリカチュア-滑稽、ユーモア、諷刺等の効果を狙って描かれる絵
特徴を大げさに強調して描かれる諷刺的絵画
誇張・省略画
 
※ヨーロッパの新聞一コママンガ(狭義のカートゥーン)
絵の傾向としては、カリカチュア(誇張・省略画)

※カートゥーン新聞や雑誌などに掲載される一コマ漫画
ウィット・アイロニー・ジョーク・ペーソス
皮肉・矛盾・おかしみ etcを伴った表現で絵描かれる
政治的宣伝画  政治漫画   世相諷刺画 

             

世相諷刺・政治漫画の大家的存在のメモ

18C 


イギリス

ウィリアム・ホガース(1697-1764)
画家・諷刺画の第一人者
ヨーロッパ近代漫画の始祖的存在
トマス・ローランソン(1756-1827)
ジェームス・ギルレー(1757-1815)


アメリカ
 ベンジャミン・フランクリン(1706-1790)
新聞に政治的漫画を導入したアメリカ建国の父の一人
 

19C 

フランス
オノレ・ドーミエ(1808-1879)
政治的武器としての漫画の完成者
漫画を近代ジャーナリズムの旗手へ押し上げた
近代カリカチュアの父

ドイツ
ヴィルヘルム・ブッシュ(1832-1908)
絵物語-風刺漫画作家
コミックの元祖
               
アメリカ
トマス・ナスト(1840-1902) 

アメリカ風刺画家の父



諷刺マンガ-皮肉・矛盾・ユーモア-

日本(ジパング)で

日本の歴史(ざっくりと思い出しましょう)
1600年代~1800年代 江戸絵画の百花繚乱期
 江戸期ー幕末よりの諷刺画
        
1853年 黒船カルチャーショック
1854年 開国 ※以後西洋の文物一般層への流入スタート
1867年 大政奉還 明治新政府スタート
倒幕~明治維新~戊辰戦争期の諷刺画(庶民への情報提供)  
この頃「新政府サイドー旧幕府サイド」は各々自らの立場を正当化するため、世の中に訴える手段として『新聞発行』を行ったようです。
日本人自身による最初の新聞として
1868年『太政官日誌』(京都)-『中外新聞』(江戸)

新聞-雑誌

 
1862年『ジャパン・パンチ』※日本初のマンガ雑誌
チャールズ・ワーグマン 
1870年『横浜毎日新聞』創刊 日本で最初の近代的日刊新聞

1874年『絵新聞日本地』 絵担当・河鍋暁斎
1874年『読売新聞(東京)』創刊
1879年『朝日新聞(大阪)』創刊
1877年『團團珍聞』日本で最初の諷刺似顔絵登場
看板作家・本多錦吉郎 小林清親
1878年『驥尾團子』本多錦吉郎「藪をつついて大蛇を出せし図」掲載
※1881年掲載-日本におけるコマ連続による物語進行作品の初発
1882年『時事新報』大新聞としてスタート 福沢諭吉
1887年『トバエ』 ※居留フランス人向け時局風刺漫画雑誌ジョルジュ・ビゴー
1901年 滑稽新聞 時局風刺画&文章 漫画雑誌ブームの着火点  
宮武外骨主筆
1905年 東京パック 北澤楽天
1906年 大阪パック 赤松麟作
-様々な雑誌・新聞が生まれては消えていった

EX『時事新報』では当初今泉一瓢が「漫画」を担当 
※カリカチュア(一枚画の世相・時局風刺画)の訳語としての「漫画」
のちに「漫画」担当が北澤楽天にバトンタッチされ「時事漫画」欄を創設 
ーやがて、新聞マンガの本格化時代へ  


『諷刺』という険しい道を
-ユーモアと笑いのレジスタンス-

明治時代(1868年(M元年)~1912年(M45年))
明治時代の『風刺漫画』事情
 新聞や雑誌の創刊ラッシュの中で、風刺漫画は一つの言論機関としてのパワーを持って絵描かれていたようです。しかしながら、当世における時の権力よりの「弾圧・抑圧」(「大逆事件(1910-1911)」など)を期に、諷刺表現はトーンダウン(大局的には)していきました。
 そうして、ここから日本のマンガは『エンターテインメント』へ舵が切られていきました。

