アメリカの最先端オーラルケア🇺🇸

人生100年時代が現実化しつつある中、
健康寿命を全うするために「歯」は重要な
要素となります。

おいしい食事や楽しい会話には
歯の存在が欠かせません。

そのために、常日頃から入念なオーラルケアで
歯と歯茎の健康を維持することが必要です。

一方で、日本は海外と比較するとオーラルケアの後進国と言われているのをご存知でしょうか。


今回は日本と海外を比較したオーラルケア事情を
食いしばり改善サロン（兼デンタルエステサロン）を経営する歯科衛生士がご紹介します。

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『口臭対策に自信がある方は、 
　海外は約7割に対し日本はわずか約2割！』

長引くマスク生活によって
気になることが増えた口臭問題。

自身の口臭対策について質問したところ 、
 「とても 自信 がある」「やや 自信 がある」と
答えたのは、 

日本は 19 .0 %に対して、 
アメリカは68 .0 ％、 
ドイツは79 .0 ％と大きな差が生まれました。 

『日本は正しい歯周病対策が出来ていない ？』

オーラルケアの目的は虫歯予防など様々ですが、 
その一つに歯周病予防があります。

歯周病対策 のセルフケアとして、 歯磨きに加え、 
歯と歯茎のすき間の清掃が重要ですが 、 
日本ではまだまだブラッシング以外の方法が
浸透していません。

また、日本はオーラルケアへの投資額が
アメリカ・ドイツと比較し最下位であることが判明。

『floss or dieの概念』

floss or dieとは1997年にアメリカの歯周病学会が発表した歯周病予防のためのスローガンです。

直訳すると「フロスか死か」になりますが、
フロスをしなくても死ぬことはないですよね…

ですが、虫歯菌や歯周病菌は口の中だけに
悪影響を及ぼすものではなく、全身の健康に影響を及ぼすことが明らかになっています。

歯周病菌は血管を通り全身に巡ります。

こういったインパクトのあるスローガンの
おかげで予防意識が高まったのかなと思います。


残念ながら日本は、歯科医院がコンビニより
多いのに歯周病の方は増えていて、
30代以上の３人に２人は歯周病と言われています。

本当に残念ですね。

フロスをする事で、磨き残しが減る他、
口臭予防にもなります。

フロスのひっかかりや、歯茎からの出血がある場合は、虫歯や歯周病の早期発見にもなります。

『正しい歯磨きができている人は 10人に1人 』

実は日本人は、 毎食後歯磨きをするなど、 
歯磨き習慣があるにもかかわらず歯周病が多く、 
正しい歯磨きができている方は10人に1人ほどしかいません。 

鏡を見ずに歯磨きをするなど、 歯磨きの回数は
多くても、 効果的な磨き方を実践できていない方が多いと言われています。 


間違った歯磨きは、 歯や歯茎を傷め、 
落としきれていない汚れは口臭や歯周病の原因にもなります。

歯ブラシをグーで握りゴシゴシ音を立てて
磨いていたり、 1カ月しないうちに歯ブラシの
毛先が開いたりするのは、 
オーバーブラッシング（磨きすぎ）でもあります。

『まとめ』

いかがでしたか？

海外と日本のオーラルケアに対する意識の差は
口元の審美や健康にも大きく影響しています。

たかが歯磨き、されど歯磨きです。

また、方法に関しても磨きすぎと磨かなさすぎ、 
いずれも問題となるのです。

今一度鏡を見て、ご自身の歯がいつまでも健康で
いられるようにセルフケアとプロケアを
うまく使い分けましょう。

著者名:歯科衛生士 岩崎早苗

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