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ハマスの政治局長、テヘランで殺害〜報復〜米空母・潜水艦派遣まで

ハマスの政治局長、テヘランで殺害


⚡️イスラム組織ハマスのイスマイル・ハニヤ政治局長が、イランの首都テヘランで殺害された。イランのメフル通信が伝えている。


✍️ ハマス最高指導者が死亡 現時点で分かっていること


🔻 パレスチナ・ガザ地区を拠点とするハマスは31日、最高指導者のイスマイル・ハニヤ政治局長が、滞在先のイラン・テヘランの邸宅でイスラエルの攻撃で殺害されたと発表。

🔻 イランのイスラム革命防衛隊は声明で、ハニヤ氏とボディーガードが「殉教した」と明かした。詳細を調査し、発表するとした。

🔻 米メディアによると、ハニヤ氏はイスラエルのミサイルが邸宅に直撃したことで死亡したという。

🔻 ハニヤ氏は30日に行われたイラン新大統領の就任式に出席するため、テヘランを訪問していた。

🔻 イスラエル軍は「外国メディアの報道には反応しない」と、ハニヤ氏殺害をめぐるコメントを拒否。

🔻 パレスチナ自治政府のアッバス議長は、ハニヤ氏殺害を「卑劣な行為」と呼び、断固非難するとの声明を出した。

🔻 イランは攻撃を受け、最高指導者ハメネイ師の邸宅で国家安全保障最高会議を開催し、対応を協議している。

🔻 米ホワイトハウス報道官は、ハニヤ氏死亡の報道について承知しているとコメント。

ハマス最高指導者の殺害を断固非難=露外務省


🇷🇺 ロシア外務省は31日、ハマス最高指導者のイスマイル・ハニヤ政治局長の殺害を受け声明を発表。暗殺を行った首謀者は、地域全体にもたらす危険な結果を理解していたはずだと指摘した。

また、ガザ地区での停戦に向けたハマスとイスラエルの交渉にも悪影響を与えるとの見方を示した。

パレスチナのガザ地区を拠点とするハマスは31日、ハニヤ氏が滞在先のイラン・テヘランでイスラエルのミサイル攻撃によって死亡したと発表。ハニヤ氏は前日に行われたイラン新大統領の就任式出席のため、同地を訪れていた。


ハマス最高指導者のハニヤ氏殺害、各国の反応


🇵🇸 パレスチナ
ハマスはハニヤ氏殺害の責任は「イスラエルと米国が負う」と主張。パレスチナ自治政府のアッバス議長も、殺害を「卑劣な行為」と呼び、断固非難するとの声明を出した。

🇮🇱 イスラエル
軍広報官は殺害へ関与したかとの質問に 「ノー」「外国メディアの報道には反応しない」と答え、自軍の攻撃とは公式には認めていない。

🇺🇸 米国
ブリンケン国務長官は「殺害準備について知らなかったし、関与もしていない」とコメント。

🇮🇷 イラン
最高指導者ハメネイ師は「厳罰を与える」と誓った。イラン革命防衛隊も「断固報復する」とした。

🇷🇺 ロシア
ペスコフ大統領報道官は「攻撃を断固非難する」とコメントした。露外務省は「ガザ地区での停戦に向けたハマスとイスラエルの交渉に悪影響を与える」との見方を示した。

🇨🇳 中国
中国外務省は「殺害を非難する」とコメント。

🇹🇷 トルコ
エルドアン大統領は「イスラエルは目標を達成できない。パレスチナ人を脅迫するための卑劣な行為だ」と述べた。


米国の支援がなければハニヤ氏殺害は起こらなかった=イラン国連大使


🇮🇷🇵🇸イランのイラバニ国連大使は、ハマスの最高指導者イスマイル・ハニヤ政治局長の殺害について、米諜報機関によるイスラエル支援がなければ起こらなかっただろうと語った。

「(イスラエルの)戦略的同盟国であり、この地域でイスラエル政権を何よりも支持している米国の責任は無視されるべきではなく、この凶悪犯罪の一部として無視することはできない。

