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【人気TikToker・伊吹に聞く】 生活をがらりと変えた、TikTokという新しい稼ぎ方

皆さんは、スマホ向け動画共有アプリ・TikTokを使ったことがありますか?

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以前は「音楽に合わせて踊る」というスタイルの投稿が主流だったTikTokですが、現在はジャンルもコメディ・ハウツー・教育などと非常に多様化しました。
SNSを語る上では外せない動画プラットフォームとなっています。

今回は、そんなTikTokで人気のクリエイターである伊吹さんに、TikTokでの活動や今後の展望について、PPP TOKYOの若井とお話を伺いました!

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右・若井映亮(以下若井)
わかい えいすけ・あだ名はヤング・東京都出身。
株式会社TORIHADAの取締役。インフルエンサー関連事業を統括。
主にTikTokのインフルエンサーを束ねるPPP TOKYO株式会社を2月に設立し代表取締役に就任。

左・伊吹(以下伊吹)
いぶき・東京都出身。
PPP TOKYO所属の人気TikToker。
1年前にTikTokを始めて以来、「世界一早口」シリーズやあるある系、相方からのドッキリネタなどのお笑い系コンテンツを投稿し、2月10日現在58万超のフォロワーを持つインフルエンサーとして活動をしている。
TikTokアカウント: https://www.tiktok.com/@ibukidayo8484


現在の活動

ー 現在の伊吹さんの活動について教えてください。

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(伊吹)今はTikTokを中心に、インフルエンサーとして活動をしています
最終的にはAbema TVさんやテレビ番組とかで自分のレギュラー番組を持つことが目標なんですが、今はTikTokをメインにやっています。 

(若井) 伊吹くんはお笑い系のコンテンツが多いと思うんだけど、もともとお笑いに興味があったの?

(伊吹)大好きですね。もともとお笑いがめちゃくちゃ好きで、 最初は芸能界に入りたくて。
まずエキストラから始めたんですけど、やり始めて1ヶ月か2か月ぐらいで 、「これ頑張って、もし売れたとしても何十年もかかるな」って思って、一旦エキストラはやめて、SNSを使って自分の知名度を上げてみようとTikTokを始めました。

(若井)それが何歳の時?

(伊吹)それが21とかですかね。TikTok始めたのが1年前くらいなので。

ー そうなんですね。すごいですね・・!

(若井)ね、1年でここまでの人気が出てるのは本当すごいよね。

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ー 他のSNSではなく、TikTokにした理由ってあるんですか?

(伊吹)その時に一番流行ってたっていう、ただそれだけですね(笑)

(若井)通ってた大学でも流行ってた?

(伊吹)いや、学校ではまだ流行りはYouTube寄りで。TikTokはそこまでではなかったです。
実際、最初はYouTubeみんなが小馬鹿にしていたのと同じで、自分もTikTokを少し小馬鹿にしてたんですけど、どんどん流行ってきたからちょっとやってみようかな、みたいな感じで始めました。


TORIHADA / PPP TOKYOとの出会い

ー ちなみにTORIHADA / PPP TOKYOとの出会いは、どのくらいの時だったんですか?

(伊吹)自分がまだ25万フォロワーくらいの時だった気がします。

(若井)まだあるあるネタとかが伊吹君のメインだった時じゃない?

(伊吹)そうですね。そのくらいの時に、ヤングさん(若井のあだ名)や他の事務所さんとお話しする機会があって。正直、TORIHADA自体まだめちゃくちゃスタートアップだったじゃないですか。
でも、今でも不思議なんですけど、なんか「ここなら大丈夫だな」って思った自分がいて。

(若井)え〜嬉しいなあ。

(伊吹)で、今実際ある程度マネタイズさせてもらえるようになったので、入ってよかったなって本当に思いますね。それはまじで思います。


TikTokがお金になる?

(若井)今TikTokでどのくらい収益化できてるの?