ライト&マイルド

 先頃観覧した映画『HOKUSAI』もとても味わい深い映画でしたが、当時の厳しい取り締まり状況も主軸に描かれていて、『表現』はいつの時代も困難が付き纏ってくるものなのだな、と改めて認識する次第です。
 表現の弾圧、発表の禁止、発売禁止、作家の逮捕、投獄、有罪など、ガクブルな時代を経て、現代のマンガ界が廻っているという事情なのでしょう。  それゆえに、『表現』への工夫を重ねに重ねながら苦心しつつ洗練させ、諷刺やディスクロージャーを体現してきた絵師たちやマンガ家先生方の勇気へのリスペクトは倍々に増してゆくばかりです。
 やがて、戦争の足音と共に、『マンガ』は時の公権力により利用されながら教宣マンガとして描かれつつ、世界規模の戦争が始まり、終わり、そして、戦後よりの『新たなるマンガの物語』がスタートしていきました―

諷刺画記事ターンの最後に印象的な言葉に出会ったのでメモとして掲載したいと思います。

『諷刺画は社会的に意義ある最も有益な芸術である』 

BY ロシア文学者ゴルキー


インターミッション

芸術はマルチパラレルインタラクティブインスパイア

起源・始原・始祖・開拓者・パイオニア・マンガの種子~は同時並行的に幾人も幾つもあって然るべきで、自然なことだと、ワタシも思えます。
 『マンガ』の始まりがどこにあるのであれ、誰が始まりのヒトであるのであれ、現在も、多くのレジェンド的作品を読んで味わうことができることは、とても僥倖なことだと思います。
 デジタル時代に伴い、ますますレジェンド作品群が復刻され、気軽に読める状態が整っていって欲しいと心底思います。
 とにかくも「マンガ文化」を繋いできてくれた先人の先生方・マンガ関係者の方々にはリスペクトの念しかありません。ありがとうございます!

マンガヒストリー わお  感謝バージョン

さて、『マンガワールドの歴史』として、
『現宇宙の始まりの「絵」(前回②「人類の絵の歴史」記事)』からライトに考察スタートして、上記まで『諷刺画・諷刺絵』にたどり着きました。
 ここから、いよいよ『現代マンガ』の実質的な始まりに関しての記事を綴りまとめてみたいと思います。
 
「世界」を観てみる前に、先に「日本」での現代マンガへの芽吹きを見てみれば、今回「北澤楽天」「岡本一平」という二人のオリジネーターを知ることができました。

東のジパングの国でー北澤楽天・岡本一平ー

 幕末から明治初期、それまでの『風刺画』が「ポンチ絵」「おどけ絵」的なものであったものを、品位とユーモアでもって物事の本質を捉える絵として『漫画』というワードを改めて使用し始めたのが若き北澤楽天であったようです。
 漫画の歴史本や、映画『漫画誕生』等の記述をまとめてみれば、
北澤楽天(1876年-)は、
 欧米シャーナリズムの漫画を研究し、常に研鑽を重ね吸収し、国際感覚も養いつつ、その当時の『ポンチ(絵)』を欧米諸国のカートゥーンの水準へ引き上げることを実践し、自らの筆を確立し(心を空にして絵描く)、漫画制作のプロダクション化もスタートさせた『現代漫画の父(ジパング)』であり、
 日本初の職業漫画家
 キャラクターづくりの先駆け 田吾作と杢兵衛 etc
 日本初の少女漫画主人公 とんだはね子嬢
 広範なテーマを描ける
 漫画のカラー化(『東京パック』刊行-)etc,etc,

 数々の実践を伴った当時代を席捲した巨星であったことを理解しました。

そして、北澤楽天に続いて現れた巨星が「岡本一平」で
 漫画漫文という独自スタイルで一世風靡を巻き起こしたという理解です。

岡本一平(1886年-)
 ・『漫画漫文』-というマンガ表現の新たなスタイルを示した
 ・『映画小説』-コマ画マンガをより進展させた(映画的表現の追求)
 ・漫画における「大河ドラマづくり」の発想(世界においても先駆的)
 ・テンポ感のある漫画づくり(背景の簡略化etc)etc,etc,

