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仕事の依頼はどうやってくることが多いですか?(※2021年9月更新)

「ライターです」と名乗り始めて10年。10年たっても、いまだに書くことから逃げたい、すだです。

ライターという仕事に限らず、フリーランスの皆さんにお聞きしたいことがあります。それは

「どうやって仕事を獲得しているのか?」

ということ。

私もよく「仕事、どうやってとっていますか? 営業とか、されてます?」と聞かれます。いや、私も聞きたいです。

実務以外に「仕事を得るための営業活動」も並行して行わざるをえないのは、なかなか辛いところ。

目指したいのは「何もしなくても、スルスルと仕事が入ってくる状態」ですが、それって、どうやってつくったらいいんでしょう。

ということで、スルスルとまではいかないけれど、一年のうち半分くらいは営業しなくてもお仕事が入ってくる状態になる私の「仕事の獲得法」についてまとめてみました。

・フリーランスで食べているけれど、営業に力をかけずに仕事を獲得したい

・いつかフリーランスとして働きたいけど、営業の仕方が分からない

そんな方の、お役に立てれば嬉しいです。

フリーランスの営業は「攻め」と「受け身」である

本題にはいる前に…

今回のテーマを書くにあたり、仕事の流入経路を洗い出したところ仕事の獲得法は「攻め」と「受け身」の2つに分かれることに気付きました。

これから紹介していく私の仕事の獲得法は、下記の5つなのですが、

①ツイッター
②一度お仕事した方からの紹介
③ビジネスマッチングサービス
④フリーランスナウの案件募集
⑤ココナラ出品

この5つを分けるとすれば、①②⑤(③)は「受け身」、④(③)は「攻め」になるのかなと思います。

「受け身」は「この人に仕事を頼みたい」と思われる材料をあらかじめ準備・構築しておいて、その材料を吟味してくれた方からお仕事が入るもの。

「攻め」は自ら人や企業に対して行動を起こし、自分から仕事を取りにいくものです。

意識していませんでしたが、洗い出してみると「受け身」の比重が多かったです。

「営業をがんばっているつもりがない」と私が思っているのは「受け身」の態勢を整えているからかもしれません。

仕事の獲得法①ツイッター

私がSNSのひとつ、ツイッターで本格的に発信を始めたのは2020年5月のこと。

フォロワー数は当初、0でした。「見てくれる人を増やしたい」と試行錯誤していったところ、フォロワーの数は1000人を超え、そのあたりからお仕事の依頼が入るようになりました。

1000人を超えてからの依頼の内容はオウンドメディアで記事作成やPR、セールスレターの執筆などがありました。ダイレクトメッセージから問い合わせが来るので、お仕事を目的にツイッターを活用される方はDMを解放しておいても良いかもしれません。

ツイッターをお仕事目的で本格利用する前は、SNSって不確実な情報も多そうだし、人と信頼関係を構築するのが難しそうと思っていましたが「SNSから仕事の依頼がくる」ことを、目の当たりにして驚きました。

ツイッターを始めた当初、私がおこなっていた発信の内容は

・自分の書いた記事のシェア(実績紹介)
・ライターという職業に関すること
・フリーランスって、こんなことあるよね(あるあるネタ)
・ライターのお仕事募集をしているページのシェア


などなど。

今は自分の仕事とは関係のないプライベートのつぶやきのほうが多くなっている状態なので、お仕事のご依頼の数は仕事に関する発信をしていた初期のころのほうが多い印象です。

仕事の獲得法②一度お仕事した方からの紹介

私はライターという仕事を10年近くやっていますが、駆け出しのころに出会ったフリーランスの編集者さんらとの関係は今も続いています。

その方から紹介してもらったお仕事、一緒にしているお仕事は数年単位で継続しているものが多いです。

またここ1、2年でSNSを介して知り合い、スポット的にお仕事をいただき、その仕事が終了した方から、再度ご依頼をいただくことも増えてきました。

これはコロナ禍で新しい出会いの場が少なくなり、すでに知っている人、仕事を一緒にしたことがある人に声がかかりやすくなっているのかもしれません。


SNSは、定期的に自分の状況や考えていることを発信することで、相手に「お、今そんな感じなんだ」と負担なく見てもらえるツールだと思います。

それは発信した投稿の内容におもしろさを感じてもらったり、思い出してもらったりして、久しぶりに連絡をもらえることが、多々あるからです。

SNSで自分自身の実績や、今やっていること、これからやりたいことを発信すれば、誰かの目にとまる良い機会になると思います。

仕事の獲得法③ビジネスマッチングサービス

ビジネスマッチングサービス、利用されていますか?

私がよく利用しているのは「yenta」や「コネマ」というサービス。どちらもお仕事を軸に、新たな出会いにつながるサービスです。

出会ってどうするの?

