いつもの場所は宝くじ

2015/07/18

東京には沢山お店があり過ぎて、
素敵な場所や素敵な人も沢山あり／いすぎて、
それだけで私は萎えてしまいます。笑

あとは、素敵だから
行ってみたいと思っても、
人が多いとそこでも萎える。笑

だからこそ、
お気に入りのいつもの場所や
お気に入りのいつもの笑顔が、
そこにあってくれることに
私はとてもホッとします。

何だかんだで私はあんまり
目新しいものが好きではないので、
多くはないけれど
それでも自分のことを
ちゃんと知ってくれている
見慣れた人がそこにいて
何てことなく迎えてくれるということが、
何より大事になってきている
今日この頃です。

そしてさらにそれでいて、
自分のセンスやフィーリングと
マッチするということは
本当に貴重で嬉しいこと。

例えば髪型とか、
自分でイメージすることはできても、
それを形にすることは私一人では出来なくて、

例えば習い事とかも、
何をしたいか、どうなりたいかを
自分で考えることはできても、
やっぱりそれを形にしていく方法や
必要な技術なんかを一人で
習得していくことも出来なくて、

だからその人の空気や
センスやスタンスが好きで、尊敬していて、
お任せできるということは、
導いてもらえるということは、
背中を押して貰えるということは、

私にとって本当に
本当にありがたいことなのです。

その人らしさが、経てきた日々が、
一つの場となり空間となり、
技術となり、時間となり…
そこに共鳴する人がいて、
そしてそこに人が集うということは、
本当に素敵な現象だなと思います。

そういう仕事って、
やっぱり外側だけじゃできないよね。
そういう"ハート"を嗅ぎ分ける嗅覚を
私は割と持っているようで、
そういうハートに私は素直に
そしてとても単純に吸い寄せられます。
（端的に言えばその道の"オタク"な人が好き笑）

私はそういう人たちと起こす化学反応が
とても好きなのです。

東京という大きな街にいて、
かっこいい物なんて山程あって、
良いものだって腐る程あって、
そして毎日山程の人とすれ違って、

だけどその中ですごくしっくりと心に響き、
さらに関わりを持てる深い御縁というものは、
それはそれは奇跡的な確率なのであり、

人生も人も私は既に、
その素敵な奇跡達に
巡りあえているじゃないか！と思うと、
実は私はもうジャンボ宝くじを
当て終えているんじゃないのか？
なんて思ったりするのでした。

顔馴染みのいつもの場所やいつもの笑顔が
今日もそこにあるということは、

そして一つ増えたということは、
もう、とんでもない奇跡だってこと。