 タッチ的には、当初の北澤楽天が、国際感覚を宿しつつ欧米漫画風であることをセレクトしていることに比して、岡本一平はペン画・筆画・日本画・南画(水墨・淡彩)など幅広く器用に腕を振るっていたようです。

北澤楽天 キャラクター 田吾作と杢兵衛 茶目 とんだはね子
岡本一平 映画小説 漫画漫詩 漫画漫文 例

 二人の巨人は、共に『絵』が魅力あふれるものであったことも、広く世間を一世風靡した要因であったのだと思います。
 ※もちろん、綺羅星のごとく、多彩な漫画家の先生方が時代を彩っていたことは当為であることを忘れないようにしたいです。

ワタシも、ここ数年前までは、日本の漫画の歴史的には、田河水泡ー手塚治虫-トキワ荘ー劇画マンガーアンダーグラウンドー大友克洋・鳥山明ー・・・というような流れを大まかにざっくりとしたエポックな軸として捉え理解していましたが、この軸をさらに遡ると、同様にエポックな存在として、北澤楽天・岡本一平が当てはまることを理解しました。そして、この軸にさらに遡り加えられるなら、やはり葛飾北斎先生なのでしょう。
※葛飾北斎先生に関しては、次回以降にまた綴ってみたいと思います。


世界からー近代漫画の始まり-

 現代マンガの源流・種子 
    

 さて、ジパングから『世界』に視点を戻して考えてみれば、近代マンガの初発作品群はどこまで遡れるのでしょうか。
 以下、「世界」および「ジパング」における幾つかの作品をピックアップして並べてみたいと思います。

ストーリーマンガ-物語風マンガ-


スイスで 
ロドルフ・テプフェール『M・ヴィユ・ボワ』
1837年(初発執筆は1827年)

ドイツで 
『マックスとモーリッツ』1865年 
ヴィルヘルム・ブッシュ

イタリアで
『クアドラティーノ』1910年 
アントニオ・ルビーノ

イギリスで
『ウェアリー・ウィリーとタイアード・ティム』1896年トム・ブラウン
『レインボー』1914年 色彩豊かな子ども向け漫画新聞
『ピップ・スクウィーク&ウィルフレッド』1919年
動物キャラクターのコミック・ストリップ

フランスで 
『ベカシーヌ』1905年アンリ・ゴルチェ
『ピエ・ニクレ』1908年 ルイ・フォルトン
『タンタン』1929年 エルジェ

アメリカで 
『イエロー・キッド』1895年 リチャード・アウトコールト

『リトル・ニモ』1905年 ウィンザー・マッケイ
※夢マンガの嚆矢的作品
『キンダーキッズ』1906年 リオネル・ファイニンガー
『クレイジー・カット』1909年 ジョージ・ヘリマン
『ガソリン・アレイ』1918年 フランク・キング
『フィリックス』1919年 オットー・メスマー

日本で  
『漫画太郎』1922年 宮尾しげを
『正チャンの冒険』1923年 
織田小星・作 樺島勝一・画  
『スピード太郎』1930年 宍戸左行
『のらくろ』1931年 田河水泡
『冒険ダン吉』1933年 島田啓三
『タンク・タンクロー』1934年 阪本牙城
『火星探険』1940年 
画・大城のぼる 作・旭太郎
『記者旅行』1941年 大城のぼる

ー再びジパングに戻りおさらいして整理してみますとー

ジパングよりーマンガの国でー

明治になり、西洋の文物が一気にやってきて、新聞・雑誌文化が急進展を開始

日本にも雑誌ブームが訪れる 北澤楽天 岡本一平
ー『諷刺画(マンガ)』も台頭・華やかなりし頃。

大正から昭和初期
『外国漫画(特にアメリカ漫画)』の紹介
がマスコミのなかで盛んに流行         同時期に『一枚絵ナンセンス漫画』も紹介

ー上記の流れのなかで『マンガ』は芽吹いてゆく。
新聞マンガ 生活4コマ漫画 
政治漫画・世相諷刺漫画   
子どもの新聞連載漫画など

昭和の時代
 大正期の終わりに「正チャンの冒険」を皮切りにストーリーマンガが息吹きを挙げつつ、時代が民間を巻き込んだ戦争に突入していった最中は、戦時利用されもした『マンガ』ですが、終戦をきっかけに、漫画のレボリューションが始まりを迎える。

