【石川編】退職まで有給休暇フルでもらえたのでひとり旅してみた。【#1】
有給休暇中の地方へのひとり旅も3回目となります。
1回目、2回目、3回目とそれぞれテーマがあり、有給休暇中、最後の旅となる今回は、「何かに気付く旅」です。
2泊3日の旅ですが、日の切り替わりにこだわらず、いくつかの記事に分けてアップします。
それでは、この3日間のことを書いていきますね。
いま
2023年6月21日朝9時13分、石川県の小松空港のラウンジにいます。
今日は、午後から予定があるため、早めの便で東京に戻ります。
早速、結論から書きますが、
何かに気付くことができました。
ただ、わーい、嬉しい!、スッキリ〜、というよりは、
キリッ!
という感じの気付きでした。
何があったのか遡りますね。
ひとり
昨日、気持ちよく散歩をしていました。
そうすると、ふと、
「ほんと、ひとりだなあ…。」
と感じました。
ひとり旅なので当たり前ですし、何回かひとり旅に出でいて今さらなのですが…
今までは、ひとり旅とはいっても、外に出ると、地元の方や観光されている方がいたので、そこまで、ひとりを実感することはなかったんです。
私が3回目のひとり旅に選んだのは、石川県の加賀温泉。
たまたまマイルの格安航空券がとれたのでこちらにしました。
考えをまとめたかったので、都心を離れて、ゆっくりできる時間を持てればどこでもよいと思って選びました。
どこでもよいとは思っていたのですが、さすがに人がいなすぎて寂しくなりました。
そもそも、ホテルでゆっくりしつつ、本を読んだり考えをまとめると決めていたのですが、広いホテルに人があまりいなく、寂しくなって散歩にでたら余計寂しくなりました(笑)
この感覚
ひとりで知らない場所をあてもなく彷徨う不安な感覚。
20数年前のシカゴの空港。
2001年、大学生の時、留学からの帰り道。
9.11の余波でシカゴの空港から1週間出られなくなりました。
当たり前のことが当たり前じゃなくて、ひとりがこんな大変だとは知らなくて。
忘れたくても忘れられなくて。
帰国後、私は何をしたかったのか分からなくなりました。
ただ、その代わり、新しい可能性も得ました。
でも、その振り幅が凄すぎて、
「どっちの私が本当なの?」
と自問自答する日々が続きました。
あの日から自主的にひとりになるのが怖くて避けていたけれど、偶然か必然かこの感覚に向き合う時がきました。
ヒント
先の見えないひとりの散歩道。
そこに一筋のひかり。
ひとりで歩くこと20分ほど。
マップで見つけた、「雪の科学館」に休憩もかねて入ることにしました。
大きくはないですが、とてもステキな建物です。
「あれ?この感覚もどこかで…」
9.11から数年後のドイツ。
知り合いの仕事に合流した2週間の旅。
1日だけぽつんとひとりになった日。
宿泊先のベルリンで遊んで待っていればよかったのに、ローカル線で向かったポツダム。
そんなに大きくない、映画博物館。
ドイツ語で見たフランス映画とおとぎ話の企画展。
異国の知らない街でほぼひとりの時間を過ごした、あの1日。
たくさんの気付きを得たとても不思議で、おとぎ話のような時間。
ひとりの時は、とても不安になるけれど、大きな気付きがあるということは、なんとなく知っています。
でも、今までは、その気付きを深掘りするには至らず、日常に戻っていました。
ただ、今回は、その気付きを深掘りする気で来ています。
「ヒントではなく、もしかしたら答えに出合えるかもしれない。」
そう思いながら、科学館に入りました。
→つづく
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