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鎌倉裏道散歩のすヽめ

鎌倉は私のホームタウンです。
正確には鎌倉市住民ではないですけど、
学校も仕事もずっとこの街に関わって、
様々な活動は、このコミュニティがある鎌倉で行ってきたことばかりです。
だからホームタウンなんです。


鎌倉駅周辺はまだ生活の一コマとして買い物や用事で行き来している地元の方も半数はいらっしゃるのですが、長谷周辺はビッグブッダ(大仏)を見に来た外国人観光客が大げさでも何でもなく、80%くらいの割合で駅からの狭い道なりを行列して歩いています。
その流れで進んでも変な刀とか、日の丸とか「一番」って書かれたTシャツとか、
抹茶ソフトとかタピオカとか、そういうものばかりです。

どうかぽっと脇道に逸れて適当に歩いてみて欲しい。

鎌倉なんて江ノ電に乗らなくても全然歩いて回れる距離だし、
大仏、長谷寺、八幡宮、の三大名所に行かずとも、
鎌倉ならではの風情を味わうには、本当に細い、人がやっとすれ違えるくらいの小径を歩いてみるのがお薦めです。

まず八幡宮から鎌倉宮へ抜けていくあたりの由緒正しいエリア。
和田塚、由比ヶ浜、長谷のあたりまで抜けていく海側の道。
鎌倉裏駅側から由比ヶ浜大通りを一本山側に入ったエリア。
長谷から大仏の裏へ抜けて、山側から鎌倉に戻る道。

それぞれが閑静な居住エリアですから、
ワイワイとグループで訪れるのには適さないです。

でも、特に地図も見ないで、
車も気にせず、
あっちこっち適当に曲がったり進んだりしながら歩く、
これこそ「散歩」というような時間を、
ただ何となく過ごしてもらいたい。

最初からわかっているところに目標設定してそこを目指す歩き方と、
目標を持たずに自分の感性の赴くまま、というのは、
脳の働き方が全然違ってきます。

大抵小さなカフェや休憩できるようなひっそりと静かに佇むような休憩スポットが点在しているから、歩き疲れて遭難寸前、といったことにはなりません。
一本か二本先は大体バスも通っているような通りです。

個人的なお勧めは、
歩いた後の稲村ガ崎温泉。
鎌倉住民でも意外と行った事のない人多数。

冷泉を沸かしているから正式には温泉ではないのですが、
ミネラルたっぷりの源泉は、真っ黒で、手ですくって日にかざすと緑っぽい金色に見える(鉱石で言ったらモルダバイトのような)緩めで柔らかい当たりのお風呂です。
行ってみると何にもなくてびっくりします。
本当に温めたお風呂と、水風呂とサウナがあるだけ。
でもゆっくり浸かると、お肌がツルツルしっとり柔らかくなるのが嬉しい効能。

散歩しながら自分の足で歩いてきた方にはきっと感じられると思うのですが、
鎌倉には、昔から張り巡らされていると言われている「結界」が各所にあります。
人が営んできた歴史が、今も息づいているのがわかる独特の感覚、
それが繊細に発揮されるのは、やはり裏道散歩での時間感覚でしか掴めません。

それが、稲村ガ崎に出ると、パッと空気が変わっているのですよ。

三方を山、そして正面が海という地形の鎌倉。
「切り通し」という、山を切り崩して細い道を作り、
敵が一気に攻めて入ってこれないように天然の要塞の中に幕府をつくり町をつくり、独自の政治を行っていた鎌倉。
江戸や京都とは違う緊張感もそこかしこに漂っているのです。

それが一気に解放されるのが、朝比奈から金沢に抜ける道と、
R134沿いの稲村ガ崎から江ノ島方向への道すがら。

江ノ島が見えると一気に鎌倉から湘南に景色が変わります。

夕暮れ時には、遠くなのに意外とびっくりするほど大きく見える富士山を、
お風呂上がりに味わいつつ、海沿いのレストランでご飯食べたりワイン傾けたりして、大してお金もかからない健康的な休日をお過ごしください。

そしてもしタイミングが合えば、
月曜10:00
木曜11:00、20:15
日曜9:30、11:30でやっているヨガクラスにもご参加くださる方がいらっしゃると嬉しいです。
自分リトリートです。
電車乗ってしまえばすぐだから本当に是非!!

※ヨガのプライベートレッスンや、ちょっとストレスが溜まっていたり、疲れている時などに頭をスッキリさせるのにお奨めな、アクセスバーズの施術のお申し込みなどは随時承っています。pranicyoga@gmail.comまでご希望の日時をいくつかご連絡ください。
 

もしくは、こちらをご参照ください。


鎌倉の海開きは7月1日です。
いい夏にしてくださいね!!


ヨガインストラクター歴は18年。既に成人した息子をシングルマザーとして育ててきた経験から、ヨガを軸に、女性の生き方、医療でカバーできない健康のこと、などを発信していきます。