もう一度、幾つかの具体的なエポック的作品を列挙してみれば、 
※概ね目にしている(手に取り読んだ経験)作品を並べてはいますが書籍内 図版でしか見たことのないものも含めてあります。

1923年『正チャンノ冒険』
織田小星・作 樺島勝一・画  
少年漫画の元祖&ストーリー漫画の出発点&キャラクター性
1930年『スピード太郎』 宍戸左行           

1931年『のらくろ』 田河水泡作             
キャラクター成長漫画の先駆け的存在
1933年『冒険ダン吉』島田啓三

1934年『タンク・タンクロー』阪本牙城  
SFロボットキャラクターまんがのパイオニア

中村書店漫画本シリーズ 1933~1943年
※豪華上製本100冊~

1940年『火星探検』
画・大城のぼる 作・旭太郎
1941年『汽車旅行』 大城のぼる

1947年『新寳島』 
手塚治虫/作画 酒井七馬/原作・構成

『火星探険』『汽車旅行』(画・大城のぼる)模写
時代を彩ってきたキャラクターたち 模写

上記に列挙した、エポック的作品以外にも、『子どもの昭和史シリーズ(別冊太陽・平凡社)』や『漫画大博物館/松本零士・日高敏 編・著(小学館)』などの資料・書籍を眺める限り、ウルトラ気になる作品タイトルは、本当に山ほどあります。
・まぼろし探偵(桑田次郎)
・少年ジェット(武内つなよし)
・アメチョコ探険隊(安孫子つねじ)
・和製ミッキーまんが ※国産品のミッキー・マウスまんが各種
・雑誌『漫画少年』
etc,etc,・・・機会があればいつか眺めてみたいです。


手塚治虫先生
-現代ストーリー漫画の神様-

-諷刺もエンタメもひっくるめてー

ワタシの手塚先生のマンガ読書体験は、『来るべき世界』から始まり
『メトロポリス』『新寳島』『地球を呑む』『罪と罰』『火の鳥』『ブッダ』『ブラックジャック』『アドルフに告ぐ』『MU』『ワンダースリー』『鉄の旋律』『ザ・クレーター』『時計仕掛けのりんご』『ガラスの城の記憶』『バンパイヤ』『鉄腕アトム』『七色インコ』『リボンの騎士』『やけっぱちのマリア』『奇子』『きりひと讃歌』『人間昆虫記』『人間ども集まれ!』『上を下へのジレッタ』 etc,etcその全作品のおそらく3割~に満たない微々たるものですが、その『日本-延いては世界-のマンガ史』における影響力・衝撃力は、想像で理解できる気がしています。

戦後マンガ史の起点である『手塚治虫』という存在のインパクト
リアルタイムで経験したわけではないですが、様々な資料や証言を眺めてきた中で、作品を読んだ(自身の読書範囲内でですが)後、確信できたことは、ワタシの中で、手塚先生は、日本のマンガ史における初発最大のディスクロージャーであり、現生人類史においては、ソクラテスやレオナルド・ダビンチやピカソと肩を並べている巨人的なポジションを占めています。


マンガ地図の縦軸-Gプレッソのパーソナル版-

 あくまで、『ワタシ(Gプレッソ)の個人的読書体験の中で』の物語の範疇で、ここより、いよいよ自身のマンガ体験を綴ってみたいと思います。

マンガファン誰の中にも「自分だけのマンガ地図」を抱いていると思いますが、現時点のワタシの脳内マンガ地図の中での戦後・昭和ー平成時代ーの概・概・概略の流れをメモしておきますと以下のような通りです。
※敬称は略させていただきますことをご了承願います。
※また、ここに書き切れないほどの私淑する作家先生方が、もちろんおりま すことも合わせてお断りさせていただきます。

