常連客を作り長くお付き合いする

お店にとって常連客の存在は、経営をしていく中で沢山いてほしい大切な存在です。店舗としては、どんどん増やしたいです。

常連客、リピーターをつかむには、また、長くご利用いただくにはどうしたら良いかを、お話ししたいと思います。

ずばり、です。

3回、5回の来店の常連顧客のことではなく、長く10年、20年お付き合いいただける常連のお客様の場合です。

小学校は6年間
中学校は3年間
高校は3年間

大学4年間

お店の大小、業態、いろいろありますが、長く付き合うには人間力が必要です。

大人になって、小学校の時の友達がたくさんいる人。人気者だったかもしれませんが、友達と大人になってからでも交流がある人は少ないのではないでしょうか?

中学の時に毎日一緒にいたのに、大学入ってから全く音信不通。

結婚したら、朝まで語り合ってた大学の友達に連絡しなくなった。


大人になって、日々、忙しくなったり、環境が変わると目の前のことに一杯一杯になり、目の前の事案に集中します。

親族、毎日一緒に過ごした親兄弟は、疎遠になったとしても、自分にとって大切な人であろうし、何かとお付き合いは続いていると思います。

大好きで、結婚したのに分かれてしまうケースも、多いです。

という事は、

飲食店を長く継続するうえで、人付き合いが重要だとしたら考えられる事。

・家族のようにお客様のことを思う。
・非接触型、飲食店。

以上2点が提案するところです。

最近、ペルソナとマーケティング用語で聞きますが、何語か分かりませんが
イタリア語は、PERSONE   ペルソーネ。は人です。

仮想でなく、現実に存在する顧客の情報を収集するのは、重要です。

昨今のコンプライアンスの件もあり、全てを一気に情報収集することは難しいですが、何回も接しないと得られない事です。

彼、彼女になるまでにも日増しに相手のことを知るだろうし、人に興味を持ち、関心を示していかないとお付き合いにはならず、それこそ仮想、仮面のお付き合いになります。

名前から、誕生日、趣味趣向、連絡先には、電話、メール。住所は特定できなくても、大体この辺に住んでいるとか。

特に、顧客の興味、関心ごとに興味を持ちアプローチしていく事はお店の継続のきっかけにはなります。

お酒が好きなら、お酒に関するアプローチができ、お肉が好きならお肉の宣伝ができます。

1年を通すと、食材を見ると常連顧客の顔が思い浮かぶと思います。

今、栗が市場に出回ってきたとしたら、「栗はあの人が好きだったな、今年は、こうやって使ってみよう」という具合にその人を思う気持ちが大切で、そのことに顧客が反応してくれます。

顔を覚えるというより、その人を理解することが1番です。

正しお客様の最初のきっかけは、何かを見たり、紹介だったり来店するのでしょうから「何か」は商品であったり、空間であったり、たくさんの要素がありますが、やはり商品だと思います。

主となる商品。うどん、焼き鳥、パスタ、イタリア料理、韓国料理。
または、お酒類。なんでもよいのですが、最初のコンセプトから外れなければ、リピーターになりえます。

人として、繋がることができれば、業種や場所も関係ありません。

その店主のファンなのですからずーっとお付き合いできます。

老舗と呼ばれる、何十年、何代にも続くお店はきっと顧客台帳があります。

病院のカルテのようなもの。そこに、プライベート情報を足していく事。

これが、僕が思うお客様と長くお付き合いする方法になります。

まだ、長いお客様で20年ほどですが、30年、50年お付き合いするには
また、金婚式を迎えられるようなご夫婦の長くお付き合いする秘訣はこれだけでなく変わってくるかもしれません。

まずは、やっぱり重要なのは店舗立ち上げ時に掲げた理念、商品、強み、など、「この人と言ったらこれ!」という認知はお客様に対し必要です。

そして、しつこくなく、マメに連絡を入れます。
この時は、商品の告知ばかりでなく、相手を気遣うメールでも十分効果あります。

常連顧客と言っても、世の中にたくさんの飲食店がありますし、これからだって、まだまだたくさん新店舗ができます。

そのうえで、今ならSNSなど活用して連絡を取ると良いと思います。

昔は、名刺交換でしたが、会社辞めちゃうとどこに行ったか分からなくなります。SNSなら大丈夫ですね。

飲食店は、ネット上の顧客とは違いますので、対面した時の人間力と会っていない時の存在力を示したいです。



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