(伊吹)生計を立てられてますね。月数十万円頂けることも増えてきたので!

ー 1年でそうなるのは本当にすごいですね!

(若井) 元々はバイトしてたんだよね。

(伊吹)そうですね。元々はファミレスでバイトしてました。 その早朝バイトを辞められたのは、いちばん強いですね。ほんっっとに。

(若井)バイト辛いよね。。(笑)

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(若井)僕らの思いも少しずつ形になってきて良かったよ。これからも頑張るね!
ちなみに、どういう案件や仕事がきて、どういう風に仕事をやるのかちょっと聞かせてもらえる?

(伊吹)最近も男性用洗顔料の案件を頂きました。案件を頂いた時に自分がいつも気をつけているのは「広告っぽくしすぎない」っていうことで、視聴者さんがちゃんと楽しめるようなコンテンツにしたいって思ってやっています。

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例えば相方からのドッキリとかの、自分のコンテンツに照らし合わせるように案件ができなかったら、あんまり意味がないのかなって思っていて。
クライアントさんもたくさんの視聴者さんに届けたいのに、広告っぽくやりすぎてしまうと逆に見てもらえなくなってしまうと思っています。

(若井)なるほど。まず見てもらうために、自分のオリジナルコンテンツのフォーマットにのせて展開していくんだ。
それで実際に、広告コンテンツにも関わらず、めっちゃ伸びたりしてるよね。

(伊吹)そうですね。この前の案件もそれでめっちゃ伸びました。今まだ1週間経っていないんですけど、1つの動画で150万くらいは再生回数いきましたね。

(若井)それがすごいよね。InstagramとかTwitterとかだと、フォロワー数の20〜30%くらいが再生する感じなのに、TikTokで、特に伊吹くんのコンテンツに関してはめちゃくちゃバズるよね。

(伊吹)今は調子いいかもしれないです。

(若井)ちなみに伊吹くんから見て、マネタイズできている人・できていない人ってどういう違いがあるの?

(伊吹)最近だとリップシンク(※)がなくなっているのと同じで、多分オリジナルコンテンツが必要で。例えば何かをPRするってなった時に、踊って真似するってだけだと難しいし、それだと決まりづらいのかなって思いますね。

※ リップシンク‥音声入りの楽曲に対して、口の動きを合わせること。

(若井)なるほどね。伊吹君はオリジナルのコンテンツフォーマットがあるもんね!
ちなみに、もう最初にやってた”世界一早口ネタ”とかには戻らないの?


(伊吹)なんだろうなあ。自分のだけの考えなんですけど、戻ってしまうとそれだけの人間って思われてしまう気がして。
それより新しいネタ出して、視聴者さんが「どんどん新しいのを出してくれるな」思ってくれる人になりたいなって思っています。


ネタ作りの方法


ー新しいネタ作りのコツとかってあるんですか?

(若井)確かに。気になる。

(伊吹)本当にポン、って出てくる感じですね。

(若井)ぶっちゃけパクリもあったりしないの?(笑)純粋ポン?(笑)

(伊吹)実際まじでパクリじゃないです!!(笑)何か日常にヒントがあって。これ自分だったらこうしたら面白いんじゃないかなとか。世間一般の流行りとか面白いことと何かを掛け合わせて、それがTikTokにあるかないかとか、そういう分析をしてます。
昔のテレビ番組とかからもヒントもらえるところがいっぱいあるので、「ここ面白いな、こうしよう」とか参考にしてます。

(若井)なるほどね。インフルエンサーって結構感覚的にやっているというか、適当にやっているじゃないかって思う人が多いと思うんだけど、有名なYouTuberの方とか、伊吹くんとかに話聞くと、やっぱりめちゃくちゃ考えてるね。

(伊吹)そうですね。考えていますね。

ー ネタを考えてる時に「これバズりそう!」って分かるんですか?

