Kobayashi Yasuhiro

東京在住、しがないエンジニア兼雑用係。

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電卓のちょっと進んだ使い方――その5:ドルやユーロ建ての計算に(アドモード)

こんにちは、小林です。 前回(その4:端数処理)に引き続き、きょうはその亜種であるアドモードについてご紹介します。今回でこの連載は一区切りになります。 使える機種前回とほぼ同様ですが、小数の桁数を指定するスイッチに [ADD2] [A] [+] の位置があることが条件になります。 使い方前回までとはシーンが変わります。 アメリカやヨーロッパなどは通貨に補助単位(ドルやユーロに対するセント)があり、例えば1ドル98セントは $1.98 などと往々にして表現されます。こう

    • 電卓のちょっと進んだ使い方――その4:半端を勝手に丸めておくれ(端数処理)

      こんにちは、小林です。 前回(その3:定数計算)に引き続き、きょうは端数処理についてご紹介します。 使える機種端数処理機能は、次の特徴がある電卓で使えます。 ‣ [F CUT 5/4] や [5 4 3 2 0 ADD2] などと書かれたスライドスイッチがある 表示が微妙に違っていても、このようなことが書いてあるスライドスイッチがある機種なら問題ありません。これもメーカーによる差があるのですが、詳細は後述します。 シャープ製の電卓にはスライドスイッチではなくキー操作

      • 電卓のちょっと進んだ使い方――その3:「+-×÷る」数が同じときに(定数計算)

        こんにちは。小林です。 前回(その2:メモリー)に引き続き、きょうは「定数計算」機能をご紹介します。 やはり、メーカーごとの特徴の話前回までにクリアキーやメモリーの表記の違いを取り上げましたが、今日ご紹介する定数計算機能はメーカーによって操作そのものが異なります。定数計算機能では、大まかにカシオ計算機とそれ以外に分かれます。 わたしは長年カシオの電卓を使っており、シャープやキヤノンの電卓は説明書を参考に「こうであろう」と推測して書いています。間違いがあったらコメントいた

        • 電卓のちょっと進んだ使い方――その2:ちょっと脇に置いておく(メモリー)

          こんにちは。小林です。 前回(その1:グランドトータル)に引き続き、電卓の応用的な使い方をご紹介します。きょうは「メモリー機能」です。そう、いつ使うんだかわからない、M+, M-, MR/RM, MC/CMなどと書かれたキーを使います。 メーカーごとの特徴の話(おことわり)メモリー機能はメーカーによってキー表記が若干異なります。この記事ではカシオ計算機の例にならいますので、シャープ、キヤノン製の電卓をお使いの方は次の通り読み替えてください。 ‣ カシオ:M+, M-,

        電卓のちょっと進んだ使い方――その5:ドルやユーロ建ての計算に(アドモード)

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        • 電卓のちょっと進んだ使い方
          5本

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          電卓のちょっと進んだ使い方――その1:小計の合計をワンタッチで(グランドトータル)

          noteでは初めまして。小林といいます。都内でしがないエンジニア兼雑用係をやっています。 このシリーズでは、電卓でもとりわけ実務電卓などと呼ばれるものの応用的な使い方についてご紹介します。 対象の機種過去から現在まで、またメーカー別に全部の機種をなぞるわけにもいかないので、対象となる機種に備わる特徴を挙げます。 今回の記事は「 GT と書かれたキーがある」電卓が対象です。 以前はGTキーがある電卓はあまり一般的でありませんでしたが、近年は2千円程度から入手できます。

          電卓のちょっと進んだ使い方――その1:小計の合計をワンタッチで(グランドトータル)