米国諜報機関の支援や許可がなければ、この行為は行われなかっただろう」

ℹ️イスラム組織ハマスは31日、ハニヤ氏が滞在先のイランの首都テヘランでイスラエルのミサイル攻撃によって死亡したと発表。

ハニヤ氏は前日に行われたイラン新大統領の就任式出席のため、同地を訪れていた。

ハマスはハニヤ氏死亡についてイスラエルと米国の責任を追及し、この攻撃が無視されることはないと表明。

米国防総省のオースティン長官は、ハニヤ氏死亡とイスラエルの関与について何も言うことはないと述べた。

一方、イスラエル軍関係者らは、ハニヤ氏殺害に関する「メディア報道には反応しない」と答えた。


イランは48時間以内にイスラエルを攻撃、米国は集団的自衛権を行使してG7を動員へ=米政府

🇺🇸🇮🇱米国はイランによる報復攻撃からイスラエルを守るため、同盟国、パートナー国の部隊を動員する。

ファイナー大統領副補佐官(国家安全保障担当)はCNNの取材に応じた中で次のように発言した。

「イスラエルは並外れた脅威に直面している……米国と他のパートナーや同盟国はイスラエルが自衛し、脅威に打ち勝つことを支援するために団結した。我々は必要に応じて再びそうする準備をしている」

アクシオスが情報筋の話として報じたところによると、ブリンケン米国務長官はG7諸国の外相に対し、イランとレバノンのイスラム主義組織「ヒズボラ」によるイスラエルへの攻撃が早ければ5日にも始まる可能性があると語ったという。

ブリンケン国務長官は報復攻撃の正確なタイミングを把握していないものの、24時間から48時間以内に開始される可能性があるとのこと。

また、米国は「防衛を目的」として中東に追加派兵するともG7外相に語ったという。

中東における大規模な戦争の危険が高まる中、イラクのスダニ首相はブリンケン国務長官と電話会談を行い、事態の悪化を防ぐにはガザ地区におけるイスラエルの軍事作戦終結、及びレバノンへの「拡張」を中止することが必要だと主張した。

これに対し、ブリンケン氏はイラクが事態をエスカレートさせることなく地域の状況を解決する上で重要な役割を担うことに期待すると指摘したとのこと。


イラン、イスラエルに攻撃の意向を伝える


⚡️イランはイスラエルに対する攻撃を決定し、その意向をハンガリーのシーヤールトー外務貿易相を通じてイスラエルに伝えた。エルサレム・ポスト紙がイスラエルのカッツ外相を引用して伝えた。

❗️これに先立ち、シーヤールトー外務貿易相は、イスラエルとイランの外相とそれぞれ電話会談を行い、その結果、中東の危機的状況がエスカレーションの瀬戸際にあることが確認されたと述べた。

🗨️「世界はイランが実行するあらゆるアグレッシブな行動の代償をイランに求めなければならない」

カッツ外相はこのように述べた。エルサレム・ポスト紙が報じた。


イランと同盟国によるミサイル攻撃、イスラエル防空網を突き破る可能性


🇮🇷🗨️「イラン、イラク、イエメン、レバノンによる協調的で大規模な同時攻撃は、イスラエルの防空・ミサイル防衛を突破する可能性がある。(4月の攻撃から)時間が経ってないので、今頃イスラエルがこの分野での能力を本格的に強化できるとは思えない」

ロシアの軍事アナリスト、ユーリ・リャミン氏はスプートニクに対し、このように語った。

同氏によれば今年4月のイランのミサイル攻撃は、イランが最良のミサイルを使用しなかった上、イスラエルは米国や他の同盟国の支援を受けていたにもかかわらず、イスラエルの防空網を限界まで追い込んだという。

イスラエルの有名な防空システム「アイアンドーム」の能力について、リャミン氏は、現存する他の防空システムと同様、「100%の防御を保証するものではない」と指摘。

「一方では、ロケット弾の大量発射に圧倒される可能性がある。他方では、ドローンは検知が難しく、イスラエルの防空システムは一部ドローンをすり抜けさせることもある」と同氏は説明する。

ℹ️今年4月、シリアのイラン公館爆撃を受け、イランは報復としてイスラエルを大規模攻撃。ミサイルやドローンを一斉に放ったが、被害は限定的だったとみられている。


米国、空母と原潜を追加派遣 中東緊張受け


🇺🇸 米国のロイド・オースティン国防長官は、原子力空母「エイブラハム・リンカーン」や原子力潜水艦「ジョージア」の中東派遣を指示した。イスラエルのガラント国防相との会談後、米国防総省が発表した。

発表によると、現在すでに地域で展開している空母に加え、F35C戦闘機などを搭載した空母打撃団を派遣する。

イスラエルとイラン、レバノンのヒズボラなどの間で緊張が高まっていることが背景にある。

7月末、パレスチナ・ガザ地区を拠点とするハマスの最高指導者ハニヤ氏が、訪問先のイラン・テヘランで暗殺された。

イスラエルによる攻撃とみられており、イランはイスラエルへの報復準備を進めているとされる。

また、レバノンのヒズボラとイスラエルとの緊張もこれまで以上に高まっている。


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