(伊吹)いや、分からないですね。でも自分は、一個一個が全部バズらなくてもいいなっていう風に思っていて。
自分がやりたいことを出していって、視聴者さんが一番見たいって思ってくれている、一番伸びているものをパターンを変えて出していく感じですね。
だから多分全然伸びていないものもあるんですよ。でも、それはそれで別にいいのかなって。

(若井)確かにコメントとか見てると、「また世界一早口シリーズが見たい」っていうコメントのあとに、それあげたりしているよね。

(伊吹)そうなんですよね。

(若井)コメントがいっぱいくるのもすごいよね。毎回コメントしてくれてるなってファンもいるの?

(伊吹)結構いますね。そう言う人はやっぱり覚えます。自分はいいねもしますし、返信もちょくちょくするようにしてます。


フォロワーの増やし方

(若井)そのバズりとフォロワーになってくれる人の数の相関性ってあるのかな?どういう投稿がフォロワーってつきやすいとか。

(伊吹)最近は、1回バズっただけではあんまりファンが増えなくなってきましたね。本当に爆発的だとある程度増えるとは思うんですけど、多少のバズりだとあんまりフォローはしてくれないように思いますね。
バズったコンテンツ(=視聴者さんが見たいもの)に似せたものを出すことで、フォロワーが増えたっていうのはあります。

(若井)なるほど。じゃあ、データを見ながらとことん視聴者のニーズにあったものを出すようにしているんだ

(伊吹)そこは結構気にしていますね。とても大事だと思います。

(若井)じゃあやっぱり他の人のTikTokみる時も、「あーこれこのへん意識してんだろうな」っていう目線で見ちゃう?

(伊吹)そうですそうです。この人伸びそうだなとか。

(若井)自分の想像と今の状況をみると早い?想定通り?

(伊吹)うーん。もうちょっといっていたかったなっていうのはありますね。

(若井)100万人とか?

(伊吹)今年中には100万人はいきたいですね。

(若井)まだTikTokで100万フォロワー以上の人って、30人くらいしかいないもんね。

(伊吹)20〜25人くらいしかいないですね。

(若井)いやぁぜひ行ってほしい!

(伊吹)こちらこそです。行きたいですね。

(若井)サポート頑張るね!


TikTokの変化

ー 振り返ってTikTokerになる前のちょうど1年前と、今とのTikTokの違いって何かありますか?

(伊吹)リップシンクが減ったなっていうのはすごいありますね。
音楽に合わせて踊る人がもういないに近いぐらい、みんなが色んなことをやり始めていますね。

ー ビジネスとしてやり始める人も多いんですかね。

(伊吹)多いと思います。YouTubeに持っていくためにTikTokで先に伸ばす、っていう人もいますし。若者のプラットフォームっていうだけではなく、ちょっとビジネスっぽくなってきた感覚はありますね。

(若井)伊吹くんもYouTubeやっているんだっけ?

(伊吹)やっていないです。今YouTubeにいったとしてもまだ勝てないって分かっているので、今YouTubeはやらないですね。

(若井)そうだよね!何故か「伊吹のYoutube伸びてない!」とか言われるんだけどそもそもやってないよね!(笑)今後は検討してる?

(伊吹)検討はしてますね。ちょっとは考えていますけど、まだやろうってところまでは行っていないです。

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(若井)ちなみに、TikTokの社会への影響力はどう?今60万フォロワーくらいで、周りからの反応も結構変わった?声かけられたりとか。

(伊吹)間違いなく多いですね。嬉しいことに、母親の友達からも連絡来たりとかも結構出てきました。
最初の方は、自分の友達とかから見てるって言われるくらいだったんですけど、最近は母親や父親の知り合いから「息子さんですか?」みたいなのが結構あります!それは嬉しいですね。

(若井)そうなんだ!年齢層もあがってきてるっていうけど、そんな顕著なんだね。じゃそろそろ伊吹君の親の登場も近いと(笑)

(伊吹)(笑)親は登場したいのかわかんないんですけど(笑)


つづく・・・




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