PranicYoga 新宮由希子

ヨガインストラクターとして18年。 この多様性と自分軸の時代に、ライフスタイル、メンタル含めて健康は当たり前のことではなく、選択する能力が大切だと考えています。既存の「当たり前」を疑える感性、自分で何かを生み出す思考、物理的、精神的、エネルギー的なバランスは能力あり個性です。

PranicYoga 新宮由希子

ヨガインストラクターとして18年。 この多様性と自分軸の時代に、ライフスタイル、メンタル含めて健康は当たり前のことではなく、選択する能力が大切だと考えています。既存の「当たり前」を疑える感性、自分で何かを生み出す思考、物理的、精神的、エネルギー的なバランスは能力あり個性です。

最近の記事

女性のためのヨガの教科書32

ヨガ哲学 「人間は考える葦である」17世紀のフランスの思想家パスカルの言葉です。 人間はもちろん植物ではないから、 この言葉を哲学なしに受け取ると「間違い」となります。 でも、「人間は考えることが出来るけれど、一本の葦のように頼りなく弱く、ただそこに立っているのみである」という解釈には、そうだよね、と思う人も、いや違うし、と思う人もいることでしょう。 それよりこの言葉は「葦のように群生しているけれども、一人一人が考えを持って生きている」という意味ではないかと考える人もい

    • 女性のためのヨガの教科書31

      ボディメイキング 私今ダイエットしています! 50歳って体型が強制的に変わっていくんだなという実感があって、 努力しないと、痩せているとか太っているではなく、おばさん体型になるんだなと思ったので。 理想のボディイメージはケンダル・ジェンナー。 運動を毎日していても女性はやはりふくよかになっていくんですね。 MetGalaを見ながら結構皆ふくよかで安心したというか、むしろ50歳以後で若い頃と変わらず細い人は老けた印象だった。 だから50歳以降に痩せようとしてしまうと、骨

      • 女性のためのヨガの教科書30

        寝たままでも出来ること 以前「寝転びヨガ」というクラスをオンラインでやっていたのですが、 画面上で伝わりやすい内容を選ぶ必要がなければ、 寝たまま出来ることはかなりたくさんあります。 まず頭と心臓と骨盤が同じ高さになるので、 普通に落ち着いて行えますよね。 腹筋なら腹筋、背筋なら背筋、肩、脚、などそれぞれの部位にフォーカスしてゆっくりと丁寧に正確に動く。 仰向けでもうつ伏せでも横向きの体制でも、 どこをどう使うか、 丁寧に感じれば、 それはただ運動するというよりは、 「自

        • 女性のためのヨガの教科書29

          自立 自分は自立して生きているよって言える人はどれくらいいるでしょうか? 自立ってなんでしょう? 自分で稼いでいること? 誰にも頼っていないで生きていること? それも世間一般的には自立だけれども、 ほとんどの方は家族がいて、 それぞれの役割があって、 周りとバランスを取りながら、 基本的には頼るものがあった中で生きていますよね。 そして頼れるものを勝ち得るのが人生の成功だとも、 特に女性は暗にでも明確にでもそう教えられてきています。 私はそうは教わらなかった。 母もシ

          女性のためのヨガの教科書28

          パートナーと自分 恋人や結婚相手をパートナーと呼ぶ傾向が高まったのは近年のことでしょうか。 パートナーはもちろん男女の関係のみならず、 同姓同士のカップル、ビジネスパートナー、 一緒に暮らしている猫や犬もパートナーになり得る幅広い言葉です。 パート=断片 な訳だから、 二人で一つとかそういう感覚、対等とか、お互い尊敬し合っているとか? パートナーって緊張感のある恋愛のその先の関係、って感じ。 私は結構早くに子供を持ってしまったから、 母親の役割を占める自分の中の責任感が

          女性のためのヨガの教科書28

          女性のためのヨガの教科書27

          更年期とヨガ 50歳になって、年齢を言うと「若いね」と言って頂くのですが、 自分は50歳なんだと結構な頻度で自覚しております。 まだ生理が普通にあって、 その周期は今までなかったパターンで乱れることが増えてきたかな。 終わったと思ったら1週間後にまた始まったり、 通常だったら今自分のホルモンバランスや骨盤の状態がどういう時期なのかわかるから、 気をつけることも来たるべきことに備えることもできるのですが、 自分が今卵胞期なのか黄体期なのかが掴めず、 選択ミスが多いです。 重

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          女性のためのヨガの教科書26

          生理とヨガ 以前生理の項目でも書きました。 女性は40年以上この毎月の現象に気分も体調も左右されます。 毎月大切な血を溜めて捨てて、 妊娠出産とは全く関係のないライフステージでも常にこのサイクルに行動選択を左右される。 それでもこれがあるから、女性は男性に比べて健康意識が高くいられるし、 寿命が長いのもそのお陰なのかもしれません。 傾向としては、やはり丸腰気味の方、 背中や肩を丸めて、お尻に体重をかけて座っている時間の長い方は、 生理痛が酷かったり、それに伴って気分の落