という疑問が湧くかもしれません。

確かに、何か始まることが確定しているわけではないです。ただ「何かが始まる可能性」はあると思います。

こうしたビジネスマッチングサービスの利用を始めた当初は「何かお仕事につながる出会いがあればいいな~」と思っていました。今もその気持ちは少なからずあります。

ただ今は「その人が持つ考えや、どこに価値をおいているのかを知りたいから」という理由が大きくなっています。同業、異業にかかわらず

「この人のしていることはおもしろそう。もっと詳しく聞いてみたい」

とか

「この分野に取り組みたいけど、必要なことは何だろう?その道のプロに聞いてみよう」

とか

「解決するにはこの方法しかないと思っていたけど、相談してみたら意外な解決法が見つかった」

とか。

自分の興味からスタートして、声をかけたりかけられたり。お話することを目的に利用することが多いです。

互いのプロフィールがある程度公開されているので「自分が話したい人」と話せるのが特徴的。

例えば私の場合、yentaで知り合った方にはSNSの運用アドバイスをしたり、頭の中をアウトプットするためのヒアリング→文章化のお手伝いなどをしたことも。

雑談する中で「じゃあ、ぜひお仕事として」となることが多かったです。

もうひとつ利用していたビジネスマッチングサービスの「コネマ」はyentaよりも、もう少しゆるい雰囲気。フリーランスや副業(複業)をしている人を対象に、仕事の情報交換から気軽な仲間探しなどができるサービスです。

コネマでも雑談の延長線上でWEBサイトのディレクションやSEOライティングなど、お仕事の問い合わせを受けたことがあります。

こうしたビジネスマッチングサービスの利用は「自分は有益な情報など持っていないから、できる話などないなぁ」とすごく躊躇していたのですが「横のつながりを増やす」としてみると、少し気が楽になりました。

お仕事上でのつながりとはいえ、新しい人との出会いがオンラインでできるというのは、とてもありがたいです。

仕事の獲得法④フリーランスナウの案件募集

私はツイッターのほか、Facebookでも発信をおこなっており、ライター、広報、フリーランス向けなどさまざまなコミュニティに参加しています。

そのうちのコミュニティのひとつ「フリーランスナウ」では、コミュニティ内部で募集されていたお仕事募集から実際の受注につながった経験があります。

こちらのコミュニティは会員数が5,000名以上と大規模で、募集される案件は経験者向けのものが多い印象です。

こちらから数件お仕事を受注したことがありますが「広がりがあるなぁ」と感じたのは、お仕事を紹介してくれた方とつながれたこと。

案件募集の経緯は「知り合いの会社が人探しをしてたから、ちょっと募集をかけてみた」ということもあり、顔の広い方が多いんです。

実際のお仕事の条件が合わなくてもその方とつながれたことで別のお仕事を紹介してもらったことが何度かありました。

そのため、こちらのコミュニティは「信頼できる人」「信頼できる企業」とのつながりを持てる印象が私の中にあります。

「あ、こういう仕事があるんだ」

という発見になりますし、ある程度経験のある方なら信頼できる企業、人と「応募するだけ」でつながれる良い環境だと思います。

仕事の獲得法⑤ココナラ出品

自分の得意なことをサービスとして出品・購入できるスキルマーケット「ココナラ」。最近、コマーシャルもやっていますね(2021年9月)

ここは自分のできることなら何でも「仕事」として出品できるのが魅力です。

「ココナラでも出品しています」というと「ああ、500円でいろいろ頼めるやつだよね」と言われることがあります。

確かに最初のころ、ココナラは「500円」サービスを売りにしていたような気がします。インパクトありますよね、500円。


そんなココナラですが、今は高単価のお仕事もたくさんあります。

私はここでプレスリリースの作成や添削などのサービスを提供しています。その単価は数万円です。

ココナラで出品してお客さまに購入いただくと、手数料が発生します。なので出品している金額がそのまま出品者に入るわけではありません。

仕事を獲得することは大事だけれど、お客さまに納得してもらえる仕事ができるようになってきたと思ったら、手数料分を差し引いてもきちんと利益になるような料金設定に更新していくことも必要だなと感じます。


その一方で「ここからスキルを高めていきたい!」という方の「修行の場」としてもおすすめできます。

ココナラを使うメリットは「これなら日本一!」と思えるスキルではなくとも「ここまでならできる」「ある程度の質を確保できる」というスキルでも求めてくれる人がいる。そのことが分かることです。

なので修行の場、スキルアップ道場として活用するのもいいかもしれません。

その場合は購入者が求めていることと自分が提供できるものに「すれ違い」がおきないよう、出品内容をできるだけ細かく、具体的に記載しておくと良さそうです(出品すべてにおいて言えるけど…)。



長くなってしまいましたが、今回は「私の仕事の獲得法」についてまとめてみました。

参考になればうれしいです!



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