MANGA表現の始祖的・パイオニアのレジェンド先生方

先行する全ての近代漫画作家の先生方

戦後・昭和・平成時代の全てのマンガ作家・先生方

手塚治虫  トキワ荘グループ  レジェンド作家先生方ー

劇画系   辰巳ヨシヒロ 永島慎二 さいとうたかお ー

ガロ系   白土三平 つげ義春 ー

オルタナティヴ系 水木しげる 楳図かずお ー

少女マンガ革命 竹宮惠子 萩尾望都 ー

メビウス 宮崎駿 大友克洋 鳥山明 荒木飛呂彦 浦沢直樹 ー

 浅野いにお 石黒正数 ー
  
尾田栄一郎 諌山創 ー     

全ての現代マンガ作家先生方

未来のマンガ作家先生方⇨
to be continued

まんが道(藤子不二雄A先生)風イラスト


『私的マンガ体験』A


『私的マンガ体験』とは、『個人的なマンガ体験』を備忘録も兼ねつつ披歴してみようとする試みですが、とはいえ、これまで読んできた漫画タイトルをすべて並べても面白味もありませんし、一気にすべてを語れる胆力もなければ、記事的に間延びもしてしまうので、「私的マンガ体験」に関しましては、その都度テーマを絞って随時(これからの④~以下の記事にばらけさせつつ)綴り置いていきたいと思います。

今回の記事における「私的マンガ体験」のテーマとしては「自らの心に深く刻み込まれた作品のベストを挙げるなら」風の体裁でまとめてみたいと思います。
※文章の流れの関係で、あえて作者先生の名は記載していませんことをご了承頂きたく思います。


最大級の衝撃・インパクトを受けた心の中の永久マスターピース

 
火の鳥 ナウシカ AKIRA 
14歳 TWIM ビリーバット 
進撃の巨人  風と木の詩 イティハーサ 
残酷な神が支配する ハチミツとクローバー 
ぼくの地球を守って 

ワタシの中で、作品完結後はここに連なるだろうなと予感(ほぼ確信できる範囲での)できる現時点で連載継続の作品としてJOJOの奇妙な冒険 ワンピース  などがあります。ベルセルクは永遠のリスペクト作品です。

デビルマン 銀河鉄道999 
藤子FSF短編 サイボーグ009 

コミックナウシカ
コミック ジルベール

キャラクター テーマ ストーリー  絵柄 etc
『マンガ』を彩る要素はたくさんありますが、今回改めて、ワタシの中で永遠不変のマスターピース作品を振り返れば、『大きな物語・テーマ』を好んでいるのだな、と確認できました。
「なぜ、それを好むのか?」-それぞれの深い冒険ですね。
2021年の夏現在-困難な世の中に突入してゆくことが蓋然的に予感できる昨今の世界状況に慄きつつではあるにしろ、それでも、これからも素晴らしい作品に出会えること楽しみにして過ごしていきたいと思います。


ワールドコミック Rぱーてぃで  カード版 南極付け足し編


『世界マンガ』に触れてみる

 
さて、世界の「マンガ」にもただただ興味・関心・好奇心がありますが、作品として読んできたものは、基本日本語に訳されたものを読んできたのみですので、その意味でも、やはりワタシはライトなマンガファンであるのだと改めて自覚する次第です。
 
以下、実際に目にしてきたマンガ作品(絵物語など含め)を並べてみようと思います。

ヨーロッパ圏(BDetc)

・メビウス『アルザック・ラプソディ』※映像作品
・エルジェ 『タンタンの冒険』※24作品中数冊
・ニコラドクレシー『天空のビハンドム』『フォリガット』『氷河期』『サルバトール』etc
・ファンフォ・ガルニド(画)『ブラックサッド』シリーズ数冊
・ヴィンシュルス 『ピノキオ』
・ジョアン・スファール『星の王子さま』原作サン・テグジュペリ

