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イギリスの大学のconditional offerとは?(条件付き合格)


イギリスの大学からの合否の通知は3種類あります。

  • Conditional Offer(条件付き合格)

  • Unconditional Offer(無条件合格)

  • Unsuccessful(不合格)

Conditional Offerとは

合格の通知はほとんどがConditional Offerとして来ます。
イギリスの大学にapplyするにはEntry Requirementsがあると他の記事で書きました。このEntry Requirementsを満たすためには公式な試験のGrades(成績)が必要になります。具体的にはA-levelやIB、AP examなどの結果が必要となります。ですが出願のスケジュールは下にあるように、大学から合格が出される時にはまだこれら公式試験の結果が出ていません。apply時には学校の先生が出したPredicted Grades(予測スコア)を使います。最終的にはEntry Requirementsを満たす試験の結果を提出してからUnconditional Offerとなります。本当の合格です。

Conditional OfferをもらってからもUnconditionalになるまでには、examを受け、結果を待ちという時間があり、しばらくはっきりしない日々が続きますね。

Unconditional Offerとは

いきなりUnconditional Offerが来るケースもあります。これは無条件に合格、必ずその大学に行けるということです。例えば、卒業後にGap Yearを取っている間にapplyした場合、すでにIB等のexamの結果は出ているはずなので合格はそのgradesを以てしてunconditional offerとなります。APの場合、卒業前年に必要な3教科のexamを受けていれば、そのスコアを送ってunconditional offerとなります。以前はentry requirementsをはるかに超えるpredicted grades(予測スコア)でapplyした場合、unconditional offerが来ることもありましたが、今は少なくなって来ているようです。

Offerをもらってから

firm or insurance?

イギリスでは基本5校(コース)までapplyできると言いました。Conditional Offerは5校(コース)全てから来るかもしれないし、2−3校(コース)かも知れません。複数からConditional Offerをもらった場合は、もらった中から2校まで絞り込まなければなりません。まずはfirm choice(第一志望)のコースを選びます。第一志望のentry requirementsをもし満たせない場合に次に行きたい大学をinsurance choice(第二志望)とします。まさにinsurance(滑り止め)です。firm choiceよりもentry requirementsが低いコースを選ぶことが大切です。その他の大学はdeclineと言ってお断りすることになります。
offerが全く無し等の場合はもう一度挑戦する手段はあります。これはまた別の機会に…。insurance choiceは絶対選ばなければならないという訳ではありません。イギリス以外の大学からもOfferをもらっており、滑り止めを心配する必要がない状況などはinsurance choiceを決めなくて良いかもしれません。


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