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会社の中身を魅力的に伝えるには?リサーチして見つけた6つの事例と工夫

こんにちは!BACKSTAGEデザイナーの加藤です。

現在BACKSTAGEでは、会社のことをより知ってもらうためのコンテンツ作りに力を入れて取り組んでいます。

コンテンツ制作にあたり、様々な他社の事例をリサーチしました。その中で、非常に魅力的な会社説明コンテンツを制作している企業や、会社の雰囲気が伝わるカルチャーデック、社員のエンゲージメント向上につながる取り組みの事例など、多くの発見がありました。

そこで本記事では、魅力的な他社事例をご紹介していきながら「魅力が伝わる会社説明コンテンツを作るには、何を考えて、どうやって伝えたらいいのだろう?」という点を改めて考えていきたいと思います。




会社内のチャレンジを公開 『On LINE』|LINE株式会社

On LINE(オンライン)- LINEでは、こうしてます。

LINE株式会社による、社内のチャレンジを外部へ発信するプラットフォーム『On LINE』
ここでは、「VISION」「CULTURE」「WORK」の3つのカテゴリに分け、社員インタビューや事業への取り組みに関しての記事を読むことが出来ます。

なかでも私が魅力的に感じたのは、『On LINE』が生まれた背景を説明しているページです。

『On LINE』とは、「会社の中で行なっているチャレンジを成功も失敗も含めてオープンにすることで、誰かの活動の後押しになるかもしれない」という思いから発足されたプラットフォームです。

自社の社員に限らず、いいサービスを世の中に届けたいと思っている人の背中を押すようなコンセプトが素敵だなと感じました。会社の枠を超え、チャレンジが連鎖するような場として機能している点が非常に魅力的な事例です。


・On LINE(オンライン)- LINEでは、こうしてます。
https://line-online.me  
・On LINEってなに?|On LINE(オンライン)- LINEでは、こうしてます。
https://line-online.me/about.html

引用元


会社の行動指針に対する 『みんなの解釈』を公開|株式会社マネーフォワード 

Money Forward Culture Deck

株式会社マネーフォワードによる『カルチャーデック』では、マネーフォワードのMissionである “お金を前へ。人生をもっと前へ。” を達成するための行動指針に対して、『みんなの解釈』として社員一人ひとりの想いや考えを掲載しています。

 顧客起点。聞くだけじゃなく観察したり、想像したりもする必要があるし、今の既存のユーザーだけでなく、そのユーザーの未来や、これからユーザーになる方のことも考える必要があるなど、正対し続け悩み考え続けること。そもそも我々の利益の源泉は顧客であり、商売をやっている以上、顧客を感動させるレベルの仕事をするのは大前提。当たり前すぎるけど、難しいこと。

(執行役員 2018年 入社)

ユーザーの暮らしや業務が便利になるサポートをするために、ユーザーのことを知る努力を続け、役立つサービスを提供し続ける。

(エンジニア 2013年入社)

実現したい世界観を絵空事にせず、目の前の社会や人と必ず接点を持ち進めていくこと。 正論を投げず、これまでの積み上げに敬意を払い接すること。

(ビジネス 2022年 入社)


入社年数や役職を問わず、マネーフォワードで働く多くの社員の顔が浮かぶようなコンテンツの作り方は非常に魅力的ですし、企業や組織の文化は一方通行で語られるものではなく、働くみんなの価値観と行動の集積で形作られていくものだと伝わるのが良いなと感じました。


・Money Forward Culture Deck https://recruit.moneyforward.com/mvvc/value           
・行動指針「User Focus」みんなの解釈
https://recruit.moneyforward.com/mvvc/value

引用元



社員クロストーク『NDC Online Talk』|日本デザインセンター

日本デザインセンターでは、会社説明会に代わるコンテンツとして『NDC Online Talk』と題した社員同士のクロストークを公開しています。

NDCへの入社を決めた経緯や、普段の働き方、どんな仕事をしているのかなど、実際に働いている社員の声を聞けるトーク内容は、自分が入社後にどのような環境で働くことになるのかを想像しやすくするための重要な情報だと感じました。

こちらはYoutubeからいつでも視聴できるようになっており、従来の会社説明会のような「場所」や「時間」に縛られることがありません。会社と聞き手の双方にとってより良い形を模索したような姿勢が素敵だなと思います。

NDC PEOPLE |日本デザインセンター

ちなみに『NDC PEOPLE』ページでは、NDCで働くメンバーを記事として紹介しています。一人ひとりにフォーカスして紹介していて、『NDC Online Talk』とはまた違った視点で会社を知る機会になっています。

