見出し画像

フードデリバリー店、テイクアウト店の作り方 6

物件取得に看板も材料も揃えて手続きも終わり

さぁ、待望のオープン。


フードデリバリー店、テイクアウト店、バーチャルレストランが

押さえておきたい重要項目。


ここでは最低限守らねばならないポイントのご紹介ですので、
全て死守して、繁盛店を目指してください。

まず、今から上げる項目は実店舗やゴーストレストラン、テイクアウト店、デリバリー専門店などでも同じことです。

それでは、前回発表したのがこちら。

①スピード
②包装
③配達員への気配り
④宣伝、リスティング

こちらの4点

①は解説済みです。

フードデリバリー店、テイクアウト店の作り方 5

こちらまだの方は、ご覧ください。


そして今回は②の

包装についてです。


包装の容姿。

これは、重要ではありません。

テイクアウトは、別。

何を言っているか分からない方だけ、是非続きをお読みください。



容姿について。

パッケージや、手提げ袋にお金をかける必要がありません。

何故なら、デリバリー配達員が持ってきてくれるからです。

どうせ、袋とか入れ物容器はゴミになるから
なんだっていい!という事です。


ただテイクアウトは、お店のロゴなど袋に入っていると
お客様が持ち帰る過程で宣伝になります。

最近は、エコバックをお持ちの方も多く
何ならお店のロゴ入りエコバック作成も販売しても
お店が愛されていれば売れるはずです。


以上の理由から包装の容姿は重要でありません。


重要なのは、包装の仕方です。

この包装がきちんと行われているのが


マクドナルドです。


エレベーターの中で、マクドナルドのセットを買った人がいると

臭いですぐにわかります。

皆さんも経験がある事でしょう。


あのマックのポテトの香りはすぐに気が付きます。


そしてあの袋

エレベーターの中で見つけて「やっぱり!」な感じ。


マクドナルドにて、テイクアウトしない人。

そもそもマックにはいかない人。買わない人は

聞いてください。


マクドナルドの包装はすごくよく考えられていて

クレームが殆ど無いかも知れません。


何が良いか解説。


①飲み物類がこぼれない。

これは鉄板的に重要ですね。」

せっかく頼んだものが、こぼれていたり、容器がベトベトになっていたら嫌ですよね。

こぼれないように安全安心の策を講じているのです。

よほどのひどい扱いをしない限り、こぼれません。


タピオカ屋さんとかジュース屋さんで温シールで蓋をしてくれる店もあります。あれもこぼれませんね。


蓋とカップの間にラップをしてくれるお店もあります。

ないよりはましです。ちょっと揺れるとコーヒーなどはこぼれてしまうときがあります。


マックはこぼれないんです。


いかにお客様の事を考えているか?企業の考え方が良く分かりますし

細かいところまでチェックしています。売ったら売りっぱなしではありません。

マクドナルドは完璧です。


昨日今日、デリバリーに参加したカフェやサンドイッチ店にハンバーガー店など。

全く考えていないお店が多いです。

主力のサンドイッチや、ハンバーガーなどは研究しているようですが肝心の
お客様が「持ち帰る」という事に対し考えるのは入れ物の用意だけです。

どうしたらこぼさず持って帰れるか?


ここを考えている企業には、デリバリー商戦に勝っていけるでしょう。

考えないお店は負けてしまいます。


持って帰る人の注意が足りない。
配達員がこぼした。配達の仕方が悪い。

この様な意見が出る店は、フードデリバリーやテイクアウト店を継続する事は難しいでしょう。


②料理が崩れない。

マクドナルドでは、ハンバーガーやポテトフライと

扱っている商品が型崩れしない物なので、

当然と言えばそうですが

きちんとベストなサイズの袋に入れられています。

袋の中に遊びがないですから、揺れ動きません。

ですから、型崩れや料理の潰れが発生しません。


この辺りを考えていないのが、他店の紙袋です。


特に、WOLTの紙袋は最悪ですね。

車だったら問題はないのでしょうが、自転車や、バイクであると

袋の中のものがコロコロ動いてしまいます。

どうしてこうなったのか理解に苦しみます。


今でも、ナショナルスーパーやニッシンのスーパーは袋に入れてくれますが、やはり遊びがなく転がらないようにきれいに、上手く梱包してくれます。


丼弁当の上にみそ汁の小さいカップを乗せ紙袋に入れているお店。

おまけに小さいカップでお新香を付けてくれているお店。


運んでいる途中にみそ汁も、お新香も袋の中で暴れちゃってます。

こんなお店に限って、みそ汁は熱々を持って帰ってもらおうとしています。

お店の自己満足では、お客様は喜びません。


意外にこぼれないのが、中華や蕎麦屋さん。


自店の出前の歴史がある店は、良い仕事しています。

ただ、中華のお店はサービス満点で、はじめから器に表面張力気味で入っているので、ぐるぐるラップをしてもらっても開けた瞬間にこぼれる事があります。

インドカレーのお店も、ラップぐるぐる巻きでいっぱい入ってます。

たくさん入っているのは嬉しいのですが、こぼれるとなると食べにくいです。


以上2点。

こぼさない。

崩さない。

これは、フードデリバリーをするのであれば気を使わないといけません。


配達員が悪かったとしても、こぼれない様な仕組みを作る優しい心を持たないと商売は上手くいきません。

寿司屋の折り詰めは酔っ払いが持って帰っても偏りません。

機械が握っている寿しは偏ります。

入れ物もプラスチックだからかもしれません。

容器と商品があっていないケースが多いです。


コックさんも、忙しい中で持ち帰りやデリバリーの料理を作るので大変です。

美味しい料理を最後までしっかり梱包し、お客様の口に入るまで考える事がフードデリバリー、ゴーストレストラン、テイクアウト店には必要です。


入れ物、容器は捨ててしまうので何でもよいです。

デリバリー手数料が高いのですから、袋や入れ物に金額をかけるより
商品にばっちりかけたほうがお客様は喜ぶのではないでしょうか?


袋や入れ物にこだわる必要があるのは、お菓子屋さんです。


クレープ屋さんはありますが、


お菓子屋さん。

ケーキ屋さん。

ケーキ屋さんのデリバリーは見たことないです。


ケーキ屋さんは持ち帰り前提で、商品を作っていますし

梱包もしっかり用意しています。


ケーキ屋さんは、わかっているのですね。さすがです。










この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?