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No-10 ランチ営業の話

ランチ営業の話

限られたランチの時間帯。
フレックスが進んでいるとはいってもおおよそのランチ繁忙時間帯は
11:30~13:00、一般的な昼休みの時間は45〜60分。
その限られた時間内でお客の争奪戦があるわけです。

❶その人員で、その設備でどれだけの商いが可能ですか?


MAXを知る重要性

現状又は計画する「稼働力=人員数+設備」において。
例えば、貴店における ランチセット、テイクアウトの弁当、ドリンク等々 諸々の商品群。
都合どのくらいの商品を作れるてそして販売できるのか=生産性のMAXはどれほどか?
そして完売での利益はどれほどなのか?

稼働力MAXでの利益、、、この把握はとても大事!


ランチ営業に問題を抱えている飲食店が少なくない、、、😞

そこそこ売れているものの、人件費や減価率など総合的に考えると結果的に
経費倒れに陥っているケース、赤字ではないが利益もない、、、。
そもそも、厨房設備やスタッフのオペレーションがMAXで稼働したとしても
思ったほどの利益が出ない、、、そんな店が少なくない。
フル稼働での生産性を把握していない、という事です。

ランチの価格設定、、、それで大丈夫?🍲


さて貴店のランチ商品、、、価格設定は大丈夫ですか?

人件費や商品原価率、さらに日割り家賃を稼働時間で割った細かな家賃、、。
キャッシュレスの手数料の想定、、、etc
これで初めて1個商品の絶対経費を弾き出す。
本来そうした諸々を含めた価格設定を想定する必要があるはずです。

上記にあるように忙しく繁盛していても、実は利益が上がらない。
販売価格にも問題があるのかもしれません。

考え方は色々です。

例えばランチ営業で家賃の30%を補いたいと計画した場合、、、
その30%はランチにおける純利益でなくてはならない。
上で記したような諸々を差し引いて30%に相当する純利益が手元に残る。
50万の家賃なら15万の純利益を上げるという事です。
その売価で、その生産性MAXで、果たしてその数字に届くのか?

そういう事です😃

如何でしょう?
改めて、貴店の価格設定は大丈夫ですか?

ランチ経営の意味、そして数字の分析。

毎日の収支を把握していますか?

ランチ経営に問題を抱えている店が少なくない。
毎日の収支を把握していない事で招いてしまったケースが意外にも多いのです。

忙しさの錯覚”、、、😏

そこそこ売れているのになんで、、、。
よくよく数字を検証してみたら人件費を払って精一杯、そもすれば赤字、、、。
減価率がいつの間にか50%、、、なんていう事もよくあるのです。
これではやがて徒労に尽きてしまう、、、営業そのものの意味がありません。

No-9でもお勧めしましたが、一度時間割で営業状況の分析をしてみてください。
きっと何かが見えてきます。
ランチ営業を切り取って考えてみる” 
昼夜営業の飲食店なら尚更です。

問題点と解決策と要決断事項が必ず見えてくるはずです。

問題なのは問題点が分かっていないこと。
だから解決策もない、、、決断すべき事もみえない。

MAXをまず把握する+数字の分析をする 
生産性のMAXの把握して売上のMAXをどこまで上げられるか!です。

❷する意味、、、しない選択、、、

ランチの繁忙時間帯。
この限られた時間、ランチという短時商売で“如何に経営に貢献する意味”を見出すことができるのか、、、。
ランチ営業が好循環な経営基盤に如何に貢献するのか、出来るのか、、、。

その意味はそれぞれの経営者の考えがあって当然です。

例えば夜の営業の集客につなげる為にランチ営業はする意味がある。
例えばキッチンカー、、ここを起点に展開を広めていくから頑張る意味がある。
、、、etc
様々な其々の未来思考がそこにはあります。

でも一つ言える事は決して働き損になってはいけません、、、。
ランチ時の人件費を賄っているだけ、、、利益も出ない。
そもすれば赤字経営、、、。

当初は仕方ない、でもその状況をいつまで続けるのか?
改善の余地はあるのか?、、、

一度じっくりと検証してみては如何でしょう、、、是非🙇。

もしかしたら、、、“しない” という選択もあるかもしれないのです。

毎日の帳簿つけ

実際の話、経営者が毎日の収支を見ていないというケースは意外と多いのです。
経営が思わしくない、うまくいっていない店の経営者ほど収支を見ようとしない。
そして安易に融資を考えてしまう、、、。
これでは先が見えて来ません。
ただ減っていくだけの運転資金なんて運転資金じゃない。
借金が増えるだけ。

今ではクラウドの会計ソフトを導入している事業者が多いですが、それとは別に
毎日帳簿をつける事をお勧めします。
身にしみて経営状況が掴めます。

問題点と解決策と要決断事項
これを知る為には帳簿付がとても重要です。
独立する方には是非とも習慣にして欲しいですね😃

👉No-11 新たなチャンレンジを始めた店の話 へ つづく





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