・ユーロマンガ VOL.1~8飛鳥新社

・ペネロープ・バジュー『ジョセフィーヌ!』『エロイーズ』

・ロベルト・インノチェンティ・絵『ラストリゾート』
 J・パトリック・ルイス・文
  
・レイモンド・ブリッグズ 
『風が吹くとき』『スノーマン』

・『アステリックス』Band37 
ジャン・イヴ・フェリ&ディディエ・コンラッド版

アメリカンコミック

・作/アランムーア 画/デイブギボンズ『ウォッチメン』
・ウィル・アイズナー 『The Plot-陰謀‐』
・リチャード・マグワイア『HERE-ヒア-』

・チャールズM.シュルツ『ピーナッツ』
※全17897話のうちの1パーセント未満

・マッド傑作選・Ⅰ
  
 
※本というより、映画の方が断然楽しかった
・アメリカンコミックス ヒーローもの
『マーベルシネマティックユニバース』
『DCエクステンデッド・ユニバース』
    
・ディズニーアニメーション(マンガ動画として)

 南米 

・ファビオ・ムーン/ガブリエル・バー 『デイトリッパー』    

ロシア

※コミックではないですが   
・ユーリ・ノルシュテイン『話の話』『霧につつまれたハリネズミ』
・ロマン・カチャーノフ(監督・脚本)『チェブラーシカ』
 エドワード・ウスペンスキー(原作) 
 レオニード・シュワルツマン(キャラクター)

北欧

・トーベヤンソン/ラルスヤンソン 『ムーミン・コミックス』※数冊

オーストラリア

・ショーンタン 『アライバル-到着-』

世界から届いたジャパニーズマンガ/世界がジャパニーズマンガを描いてみた
・第1回サイレントマンガオーディション受賞作品
・第2回サイレントマンガオーディション受賞作品

タイ

・ウィスット・ポンニミット『ロマンス』
『タムくんアニメ イエロー/グリーン』

その他

京都国際マンガミュージアム内 
・国際マンガコーナーにて眺めてみたマンガ



全てを読むことはできない-RE-

『読み得なかった作品』にはさまざまな理由があると思います。これは特に、マンガだけではなく、世の中のあらゆる森羅万象・出来事に当てはまる真実だと思えます。
当たり前のことですが、 
たとえば、
・200か国以上ある世界の国々のほとんどを訪れることなく
・名作小説のほとんどを読み切ることなく
・世界に誕生したゲームタイトルをほとんどプレイすることなく
・80億人中、ほとんどのヒトと会話したりすれ違うことなく
ライフタイムの終焉を迎えるのでしょう。
それと同じように、『マンガ』も全ての作品を読み切れることは無い、と思っています。
感情では「すべて観たい・味わいたい」という好奇心はあるのですが、
理性では「限りあるライフタイムの中で、何を選択するか、が大切なのだ・・・」ーと理解できてしまいます。

以上のような思考のステップを踏み、
だから、ワタシは、いつしか『マンガ』のつまみ読みを恐れずに実践してみようと思いました。

『マンガ』のつまみ読み・一巻主義・一話目主義


・「作品」の登場と、その作品を読むに相応しい(だろう)自身の旬な時期
(少年期/思春期/青年期/中年期/老年期)からズレていた
・読み時を逸してしまった
・巻数が膨大すぎて読み始めるのを躊躇ってしまうetc,etc,の理由から、
 世に言われる、いわゆる名作(快作・迷作など含め)を見逃してしまっているケースが、ワタシにもたくさんあります。マンガ紹介の書籍や雑誌の特集記事を見て、「きっと、面白いのだろうな」「とても刺激になり意義深い作品なのだろうな」と理解していても、踏み出せない作品や、読むことを諦めざるを得ない-と半ば決断している-珠玉(100%に近い確率で金字塔なのだろうと思える)の作品も数知れずです。
 たとえば、ガラスの仮面やキングダムや鋼の錬金術師やナルトやカムイ伝 超人ロックや・・・その作品が連載されていた当時、自身が、その作品の主なターゲット読者層の年齢であったならば、きっと夢中で読んでいただろう作品、というものがあると思いますが、ワタシの中で、『知ってはいるけれど読み始められない』という作品は少なくありません(というより膨大にあるのだと思います)。
  
