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郵便振込書付寄付チラシの話と、印刷物が多い人・団体にお得なお話/オンライン会議ツール「ZEP」を使ってランチ会(2023年12月)

毎月1回、お昼にNPOの広報関係者がゆるやかに集うオンラインランチ会。12月は年末進行ということで26日に開催しました。(2024年1月からは最終水曜日に開催します)

今回は、高齢の方から寄付を募るときに欠かせない「郵便振込書付寄付チラシ」のキソと、印刷物が多い人・団体にお得なお得なアフィリエイトについて質疑応答が行われました。


1.郵便振込書を使った寄付の話

「郵便振込書」とは

若い世代には郵便はがきの出し方を知らない人もいるそうなので、「郵便振込」も「?」かもしれませんが、NPO業界では定番ツールです。

郵便振込書とは? ゆうちょ銀行・郵便局に備え付けてある専用用紙です。 「払込取扱票」と書かれているもので、ポストカード程度の大きさの紙になります。 この用紙に口座番号や加入者名(口座名義)、振込金額、ご自身のお名前などを記入して、郵便局の窓口に手渡すか、専用のATMを使って振り込みができます。

https://kifufu.net/2021/07/23/830/

振込書は「宛先など必要な情報をぜんぶ自分で記入するもの」と、「自団体の情報を郵便局で印字したもの」があります。(「振込書だけ」であれば郵便局にお願いして自団体の情報を印字してもらうこともできます)

※<NPO業界の寄付集め定番ツール「ゆうふり(郵便振込書)」とは?>でも説明していますので、ご覧ください。

高齢世代にはまだまだ郵便振込はパワフルなツールであり、寄付するお金の余力があるのもこの世代が多いことも事実…。なのでこの世代から寄付を集めたい場合は「郵便振込」は見過ごせません。

ただ、自団体の情報を印刷しないで真っ白な振込用紙を渡して「うちに寄付してください」とお願いするのはハードルが高いですよね。
なので、自団体の情報を印字した「振込書」を用意している団体さんは少なくないと思います。

でも振込書だけ渡すわけにもいきませんので、<寄付チラシと「振込書」を一体化できないかしら>と考える団体さんもあると思います。
ですが、「振込書」以外の部分がくっついた紙には郵便局で印字はしてもらえません…。となると自力になりますが、これがけっこう、経験なしだと時間やお金がかかってしまいます。

というのも、寄付チラシと「郵便振込書」を一体化した形で印刷するには、罫線の規定の線の細さかどうかなどをゆうちょ銀行にサンプルを作ったうえでチェック出しする必要があるからです。
最新の規定通りの注意書きがあるかなどもチェック対象なので、詳しい人がやるほうが絶対に早いそう。

とはいえ、一般的な印刷会社にサンプル作成を依頼をしてつくってもらうと、サンプル部数が少ないだけにちょっとお高い料金になってしまったり、大きな機械で作るとずれが出ちゃったりして、それで日本郵便から却下を食らうとまた刷り直しとかになって、費用が倍かかってしまうこともあるんだそう…。

痒いところに手が届く「私製承認サポート」

そこでただでさえ予算の少ないNPOの負担を減らそうと、世話人の林田が編み出したサービスが「私製承認サポート」です。
・申請の手順についてご案内
・申請に必要な用紙サンプルの制作
・印刷可能な郵便振込書のCanvaデータ納品
という、最短距離のサポートを利用して5,500円…!は・か・く!

ちょうど郵便振込書付き寄付チラシを作りたいという団体があったので、ご案内してみました。チラシが完成したときに、感想をお伺いしてレビューを載せたいと思います☺

2.印刷の多い人・団体にお勧めの「アフィリエイト」

※アフィリエイトとは「成果報酬型広告」とも呼ばれています。自分のホームページやブログ、SNSなどに、アフィリエイトプログラムを行っている商品のURLを張り、そのURL経由で商品が購入されると、商品代金の一部が報酬としてもらえるプログラムのことです。

印刷会社のアフィリエイトプログラム

名刺、チラシ、リーフレット、パンフレット、アニュアルレポート…。NPOの活動に印刷はまだまだ欠かせないツールだと思いますが、それらの印刷はどこにお願いしていますか?

地域振興のために地域の印刷会社にお願いしている…とか、知り合いの会社に…などの人間関係が絡む場合は別として、「別にこれといってこだわりはない」ということであれば、アフィリエイトプログラムのあるネット印刷もありかもしれません。

というのも、ネット印刷をしている会社のいくつか(グラフィックやラクスル、プリントネットなど)はアフィリエイトプログラムを実施していて、印刷代金の何%かが報酬としてバックされるんです。
しかも、その印刷は自分の注文でもいいんですって!

大量に印刷があるNPOさんは、このプログラムに申し込んだうえでアフィリエイト専用のURLを通して注文すれば、印刷費の何%かの収入が返ってきて、実質値下げですし、団体のホームページやブログで、「何か印刷したいときは時はこちらから注文してください」と専用URLのリンクを張っておくと、団体を応援してくださる方からの印刷注文があるたびに、その印刷料金の何%かが戻ってきます。

参考「グラフィック」のアフィリエイトプログラム(報酬:3%)
https://www.graphic.jp/affiliate

ちなみに、NPO広報友の会の世話人の林田のブログでは、この仕組みを使って「寄付リエイト」として、グラフィックから得た報酬をすべてNPOへの寄付に回しています。自分や自団体でアフィリエイターになるつもりがないという方も、こちらから印刷注文いただけたら、1年に1回たまった報酬を世話人が選んだNPOさんに寄付させていただきます~!
https://design4npo.com/ad/

と、こんな感じでいつもNPOにとってのぷちお役立ちな情報交換をしています。(noteに残せないような秘密の話もしていますので、リアルタイム参加がおすすめです!)

初めて参加したいという方は、メルマガでURLとパスワードをお知らせするので、こちらのメルマガ登録フォームにご入力ください。
(登録後、認証メールが届きますので「メールアドレスの認証」をお願いします。認証メールが届かない場合は、入力アドレスのご確認・迷惑メールフォルダのご確認をお願いいたします)


2024年のオンラインランチ日程

2024年のオンラインランチは下記の日程で行う予定です。

2024年1月31日(水) 
2024年2月28日(水) 
2024年3月27日(水) 
2024年4月24日(水) 
2024年5月29日(水) 
2024年6月26日(水) 
2024年7月31日(水) 
2024年8月28日(水) 
2024年9月25日(水) 
2024年10月30日(水) 
2024年11月27日(水) 
2024年12月25日(水) 

ご予定に入れておいていただけると嬉しいです!

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NPO広報友の会とは?
NPOの広報力を高めたい人・NPO広報に関わる人たちのサードプレイス。ゆるやかなつながりと切磋琢磨の場をつくり、ありたい未来に近づける力をチャージする集まりを目指しています。会のご紹介はこちら

世話人について
林田全弘(株式会社ガハハ デザイナー):Twitter
槇野吉晃(認定NPO法人サービスグラント関西事務局/はしのまち映画会 代表):Facebook
マキノスミヨ(ビッグイシュー・オンライン 共同編集長):Twitter

世話人のイベント登壇予定
*林田全弘
月2回実施している、Youtubeライブ。
最近は、Canvaのデザインフィードバックをライブしています。
https://www.youtube.com/design4npo


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