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韓国駐在3年で染み付いた、以外に知らない韓国の飲み会文化3選 〜韓国ではマッコリは〇〇な日しか飲まない!?〜

Good day, everyone! どーも、須賀です!
 
今日は海外の文化の紹介ということで、私が3年間駐在していた韓国の文化に関してご紹介したいと思います。
韓国のアジョシ(おじさん)は飲み会が大好き!コロナ中も、営業時間の短縮こそあったものの、日本と違ってアルコールの提供がNGになったことはなかったんです(驚 
そんなお酒好きな国、韓国でのちょっと以外な飲み会文化をご紹介します。

①マッコリは特定の日しか飲まない

マッコリといえば、言わずとしれた日本人にとって韓国を代表するお酒。日本の韓国料理屋さんにはマッコリがおいてあります。ただ、このマッコリを特定の日以外で頼んだら・・・一瞬で「あ、この人海外の人だな」とバレます笑

韓国人のおじさんがマッコリを飲むシチュエーションは大きく2つです。
1つ目は、雨の日。雨の日は「ジョン(日本で言うチヂミ)とマッコリ」をイメージします。あ、今日は雨だな〜マッコリ飲みたいな〜という感覚です。なぜかは知りませんが、雨の日に「今日マッコリ行く?」というと、ニヤッとされて「もちろん!」と返ってきます。
ちなみに、マッコリはジョン(チヂミ)と合わせるものと相場が決まっているようで、韓国に3年居て海外からの訪問者が望む場合を除き、サムギョプサル+マッコリ、ダッカルビ+マッコリなど、ジョン(チヂミ)以外で組み合わせて食べたことななかったです。ジョン(チヂミ)屋さん以外ではマッコリをおいてないことすらあります。

もちろん、平日にジョン(チヂミ)を食べてマッコリ飲んでも全く問題ないですし、繁盛店は日に関係なく混んでます。ポイントは、雨なら自動的にマッコリが飲みたくなり、それに合わせる食べ物は基本ジョン(チヂミ)である。というのがポイントです。

2つ目のシチュエーションは、登山の後です。ソウルには山が多くで登山が趣味の方が多くいらっしゃいます。有名な山では登山が終わったあとの場所には飲食店が多くあり、そこではジョン(チヂミ)とマッコリを出している店も多くあります。山に登ったあとはマッコリというイメージを持っている人は多いようです。ただ、自分の経験則的に登山後にマッコリの飲んだのは30%くらいなので、登山後にかならずしもマッコリを飲まないといけないというわけでも無いようです。気分でOKということですね笑

マッコリ!


ジョン(日本で言うチヂミ)

②誰かが杯をもったら100%乾杯

日本では、飲み会の最初に乾杯したら、あとは乾杯しないですよね。自分のペースでのみ、空いたら次の飲み物を頼む。
韓国では小さめのグラスでビール、ショットグラスで韓国焼酎を飲むのですが、誰かが杯を持ったらその都度「カンパーイ!」となります。なので、誰かが杯を持っていないかを視野の端で意識しています(笑 乾杯の回数が多いので、乾杯しても飲み干す必要はないです。乾杯さえすれば、グラスに口をつけるだけでOK。ただ、乾杯に加わらないと「あれ、なんで?」となっちゃうので、郷にいれば郷に従え、で是非乾杯に加わってください。


ビール(Cass)、チャミスル、ビールグラス



また、マナーで注意してほしいのが「ちょっとでも杯にお酒が残っていたら注ぎたしてはいけない」です。日本だとグラス半分くらいビールが残っている状況でも瓶ビールを注ぎたしてもなんの違和感もないですよね。むしろ、良かれと思ってやっています。
韓国でそれをやろうとすると「まだ残ってるでしょ!」と人によっては怒られます。理由は不明です。自分はマナーとして割り切っていました笑 お酒が強くない人は、 乾杯用にビールをコップ1/3くらい残して、あとは水を飲んでいました。注ぎたされないので楽ですね。

③飲み会は上司・先輩のおごり

上下関係に厳しい韓国だけあって、ディナーに行った際は先輩や上司が全部ごちそうするというケースが結構あります。みんな男気を見せます。(見せたがる?)

もちろん、全員が100%そういうスタンスというわけではなく、割り勘もありますし、上司・先輩が多めに出すだけというパターンもあります。ただ、多くのケースで上司・先輩が出しているケースが多かったように思います。

韓国人で全部出している同僚に「大変じゃない?」と聞いたことがあったのですが、彼いわく「若い時に出してもらっているし、韓国ではこれくらい男気がないと部下はついてこないよ」といっていました。なるほど、そういう価値観もあるんだなーと勉強になりました。

韓国でも当然2次会・3次会に行くことがあります。その場合は、全部を一番目上の人が出すわけではないです。1次会は 1番の上司・先輩が出したとすると、2次会は”2番目”の上司・先輩が出す。3次会はその次といった感じでした。会社では、まず役職で、次に年齢によって階層がはっきりしています。なので、その順に会計をしていく流れを多く経験しました。もちろん、2次会・3次会は1次会で出した人以外で割り勘なんてケースも普通にありました。男気がある文化の中でも、現実的には誰かに会計が集中しないようなうまい仕組みになっているなーと感じました。

番外編:ビールと焼酎の種類は一度頼んだら変えない

冒頭でマッコリは特定の日しか飲まないとお伝えしましたが、では韓国のみなさんは何を飲んでいるのか? ズバリ、ビールと韓国焼酎です。本当にこの2種類だけです。カクテルや甘いお酒なんて基本ありません。更に、ビールはビンで大体4種類(Cass, Cloud, Tera, Kelly), 韓国焼酎は大きく3種類(真露、チャミスル、チョンチョロン)の中から選んでいましたし、どの飲食店でもこの銘柄は置いています。
日本人の感覚だと、色々飲み比べてみたい!と思ったりしますが、韓国では、自分の好みが明確に決まっている人が一定数居て、一番目上の人がその銘柄を決めるケースが多いです。なので、最初に選んだ銘柄をその飲み会中ずっと飲み続けます。
韓国の飲み屋さんで、Cassを飲んでいたのに「Teraください!」というと、だいたい「あなたCass飲んでいるけどいいの?」というリアクションが返ってきます。それくらい、韓国の方にとって違和感のある頼み方です笑
旅行で行ったときには全く気にする必要はないですし、楽しく飲みたいものを飲んでもらえればよいです!
どんな飲み方してもケンチャナヨ(大丈夫)です!!

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