・NDC Online Talk -vol.2 入社1.2年目クロストーク「気になる、の先にあるもの」
https://www.youtube.com/watch?v=qLhwX5JmzI0 
・NDC PEOPLE |日本デザインセンター
https://www.ndc.co.jp/people/

引用元



企業のデザインに触れられる『Goodpatch Blog』|株式会社グッドパッチ

Goodpatch Blog グッドパッチブログ

株式会社グッドパッチが運営するブログ『Goodpatch Blog』では、主にUI/UXデザインやデザインパートナーとしての事例、デザイン思考に関するナレッジ、社内のイベントやカルチャー、メンバーインタビュー等を公開しています。

「社外の人間がこんなに読めていいの?」と心配になるくらいGoodpatch流のデザインに触れることが出来るのは非常に魅力的だと思いますし、どんな意識を持ってデザインに取り組んでいるのか、どんな視点でデザインを捉えているのか、いち作り手として非常に勉強になる記事が多く掲載されています。

AIブームの今だからこそ見つめたい、人間性を感じるアプリUI
(Goodpatch Blog グッドパッチブログより)


個人的に素敵だなと思ったのが、執筆者紹介の部分です。書き手である社員さんのクレジットが必ず載っている点と、そのクレジットが必ずしも実名でなくても良い点に好感を抱きました。

(執筆者のアウトプットであることは尊重しつつも、クレジットの表記は必ずしも素性をオープンにしなくても良いよと、個人の基準に委ねられている自由度にグッときました…!)

・Goodpatch Blog グッドパッチブログ
https://goodpatch.com/blog 
・AIブームの今だからこそ見つめたい、人間性を感じるアプリUI|Goodpatch Blog グッドパッチブログ
https://goodpatch.com/blog/2023-05-humanity-in-app-ui

引用元



社員のプライバシーを配慮したメンバー紹介|KITE Inc.

ABOUT|KITE inc.

KITE Inc.では社員紹介の際にイラスト表現を用いていました。企業ロゴとも雰囲気が合っていて、丁寧で洗練された印象を受けます。また、希望者は個人サイトやSNSリンクへ遷移できるような仕様も導入されていて、個人の意向を尊重している会社の姿勢が印象的でした。

このように企業イメージの確立と社員のプライバシーへの配慮の双方が実現されていている点に魅力を感じます。

ABOUT|KITE inc.
https://kite-kite.com/about/

引用元



会社の日常が覗ける「今日のライツ」|© 株式会社ライツデザイン

デザイン事務所のライツデザインでは、『今日のライツ』という会社の日常を投稿している広報アカウントがあります。ここでは会社の取組んでいる案件の裏話に加えて、身の回りの出来事、出かけた話、食べた物など、会社内の日常を覗くことが出来ます。

実行する側も、見る側も、気兼ねなくカジュアルにアクセスできる点が印象的な事例で、見ていると親近感の湧く投稿内容はどれも非常に魅力的だなと感じました。

Instagram(@ura_lightsdesign)https://www.instagram.com/ura_lightsdesign/

引用元


おわりに

魅力的な会社説明の他社事例をご紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか?

今回ご紹介した事例では、いずれも共通して「人想いな部分」に魅力を感じていたように思います。読み手・聞き手にとっての配慮が行き届いていたり、壁を感じないようカジュアルな仕掛けが工夫されていたり、自社の社員へ対する思いやりが感じられる取り組みがあったり。

様々な思いやりの形を感じることが出来て非常に興味深かったですし、組織という目線ではありますが、課題解決や仕組みを構築していくこと自体デザイナーの仕事に近いものを感じ、私自身とても勉強になりました。

今回のリサーチを踏まえ、弊社では新規参画メンバーを外部へ伝えるための企画として、メンバーインタビュー記事の制作を行いました。

具体的に意識したことは2点あります。

1つ目は、社員のプライバシーへの配慮です。
インタビューするメンバーへ事前に本名や顔出しの意向の確認を徹底し、本人の意思を汲み取りながら記事を制作するよう心がけました。

2つ目は、社員の人柄が伝わるような記事の構成で制作した点です。
BACKSTAGEではどんな人が働いているのか、普段どんな想いで仕事に取り組んでいるのか、チームの雰囲気をメンバーの人柄から掴んでいただけるような内容を目指して制作しました。

その辺りにも注目して読んでくださると嬉しいです!


それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!

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