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『ごはんの話。』

2016/09/11

いつの日か私は、
「なんでそんなにいい曲書けるの?」
って問われるくらい、
うんといい曲を書けるようになって、
そして勿論奏でられるようになって、

そしてそう尋ねられた時、
「それはごはんがおいしいから」
と答えたい。


私の中ではそれくらい、
クリエイティブと日々のごはんは
密接に結びついています。

イメージ的には、
禅における食事のような。

一人暮らしin都会生活で
毎日ごはんを作るということは、
時間にも心にも少し余裕がないと
楽しめなくて、

毎日の生活に、
そんな余白を確保するという意味でも
私にとっては大事なスタンスです。

そして、これはあくまで
個人的な意見ですが、
私の考えでは、
何より息の長いクリエイティブは、
やっぱりそういう"余白"を
持って生きていないと持続できない。

美しさとか温かさを、
この忙しい世の中から
いつもいつも見つけだせるくらい
マイペースであるには、

ヨガの用語を借りて言うと、
やはりできるだけ
サトヴィックな自分を作っていく
必要があるのではないかと思う。

だから毎日のごはんは私にとって、
自分の感性を望む方へ育てていくための、
より素敵な音楽に近づくための、
基礎的な柱の一つでもあります。

勿論ごはんというものは、
"食べて、美味しい。はい、おわり"って、
それだけで良くて。
それ以上でもそれ以下でもないというか、
ただそれが毎日繰り返されていく、
その無邪気さがまた良くて。

そして勿論、
その時間を誰かと共有していくことや、
その人達にとっての
心温まる大事な何かになれたなら
それもまた、願ってもないくらい
光栄で嬉しいことです。

自分の"好き"で
自分の為にしていることが、
いつしか他の人にとっての
小さな何かになっている。
何であれそんな風に広がっていけたら、
それはとても素敵なことだと思います。

というわけで、私にとって
毎日ごはんを作るということは
奏でることでもあって、
そして奏でるということは、
単に音だけの問題ではないってこと。

『♪夢を持ってるだけで
ごはんもおいしく食べられる〜♪』
ーセンチメンタルジャーニー by Yuki

今日はそんなごはんのお話でした。

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