          女性のためのヨガの教科書26

          女性のためのヨガの教科書25

          妊娠出産とヨガ 妊娠出産は女性にしか出来ないことですよね。 人間を身体の中で作ってしまうのだからそれはそれはものすごいエネルギーが必要とされる期間ですが、妊娠が判明したからと言って次の日から生活をガラッと変えられるわけではないのが現状だと思います。 胎児はまだお母さんが妊娠に気付けてもいない妊娠初期に一番活発に細胞分裂を繰り返し、 頭、脊椎、の重要な部分が形成されたのち、手足が伸びてくる。 妊娠自体いつからなのかと言うと、卵子が受精した時、ではなく、 最終月経開始日から数え

          女性のためのヨガの教科書25

          女性のためのヨガの教科書24

          ヒンドゥー教の女神 インドで女神は多種多様です。 特に南の地方では女神信仰が盛んで、日本では全然知られていない女神もたくさん存在します。 これはタントラ的な哲学体系からくる発想だと思うのですが、 男性原理を展開させてさまざまなものを生み出す力というのが女性原理なんですね。 ※哲学の項で説明します。 だから、女神様=綺麗で優しくて包容力があって皆を慈愛で救うために存在する、 というものではなく、生首を持って恐ろしい形相で威嚇している姿の女神もそれはそれは大切に崇拝されてい

          女性のためのヨガの教科書24

          女性のためのヨガの教科書23

          陰陽五行に於ける内臓と感情 陰陽五行については、まずざっとAIの解説を。 陰陽五行思想は、中国の古代哲学であり、自然界の変化や万物の成り立ちを説明するための考え方です。以下にその要点を説明します。 1. 陰陽(いんよう): 陰と陽は対立する2つの原理であり、全ての現象や事物はその性質によって陰または陽に分類されます。陰は陽の対極であり、暗く静的、陽は明るく動的とされます。例えば、陰陽は日と夜、冬と夏、女性と男性など対立するものに見られます。 2. 五行(ごぎょう): 五

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          女性のためのヨガの教科書22

          10、女性のこころ ・ホルモンバランス 実は皆さんが一番興味のあるパートなのではないでしょうか? 女性の身体は年齢と共に変化していきます。 そしてその過程を経ないと全く感じられず、 わからないということもたくさんあります。 とにかくエストロゲンですよね。 女性ホルモンはエストロゲンとプロジェステロンの相互関係で成り立っていますが、 主に『女性ホルモン』と言ったときに示されているのはエストロゲンです。 エストロゲンの分泌の加減で、 「女性らしい」外見、特性、心(感性)が

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          女性のためのヨガの教科書21

          9、チャクラ チャクラというのは、タントラ的な概念です。 「ヨガ哲学」の項で詳しく書きますが、 ヨガの系譜は、 伝統的なラージャヨガ、 派生的なタントラヨガ、 に分けられます。 ざっくり言うと、 学び、習い、従う、ラージャ(王道の)ヨガと、 自分でやってみる、探求していく、タントラ※ヨガです。 ※タントラという言葉は、女性性=シャクティ=生命力や事象を展開させる言動力、 を基とする探究とされていて、端的に説明すると、教えや教義を元とするのではなく、エネルギーそのものを感じ

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          女性のためのヨガの教科書20

          ・丹田二つのものが一つに集まる「丹の意味」 丹田(たんでん)の「丹」(に)は元々水銀が採れる辰砂(しんしゃ)と呼ばれる鉱物のことを表している字で、辰砂は真っ赤な色をしているんですね。 そして古代中国では不老不死の薬の原料と信じられていて、高価な漢方薬として取引されたり、 仏像などに金メッキを施す際に鍍金材として使われたり、当時は金と並ぶ価値で大変貴重なものだったそう。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BE%B0%E7%A0%82 辰砂の赤

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          女性のためのヨガの教科書19

          8、バンダの感覚 ・エネルギーを集めるポイント 股関節の話を何項かして参りましたが、 ヨガで結局一番大事なバンダ( Bandha=サンスクリットで鍵をかけるという意味) が有効化するかしないかは、股関節が重要だからです。 背中が丸まって腰が落ちていると、 骨盤底筋から下腹部を引き上げても、 バンダというよりかは、 使っている筋肉(この場合は大腰筋/腸骨筋や梨状筋など)に力が掛かってしまうので、 純粋なエネルギーとしての力が身体の中心に引き上がってきません。 というか他に持っ

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          女性のためのヨガの教科書18

          バービーとリカちゃん 子供の頃、人形遊びってされていましたか? 私はリカちゃんとバービーちゃん両方ありました。 日本人のリカちゃんの股関節は、ブルマパンツのような腰のパーツに下から脚のパーツが嵌め込まれています。 脚と腰の部分がはっきり分かれているので、あまり脚が大きく動かせないのです。 アメリカ人のバービーちゃんの股関節は、ハイレッグの水着みたいな胴体のパーツに横から脚のパーツが嵌め込まれています。 お尻まで脚と繋がっていて、股関節は360度回ります。 だから前後に1

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          女性のためのヨガの教科書17

          7、坐位 立位のポーズのところでも書きましたが、 現代人は座り姿勢が長く、そしてお尻に体重をかけ過ぎです。 「坐骨に座りましょう」というインストラクション、 本当にそうでしょうか? 「坐骨を立てて座りましょう」も同じくですね。 坐骨は骨盤の一部です。 骨盤は当然背骨、背骨は脳に繋がっています。 大きな血管や神経が通っていますので、坐骨に座ることは、下からそれらを圧迫することになります。 脳につながる大事な部分ですので、蓄積は毒となり、自律神経や脳機能にも影響するでしょ

          女性のためのヨガの教科書17