 一方で、たとえば、あまりに社会的にムーブメントになっているタイトルなどは、にわか覚悟でやはり追いかけてみたいとも思ってしまうこともあります。
 近年でいえば、思い切って「鬼滅の刃」も一気通読して読んでみました。内容も興味深く、かつジャンプレジェンド作品の要素も随所に詰まっていて作者先生のサービス精神に感激しました。ブームに乗っかってみるアンテナも忘れずに持っておこうと改めて思えました。
(妙な話ですが)読み始めてしまったら最後、ラストまで読んでみたい!と思ってしまう作品と出遭ってしまうことへの怖れ(惧れ・虞)もありますが、それでも、『各々の作品の「本質」「伝説」「メッセージ性」』への興味・好奇心から、『マンガ一巻主義・一話目主義』はこれからも気楽に続けていこうと思っています。思いがけない「ドストライク」な作品と廻り逢える可能性を求めながら。

皆様にとって、忘れられない永遠の作品とはどのようなものでしょうか?


草原のディオ 自動彩色ベース ②掲載版


次回予告

次回の『マンガワールド④』では、「マンガの構造」等に関してライトに綴っていこうと思います。
前回の②と今回の③の記事は「『絵』『マンガ』の歴史」というテーマでしたので、ある程度の客観性を担保するために、ワタシの中ではとても時間のかかる作業でしたが、次回からは、そこまで客観性を追求することも(自身の中では)無いだろうと思えるので、思うところを気軽に記事にしていきたいと思っています。
 引き続き、『マンガ』全般に興味・ご関心をお持ちの皆様におかれましては、ぜひお時間あるときにでも訪れていただければと思います。
また「マンガに興味のある」お知り合いなどに、この「マンガワールド」一連の記事をシェアしていただければ、嬉しい限りです。
よろしくお願いします。

本日は訪れていただきありがとうございました。


参考文献・サイト

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『日本漫画史』細木原青起著 岩波文庫
『日本マンガ全史』澤村修治 平凡社新書

『漫画大博物館』 松本零士 日高 敏 編・著  小学館
『江戸戯画から近代漫画へ GIGA・MANGA』展覧会図録 清水勲監修

『江戸戯画事典』清水勲編著 臨川書店
『風刺漫画で日本近代史がわかる本』湯本豪一 草思社
『メディアのなかのマンガ』新聞一コママンガの世界
                  茨木正治著 臨川書店
『宮武外骨 頓智と反骨のジャーナリスト』別冊太陽 平凡社

『大正前期の漫画』近代漫画Ⅴ 酒井忠康・清水勲編 筑摩書房
『大正後期の漫画』近代漫画Ⅵ 前田愛・清水勲編  筑摩書房

『ブラック・ユーモア傑作漫画集』編者水野良太郎 早川書房 

『北斎漫画㊀』『北斎漫画㊁』永田生慈 監修解説 岩崎美術社

『北澤楽天と岡本一平』日本漫画二人の祖 竹内一郎 集英社新書
『岡本一平 漫画漫文集』清水勲編 岩波文庫

『名作コミック集』子どもの昭和史昭和元年-二十年
『子どもの昭和史 昭和十年-二十年』
『子どもの昭和史 昭和二十年-三十五年』
『少年マンガの世界Ⅱ』子どもの昭和史昭和三十五年-六十四年
                     別冊太陽 平凡社

『正チャンの冒険』復刻版 画・樺島勝一 作・織田小星
                      小学館クリエイティヴ
『スピード太郎』復刻版  宍戸左行 作/画 三一書房
『新寳島』 完全復刻版 手塚治虫・酒井七馬 小学館クリエイティヴ
『火星探険』復刻版 作・旭太郎 画・大城のぼる 晶文社
『汽車旅行』完全復刻版 大城のぼる 小学館クリエイティヴ

『マンガ大戦争 1945~1980』 幸森軍也  講談社
『ガロ曼荼羅』『ガロ』史編纂委員会編 TBSブリタニカ

『漫画博物誌 世界編』須山計一 番町書房
『世界コミックスの想像力』グラフィック・ノヴェルの冒険
                    小野耕世 青土社
『地球コミック宣言』STUDIOVOICE Vol.179特集          INFAS
『世界のコミック大研究。』Mangaの原点を探して Pen NO.204
『フランスのマンガ』 山下雅之 論創社
『BD ベー・デー』第九の芸術 古永真一 未知谷 
『MAD  マッド傑作選・Ⅰ』 TBSブリタニカ

