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【友情結婚】取材を受けました

昨年末にお話をいただき、私たちの結婚と生活について年明けに取材を受けてから早2ヶ月、ついにその内容がTVに映りましたー!

顔は隠されているし、声も加工されていたので自分たちなのに他人を見ているような不思議な感覚。放送されたのはほんの一部で、取材ではかなりたくさんお話ししましたが、今となってはところどころ忘れてしまったことも相まってこれ喋ってるの本当に私か…?と思うなどしました。
みる人がみたら紛れもなく私たちなんだけども。(笑)

肝心の内容ですが、友情結婚という選択についてかなりコンパクトにまとめられていたなぁという印象です。私たちのインタビューだけでなく、スタジオトークや結婚相談所さんのお話も含めた10分ほどの尺だったので、これで全てを伝えきるのはそもそも難しいですね…。

以前、同じように友情結婚を取りあげていた番組では「恋愛関係なしで結婚する」ことを友情結婚の定義としていて、必ずしもセクシュアルマイノリティの人たちだけが利害の一致に基づいて友情結婚しているわけではない…ととれる説明があった気がします。
(当事者としての出演者がセクシュアルマイノリティの方だったので、結局印象としてはそちらにかなり引っ張られていましたが。)

今回は現代の婚活事情をひとまとめに、恋愛離れした(恋愛は面倒、必要ないと感じている)人たちが増えていることに触れたあと、ひとつの選択肢として友情結婚なんてものもありますよ!という紹介の形だったように思います。

確かに私たちは、セクシュアリティ的に恋愛不要≒恋愛感情に繋がらない、ということは間違いないです。先に細かな条件を提示しあって、利害を擦り合わせて結婚を決めたのも、現代風にいうと「タイパがいい」ことになるのでしょう。
時折、友人と交際0日で結婚しました、という話がバズったりしているのを見るにある程度の需要は多い関係なんだろうなと感じます。

ただその実、利害が一致すれば即刻結婚できるじゃないか、ずるいぞ(?)という話ではないですし、少なくとも私たちの場合は恋愛関係、肉体関係がないだけで生活の共同体としてのコミュニケーションは割と多いほうだと思います。正に「友情」はある結婚なのかな。

その「友情」を築くために、人によっては恋愛結婚より時間がかかることがあるかもしれません。
極論、結婚を希望したふたりがマッチングアプリとかお見合いで出会って、お互い一目惚れしてしまえば恐らくいちばん時間が節約できそうですよね。可能かどうかはさておき。

いずれにせよ結婚したいかどうか、できるかどうか、続くかどうか、それぞれに時の運やら体力気力時間いろんなものがかかってくるのは変わらないと思います。出会うために動いたり、自分のこと説明するだけでも労力いりますからね…。

そして恋愛感情があれば割と勢いで決められることも、利害の一致を根底にした結婚の場合は細かく擦り合わせがある分、ちょっとした齟齬があるだけで破綻しかねません。まぁこういうところは嫌だけど好きなところもあるしな…という考えに至らないので余計に。

また、セクシュアリティ云々の話まで触れれば、ひとくちに「友情結婚」と括っても様々な関係性をもった人たちがいます。ただ単純に恋愛ダルいな~、友達と結婚するか…という人のほうが少数派なのでは。
様々なパターンを掘り下げていくには10分程度では到底まとめきれないし、そもそも取り上げられただけでもすごいこと。今回はお話させてもらえて、しかもよく知る芸能人の方にみてもらえただけで個人的には満足です。

取材当日だけでなく、事前の準備段階から台本にびっしり質問事項を用意して、私たちのことを知ろうとしてくださっているのが伝わりました。ギリギリまで言葉の意味が間違って伝わらないか、身バレしないか、など細心の注意を払っていただいたのも感動しました。

今回に関しては「友情結婚」「アロマンティック」「アセクシャル」という言葉だけでも悩んだり迷ったりしている人のどこかに刺されば万々歳だなと思います。
気になる!聞いてみたい!ということがあればコメントでもDMでもお気軽にどうぞ。

一生に何度もできない面白い経験でした。
ありがとうございました。

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