イランが理由なくイスラエルを攻撃するかのように振る舞い続ける帝国経営者たち
【イランが挑発なしにイスラエルを攻撃するかのように振る舞い続ける帝国経営者たち】
by CAITLIN JOHNSTONE
2024.04.13
ダマスカスのイラン大使館に隣接するイラン領事館ビルをイスラエルが攻撃し、複数のイラン軍将校を含む16人が死亡した事件への報復として、イランはイスラエルへの攻撃を開始する構えのようだ。
#イラン 軍はすでにホルムズ海峡でイスラエルとつながりのある貨物船を拿捕しており、テヘランは大使館襲撃への報復を近いうちに行うと、時期は未定ながら公言し続けている。
イランはオマーンを通じて、全面的な地域紛争へのエスカレートを避けるため、攻撃の範囲を調整すると述べたと伝えられている。
ロイター通信によれば、ワシントンは報復攻撃がアメリカを戦争に引きずり込むほど大規模になるとは考えていないという。
つまり、現状では、これが中東における新たな恐ろしい戦争の火種になる可能性は低いと、両陣営は見ているようだ。
今、この状況で本当に興味深いのは、西側の帝国管理者や宣伝担当者が、イランがまったく無抵抗のまま、突然イスラエルを攻撃しようとしていることを示唆するために、来るべきイランの報復をどのように演出しているかということだ。
大使館を空爆することは、地球上のどの国にとっても極端な戦争行為とは見なされないかのように。
イランによる攻撃は完全に青天の霹靂であるかのように、#イスラエル を擁護し、イスラエルの自衛権についてブツブツ言いながら、まるで大使館空爆がなかったかのように話している。
金曜日にバイデン大統領は、イランがイスラエルを攻撃しないよう警告した。
「我々はイスラエルの防衛に専念している。我々はイスラエルを支援する。イスラエルを守り、イランが成功することはないだろう。」と述べた。
「イランからの脅威は完全に容認できないものであり、我々もアメリカ人同様、イスラエルの自衛権を全面的に支持する。」とリシ・スナック #イギリス 首相は木曜日に述べた。
「オーストラリアは、イランがイスラエルに対する軍事行動を準備しているとの指摘に深い懸念を抱いている。」
#オーストラリア のペニー・ウォン外相は、イランは「エスカレーションを助長するのではなく、安定を促進するためにこの地域での影響力を行使すべきだ」と述べた。
「イスラエルはイランによる差し迫った攻撃の脅威にさらされている」とトム・コットン上院議員はツイッターで述べた。
「バイデン大統領は、アメリカはイスラエルを全面的に支援し、いかなる攻撃に対してもアメリカとイスラエルの共同報復が迅速かつ壊滅的なものになることを、アヤトラに直ちに警告する必要がある。」
「イランは、これ以上事態をエスカレートさせる選択をした場合、その結果を背負うことになる。」と貨物船の拿捕を受けてイスラエル国防総省のダニエル・ハガリ報道官は、述べた。
マスメディアの見出しもまた、理不尽な攻撃者による突然の攻撃であるかのように報じている。
ネタニヤフ首相は、イランによるイスラエル攻撃の恐怖が高まる中、高官と会談した。
「イスラエルはイラン攻撃の恐怖に備え、アメリカは軍を地域にシフトさせる」と #ワシントン・ポスト 紙の見出しである。
「イスラエル、数日中に前例のないイラン直接攻撃に備える」と #ブルームバーグ が大見出し。
「イランによるイスラエルへの大規模攻撃が迫っていると思われる」と #CBSニュース は警告している。
何気なくニュースを見た人は、イスラエルとその同盟国は、イランが挑発なしに攻撃を準備しているという情報を入手し、この狂人政権を阻止するためにあらゆる手を尽くしていると考えるだろう。
ばかげている。もしイランがアメリカ大使館を爆撃し、複数の米軍関係者を殺害したとしたら、アメリカは数時間以内にテヘランに爆弾の雨を降らせるだろうし、誰もがそれを知っている。
しかし、イスラエルがイラン大使館を爆撃すれば、誰もが何もなかったかのように振る舞い、代わりにイランに怒鳴り始める。
バーで、誰かが誰かに殴りかかって、みんなが殴られた男に向かって「相手に手を出さない方がいい」「イジメはやめよう」と叫び始めるようなものだ。
イランはおそらくイスラエルを攻撃するだろう。ある時点で、抑止力を生み出すためにイスラエルの暴力を押し返す必要があるからだ。
暴力が悪夢のような事態に発展しないことを祈りつつ、そして多くの人々がプロパガンダを見破り、実際に何が起きているのかを理解できるようになることを祈りつつ。
(了)
引用元
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