見出し画像

もがいている君へ、『永遠に、君であれ』


『君はリンゴで世界を驚かせるだろう 〜現代アートの巨匠たちに学ぶビジネスの黄金法則』

ーーーアートは、見る人によって初めて成り立つ。
これは誰の言葉だっただろう。

見るものの心情が、アートを通して知ることができるのだと。
昔から、よく分からないながらも、アートに触れることが好きだった。

それは色彩であったり、画家の思いや背景に想いを馳せる楽しみがあり、
今思うと、無意識に潜在意識の自分との出会いだったのかもしれない。

NY在住のアートプロデューサーであり、数々の若手アーティストがアート界に
足を踏み入れる手助けをされているARISAさんの新書が発売された!
『君はリンゴで世界を驚かせるだろう 〜現代アートの巨匠たちに学ぶビジネスの黄金法則』(飛鳥新社)。

あらゆるジャンルが詰まった感動ストーリー

主人公の嬉野タケオは、仕事がうまくいかないサラリーマン。
ある日、サルバドール・ダリの生まれ変わりという
なんとも胡散臭い関西弁の「ダレ」という男に出会う。

彼が、歴代の現代アートの巨匠を呼び出し、
タケオに紹介してくれる。

巨匠たちの名言を通して、タケオにビジネスの黄金法則を教えてくれるのだけれど、
世界中を旅するように読み進めていくうちに、
タケオはメキメキと力を発揮し、
自分の人生を創造していく。

そして、読んでいるこちらも新しい人生へと導かれていく。

ある人は、ビジネスに活かせるといい、ある人はアートを深く理解できるといい、
ある人はフリーダ・カーロのように力強く生きる応援歌になるだろうし、
ある人は人生の使命に気づくかもしれない。

それだけ読み応えがある、感動の一冊です。

簡単に入って行ける世界なのに、得るものは大きく、深く、広い。

通常、これだかの要素が入っていると、
豪華キャストが揃う映画はなぜだか面白くないように、
いまいちのことが多いと感じるのだが、
単純に小説としても楽しい!笑っちゃう。
なのに、得るものがとてつもなく、大きく、深く、広い。

「自分の魂」が震えた

「好きな人と、好きなことだけして生きていく!」と決めて、
今の職場を離れることを決め、人生の分岐点にいた私。

才能を持ちながら成功していない人間ほど、この世の中に溢れかえっているものはいない。

バンクシー

昔から、なんだかモヤモヤと、色んな人の才能が封印されている感覚があった。
それは何も歴代の誰かになれだとか、市長になれだとか。
目立つことでなく、一人一人の可能性のような、個性について。

日本の教育ってどこか、飛び出ることを抑制されてきたように思う。
だから、枠からはみ出さないように、隣に合わせるように、
いい子でいなきゃって。
佐賀の田舎生まれの長女である私は、勝手にそんな空気感みたいなものを
食べて、勝手に察して、自分の気持ちよりも場の調和みたいなものを
重視してきたように思う(否定している訳ではないよ、それで得たものもあるから)。

そう感じで、そうしてきたのは他でもはい私なのだけれど、
気付けたことが嬉しいね。

だって、これからはどうしたいか選べるのだから。

そんなんだから、ダレがタケオに書いた手紙が
めちゃくちゃ響いてしまった。

「そうだ、自分の可能性に、誰より自分が気付けていなかったかもしれない!」
そう魂が震えて、涙が出た。

永遠に、君であれ

サルバドール・ダリ

ーーーー手紙の部分は、ぜひ本を買って読んで欲しい。

この本を通して、一人一人の中に、りんごの種が蒔かれて、
それがどう芽を出し、5年後、10年後、100年後
どうなっているかと思うとワクワクする。

あなたの中にも、この希望という自分だけの種に気付いて欲しいな〜、
本を読んだら、ぜひ感想を語り合いましょ🎵
きっと、あなたらしさが見えてくると思うから。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?