映画
『漫画誕生』
『HOKUSAI』

おまけ 習作原稿

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 ↑コマ絵模写原稿-Gペンに慣れるための練習として以前に描いたもの-
  女性ヒロインシリーズ
 『スカイ・ドール』カネバ&バルブッチ 『聲の形』大今良時先生 
 『中原淳一先生イラスト』 『JOJOの奇妙な冒険』荒木飛呂彦先生
 『風の谷のナウシカ』宮崎駿先生『エロイーズ』 ペネロープ・バジュー
 『鈴木先生』武富健治先生 『タッチ』あだち充先生


著者自己紹介

Gプレッソ マンガファン 推定88億歳 人類の絵の歴史に興味あり
好きなマンガ 火の鳥 風の谷のナウシカ 進撃の巨人 14歳 風と木の詩  ビリーバット   デデデデ イティ・ハーサ 銀河鉄道999 ハチミツとクローバー その他多数                                                  好きなアニメ ガンダム逆襲のシャア 思い出ぽろぽろ 天気の子 トイストーリー レゴムービー ズートピア  竜とそばかすの姫 ザ・ファースト・スラムダンク その他多数       好きな映画 トゥルーマン・ショー ダンス・ウィズ・ウルブズグッド・ウィル・ハンティングその他多数 
好きな音楽 佐野元春 スガシカオ ダイミヤモトモメンタム  その他多数                                                            好きなキャラクター チェブラーシカ スヌーピー ムーミン その他多数             好きな画家 パウルクレー ピカソ レンブラント  その他多数   
好きなタッチ メビウス ニコラ・ド・クレシー フアンホ・ガルニド キムジョンギ その他多数                                                                      好きな小説  葉桜の季節に君を想うということ さようなら、ギャングたち ノーライフキング その他多数
好きな展覧会 ルーブルNO.9‐漫画9番目の芸術‐ 北斎‐富士を超えて‐                               オットー・ネーベル展 ボテロ展 アンディ・ウォーホル展 その他多数                         好きなリウム プラネタリウム アクアリウム Gリウム その他多数
好きな季節 秋 春 夏 その他冬
好きな色 紅葉 桜色 アクアブルースカイ 雪景色 その他多数 


note記事のおしらせ

2023年6月時点でnote記事に以下のラインナップをアップしております。何か引っかかるタイトルがございましたら、ぜひ訪れて頂ければと思います。

マンガとは一体何なのか?
『マンガ』に関するエトセトラ①~⑫の記事。


32ページ読み切りマンガ『デイドリームビリーバー』2020年作
&電子書籍「新しい時代のマンガの作り方」紹介・宣伝記事。
「絵」とは果たして何なのか?
絵画表現の謎へのチャレンジ。エクストラ3部作。
ワンダフルワールドへの思考001~012の記事。
ゴキブリの魅力・秘密について。
クロゴキブリ飼育体験 全12記事。&⓪
エッセイトゥーン読み切りマンガ
『ボクとディオゲネス』


電子書籍の宣伝

↓アマゾンキンドルにて電子書籍発売中です。
キンドルアンリミテッドでも読めますので、もしご興味頂ければぜひ読んでみてください。

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読み切りマンガの作り方の1ケーススタディです。
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クロゴキブリ苦手でなければ、覗いていただければと思います。


ゴキブリマンガ
『ボクはディオゲネス』の紹介

これからも、いろいろな角度から『ゴキブリマンガ』を構想していくにあたり、その中の一つ『ボクはディオゲネス』はコツコツと話数を重ねていこうと思っています。
1話2ページの省エネマンガ『ボクはディオゲネス』は、全555話構想ですが、これまでそれぞれのnote記事におきまして掲載してきたものは25話ほどになりました。
今回は、その中から幾つか紹介させてください。

通称『ぼくディオ』

第28話 苦味-NIGAMIー

第95話 びりーぶ。

第66話 グルメ。

to be continued ⇨

御覧いただきありがとうございました。

またの機会にお待ちしております!

最新更新日 2023年6月








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