見出し画像

【複眼思考】「デジタル化の時代に、なぜ現地視察?」”行政視察”に思う今朝の伊豆新聞朝刊より

デジタル推進、行政の効率化が叫ばれる中、
現地視察の意味はありますか? 

デジタルならZoomなどリモート会議で情報共有したり議論を闊達に行う方が効率的と思うのですが、どのように考えますか? 

この設問を考える前に、
あなたは自分の考えが、未来を担う方向を向いていますか?
それとも、今という今を見つめているのですか?

それぞれの置かれている状況によって、スタンスは変わるものです。

未来志向であるなら、Z世代的思考を持ちがちかもしれません。
もしそうなら、あなたは生まれた時からデジタルツールに囲まれて育ったデジタルネイティブと呼ばれる人々の一員としての思考回路や考える傾向にあるといえるでしょう。今回は仮にその方向性で考えてみたいと思います。

デジタルネイティブとは、
インターネットやスマートフォンなどのデジタル技術に
慣れ親しんで育った人々のことです。

あなたはデジタル技術を使って、自分の知りたいことをすぐに調べたり、
自分の意見や感情を自由に発信したり、自分の好きな人やものと繋がったりできます。

あなたはデジタル技術がないと
生きていけないとさえ感じるかもしれません。

そうした背景をもつ”あなた”は、
行政の現地視察の意味をどう考えますか? 

デジタルならZoomなどリモート会議で情報共有したり
議論を闊達に行う方が効率的と思うのですが、どう思いますか? 

一方、複眼思考でtypicalなZ世代ではないタイプの方の考え方で見てみたいと思います。
その場合、現地視察にはデジタル技術では代替できない価値があると思います。それは、現地の人々の声や表情、現地の空気や匂い、現地の風景や文化など、デジタル技術では伝えきれないものを直接感じることができるということです。

現地視察に行くことで、
行政の方々は、デジタル技術では得られない深い理解や共感を得ることができると考えているのだ、と考えます。

そして、それは、より良い政策やサービスを提供するための重要なヒントになると信じていると思うのです。
(はずです!税金からの経費であるなら当然です。だからこそ、記憶に新しい自民女性局長のパリ視察が炎上した件は、公費で視察なら理解できるが、そのなかに観光旅的要素が垣間見えたから、炎上したといえると思います。)

さて、話を戻します。
未来をになう方向性のあなたは、
デジタル技術がすべてを解決すると思っているかもしれませんが、
それは大きな間違い、と、typicalなZ世代ではないタイプの方は考えると思います。

デジタル技術は、私たちの生活を便利にしたり、楽しくしたりする素晴らしいツールですが、それだけでは不十分です。

私たちは、デジタル技術に頼りすぎず、
人と人との直接のコミュニケーションや交流を大切にしなければなりません。私たちは、デジタル技術を使って、現地の人々と繋がることもできますが、それはあくまで補助的なものであって、現地に行って、目の前の人々と話すことにはかないません。

私たちは、デジタル技術に囚われず、現実の世界に目を向けることができるヒトであるべきです。

あなたは、このtypicalなZ世代ではないタイプの方意見に賛成ですか?
それとも反対ですか?

この新聞記事から皆さんがどう考えるのか?
デジタル電子版など双方向性メディアだとどのような関心がどのように展開していくか、興味深いところです。

今日は、タイトル「複眼思考」の通り、
仮定で立場を決めて展開してみました。

皆さんそれぞれのの考えを、
リアルタイムで聞いてみたいものです。

もし時間があるなら、
前後半でそれぞれ自分の考えを入れ替えて、
ロープレ形式に話し合う機会あると相互理解が進み
より現実的な政策論議が展開できるかもしれません笑

▽参考~総務省HP、自治体DXの推進~


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?