見出し画像

〜なぜ瞑想するの?マインドフルネス瞑想の場合〜


<瞑想はなぜするの?>

以前、ヨガクラスの生徒さんにお聞きしたことがあります。瞑想ってなぜするんでしょう?


苦しみから解放されたい、嫌なことを忘れたい、頭を空っぽにしたい、リラックスしたい、気持ちいいから…などなど



苦しみを持つって、人間特有…自然界も、動物も、植物も持っていない。その苦しみの心を手放すために瞑想をするのだろうか?…



画像1



<人間特有の二つの種類の苦しみ>


一つは、未来を心配すること


まだおきてもいないことをあれこれ想像して心配する。仕事がなくなったらどうしよう、お金が入ってこなくなったらどうしよう、病気になったらどうしよう、好きな人に嫌われたらどうしよう…考えても仕方がないことはわかっていても、ぐるぐる回って心を痛めてしまう…



もう一つは、過去のことをあれこれ思い出して悩むこと


あの時、ああしなければよかった、あの人にあんなことを言わなければよかった、あんな風にされたことはすごく嫌だったなどなど、いろいろ、もう取り返しがつかないことをあれこれ思い出しては後悔してしまう…


人の悩みは尽きない…


画像2



最近よく耳にするマインドフルネス瞑想とヨガの瞑想の違いってなんだろう?


<マインドフルネス瞑想とは?>


・「マインドフルネス」とは

「マインドフルネス」とは、「今この瞬間に意識を向け、注意を向けて、自分自身について気づいていくこと」と定義されています


「マインドフルネス」を和訳すると「念」「気づき」という意味です


「評価も判断もせず、偏見を捨てて、物事をあるがまま受け入れることができる状態」のことを指します


現在、臨床実験により、その効果が科学的に実証されたことで、心理学や医学に限らず、ビジネス、スポーツ、教育、福祉などの諸分野でも注目せれるようになりました


・「マインドフルネス瞑想」とは

「マインドフルネスな状態つくるための瞑想」のことです。

※グーグル、インテルなどのトップ企業が、率先してマインドフルネス瞑想を社員研修に取り入れています


・マインドフルネスの発祥


1979年アメリカの分子生物学者であり、精神科医でもあるジョン・カバット・ジン氏によって提唱されたストレス緩和法です



自身で禅やヨガの瞑想を体験し、その効果を実感し、それを医療の現場に導入しました。


そしてうつ病や不安症の原因となり得るストレスを、マインドフルネスに基づいた技法で軽減させ、症状を緩和させることに成功しました。


以後マインドフルネスは、認知症療法の一つとして、注目を浴びるようになり、臨床心理学の分野を中心に広まりました。


そうした心を整える効果をビジネスにもいかそうと、グローバル企業がこの技法を採用し、世界的に注目を浴びるようになりました。


・マインドフルネスの目的


うつやストレスによる痛みを軽減することや仕事の効率を上げることが目的とされていました


「ありのままを受け入れる」「客観的に見る」というのは、「今この瞬間で起きていることを評価せずに受け入れる」ということです



・マインドフルネス瞑想の効果


マインドフルネス瞑想には、「メンタル面の効果」と「脳の力を向上する」という2つの効果があります


メンタル面の効果」‥不安や恐れの解消、怒りなどの解消、うつ症状の軽減など、これらの効果は医療の分野でも実践されています


脳の4つの機能への効果
①「後帯状皮質」(→くよくよ思い悩む、思い込みにとらわれる)を鎮静化する
②「扁桃体」(→瞬間的にカットする、叱られて怯えるなどの時に活性化する)が縮小するので、感情的になりずらくなる
③海馬の中の「灰白質」(→決定や判断、計画、識別などの思考、思いやりや共感、優しさなどを感じる際に活性化する部分)の活動が盛んになる



マインドフルネス瞑想が世界中に広まってる理由がお分かりいただけたことと思います。 


それでは、ヨガの瞑想との違いも見ていきましょう


<ヨガの瞑想>


画像3


ヨガのほうでは、心が動くのは、プラーナのせいだと考えます。なので、プラーナをコントロールしようとします。


そしてプラーナは本来、丹田にあるべきだとされています。


地球が、太陽からエネルギーをもらっているように、丹田から全身にエネルギーがいき渡るようになっていると考えられています。

画像4


丹田はスワディスターナ・チャクラにあるとされています。スワディスターナとは、「元のすみか」という意味です。



<現代人の頭の中>


現代人はストレスや、せわしなさのせいで、元の住処の丹田にエネルギーがたまらず、それは、どこに行ってしまっているのでしょうか?


もうお気づきのことと思いますが…<頭>です。常に、「気」が頭に上がってしまっています。


ある人は、「人間は、1日に6万回思考する」と言っています。そのうちのほとんどは、日々の行動についてのこと。「お昼何食べようか?」「明日なにを着て行こうか?」他にも「売り上げを伸ばすために何をしたらいいのか?」などなど…


1日のうち数回でも「自分の生き方とは?」「自分のあり方とは?」について考える時間を持って、それを自覚して行動して行くと、周りが違って見えてきます。


ハーブファスティング クラブのメンバーさん達で、織田代表の【朝ノート会】に参加されていらっしゃる方達は、その点、いつも考えさせられているので、ラッキーです。


<禅YOGAでやっていること>


ハーブファスティングクラブで、【朝エナジー】を担当させていただいておりますが、毎朝6:00から首肩まわりをほぐして、<気>を頭から丹田に下げるために、呼吸法をしたり、瞑想をして、脳を休ませています。


本来あるべき丹田に気を集めて、全身に気を巡らせて、1日を気持ち良くスタートさせることができます。そうすることで、効率よく頭を使えるようになっていきます。


瞑想は、たまに、まとまった時間、長くやるよりも、5分でもいいので、毎日、朝に決まった時間、行うことが良いと言われています。


次回から少しづつヨガの瞑想についてみていきたいと思います


画像5


✨生きとし生けるものが幸せでありますように

✨世界が平和でありますように

✨宇宙の波動が美しくありますように




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?