見出し画像

妊娠したらすぐ知りたい!産む場所の選び方①

妊娠おめでとうございます。さあ、どこで産む?

いやいや気が早いよって思うでしょ。でもすぐ決めることになるんです。

妊娠したかな?と思ったら、月経予定日の一週間後以降に検査薬で調べますね(フライングしちゃうせっかちな私の仲間もいると思う)。見事陽性反応が出たら病院に行ってみる。この時おそらく妊娠6週とか、人によっては8週あたりでしょうか。

さあこの時点で「産む場所」のことまで考えてる方、少ないと思うんです。

しかし、病院によっては妊娠してますね、の言葉と共になんと「うちで産むなら分娩予約は12週までにしてください」とか知らされたりします。1ヶ月後。人気のところだとその頃には埋まったりもする。

まだ実感全く湧いてませんけど!!?中の人3ミリとかだし、予定日は8ヶ月も向こう、今が初夏なら産むのは年明け頃。先すぎる。とりあえずこの週までにと言われたので、まだいろんな人におおっぴらに相談しやすい時期じゃないし、こういうもんなのかな…?という感じで、埋まっちゃったら困るし、次回の健診の時などに安くない予約金を添えて分娩予約をすることになります。
(※どこでも必ず早く予約しないといけないわけではないです、念の為)

どこに?

そう、それ結構大事なんですよ。なにしろ実感湧いてないし、やってきたこの子が無事が育ってくれるかわからない妊娠初期に産む瞬間のことぜーんぜん想像できないと思うんだけど、ここをぜひ考えてほしくてこの記事を書いています。

『「なんか思ってたのと違った」出産の話』のタイトル通り、私の一回目の出産はなーんか想像してたのと違ったんです。
妊娠出産って、ただ赤ちゃんが生まれてくる以上に体験することがたっくさんあります。「母子共に無事に」はもちろん大事だけど、その外側にもっと可能性がある。
ぼんやりイメージしてた自分の出産ビジョンと、決めた病院で選べる選択肢にズレがあったり、産後赤ちゃんを見に来てくれた先輩経産婦と話してて「そんな選択肢もあったのか」って知ったり。

でもそれ、産んでからしか気づけないケースが多い。一人目を産んで「なんか違った」ってなって二回目にお産への向き合い方を修正するお母さんがいっぱいいます。
できれば1回目から「ここで産んでよかった」と思える場所をうまく探したいですよね。
なので、センパイとして今妊娠したばかりの皆さんや妊活中の皆さんにお伝えしたい。分娩施設の選び方を!!

なにを基準に選ぶか

里帰り出産の場合は「妊婦健診に通う場所」と「産む場所」が異なることもありますが、多くの場合選択する分娩施設は「妊婦健診に通う場所」でもあり、「産む場所」でもあります。

選ぶポイント①:妊婦健診の視点から

・通いやすさ いくらいいなと思う産院だとしても、14回くらい通うので億劫になってしまう遠さでちゃんと健診に通わなくなってしまったら残念かなと思います。
・以前からお世話になっている(婦人科系の治療歴があったり、他の科でかかっている病院で出産時に横の連携があると安心など)
・待ち時間の多寡 産休に入るまで土曜日しか通えないが土曜日はめっちゃ混む(夫婦でそろって健診に行きたい家庭も多い)とか、平日に半休とって健診に通う予定だけど何時間も待つと仕事に差し障りがある、あるいは上の子がいて毎回2時間3時間待つのは避けたいとなると、予約制をとっているか、さらにその予約の時間通りに進む病院なのかどうかリサーチしてみる必要があります。他の科でもそうですが予約時間に行っても毎回そこから1時間半とか、けっこうザラにありますよね。。

選ぶポイント②:産む場所としての視点から

・費用(助成の42万からはみ出す分は施設やお産によってピンキリです)
・分娩時の医療サービス 無痛分娩、和痛分娩が希望であれば、それが可能な場所。自然なお産がいいなと思う人はそれが叶う場所。選んでから「無痛はないらしい」だと不安になるかもしれないし、よつんばいで産みたいなと思ってもそれが不可能なのももったいない。
・通いやすさ 分娩の時に遠すぎるのは避けたい。近ければ安心ではあるけど、初産の場合はおおよそ40分~1時間位なら離れていてもそこで産みたいと思う場所であれば許容範囲かなと思います。車で行く、タクシーで行く場合どうやって行くか、そして入院中にお見舞いに来てくれるご家族のアクセスも考慮してみてください。
・規則 立ち会いのルールや産後の面会、母子同室などの方針を確認します。立ち会いの制限(上の子やご自分のきょうだい、友人は不可など)、産後の面会は(感染症予防のため)小さい子はできません、何時から何時までといった病院ごとのルールがあります。
・授乳プラン 母乳サポートへの力の入れ具合は様々です。ぜひ母乳に取り組みたいと思う方は、病院の案内を確認したり、産後の母乳外来を設けているかなど確認してみてください。正直同じ施設の助産師さんでも母乳指導ラブで授乳のときにナースコールすると一生懸命コーチしてくれる方と、ミルクも足して気楽に行けばいいよー!という方と熱が異なります(言うことも違ったりする)。母乳外来があれば少なくともラブな方がいる、あるいは施設の方針として母乳育児に力を入れていると考えてよいと思います。逆にあんまりうるさく言われたくないなと考える産婦さんは、母乳育児を全力プッシュしてないところにするか、バースプランなどで伝えるとストレスが減りますよ。

どんなお産がしたいか、どんな育児がしたいか考える必要がある!

そうなんですよ。ずばりこれです。
産院をリサーチしてホームページの案内を見ると、産後のエステとか豪華な食事などが載ってたりして、エステないよりはある方がいいんだけどさ。(私もありがたく利用しました笑)
それより一緒に何度もあるかわからないお産をどんな体験にするかということを考えて分娩施設を選ぶ方が増えたら「いいお産できた、ここで産んでよかった」と思える方が増えるんじゃないかなと思います。

まだ安定期に入っていない妊娠初期でも、自分がどんなお産体験をしたいのかをブレインストーミングして整理することができるのが「バースプランづくり」です。一般的には妊娠後期に行うことが多いですが、プリパレでは妊娠してすぐにご自分の出産に対する価値観をととのえご夫婦で話し合い、より満足できる分娩施設選びのお手伝いができるよう「妊娠初期のバースプランづくり」をご用意しました。まだ健診の間隔も広く、周りに相談しにくい身体の不調や心配などもお聞きします。もしよかったらぜひご利用くださいね。

具体的にどんな分娩施設があるのか、次の記事でまた続きをお伝えします。

続きはこちら

いただいたサポートは幸せ補給(チョコレート)やひとりになる時間(コーヒー)、あるいは勉強代になってプリパレの活動に還元されます